海外渡航の際、短い旅行なら両替して現金を持っていくことも可能ですが、長期滞在の場合は、なかなかそうはいきませんよね。韓国での長期滞在(仕事やワーホリなど)を考えているなら、銀行口座の開設は必須になってきます。
そこで今回は、韓国に中長期滞在することになったらぜひ参考にしてほしい、韓国の銀行事情についてご紹介します。
韓国の銀行の種類
韓国の銀行を中央銀行、一般銀行、特殊銀行の3種類に分けられます。私たちが留学や就職などで韓国に滞在する際、利用するのは、「一般銀行」と一部「特殊銀行」になります。
韓国の二大銀行
韓国で大手銀行といえば、まずは、資産規模、職員数など全ての面において常にトップ争いをしている二大一般銀行、国民銀行(국민은행)と新韓銀行(신한은행)があります。どちらも毎年、消費者銀行評価ランキングでも上位にランクインしている銀行です。
シティバンクも
「世界的な銀行」として日本でも認知度が高いシティバンクは韓国にもあり、私も韓国生活をはじめたばかりの頃、利用していました。日本から送金をしてもらう機会が多い留学生が利用するのに便利な機能やサービスが多く、使い勝手が良いです。
ただ韓国シティバンクは、他の銀行に比べて圧倒的に支店数が少ないので、(新韓銀行899店舗、韓国シティバンク133店舗 2015年末現在)、こちらで就業され韓国国内をメインに経済活動をされる方には、ちょっと不便かもしれません。
韓国で口座を作るなら?新韓銀行とは
私が個人的に便利だなと感じ、メインバンクとして使っているのが、新韓銀行(신한은행)です。
- 手数料が無料になる
- チェックカードを使用した支払い金額に応じて、毎月キャッシュバックがある
- ATMが多い
と非常に使いやすいと感じており、かれこれ5年以上こちらの銀行を利用しています。
調べてみたところ、新韓銀行は、毎年行われる消費者銀行評価総合ランキングで2014年から3年連続1位を獲得しています。
また資産規模および「安全性」「健全性」など4部門11項目で評価される市中銀行の「革新性評価」でも韓国で1、2位を争う銀行なのだそうです。なんだか納得でした。
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銀行口座の開設ガイド
銀行口座を開設したい場合は、パスポートと韓国国内(出入国管理所)で発行された外国人登録証が必要になります。直接銀行を訪問し、窓口で申請すれば、通常20分ほどで口座を開設してくれます。
口座開設に必要な書類
- パスポート
- 外国人登録証
チェックカードを使いこなそう
韓国では口座開設の際、入出金専用カードではなく「チェックカード」と呼ばれるカードを発行してくれます。
チェックカードって何?
「チェックカード」とは、日本で言う「デビットカード」とほぼ同じ機能を持っており、口座の残高分だけ利用できるカードです。
韓国では最近、現金をあまり持ち歩かず、カード払いをする人が多いため、ほとんどのお店で使えます。
チェックカードは種類が豊富で、カードごとに機能や特典が異なるので、事前に確認してから銀行に行くことをお勧めします。
外国人の場合、韓国でキャッシュ機能のついているカードはなかなか発行してもらえませんが、海外や海外のサイトで使えるグローバルサービス対応のチェックカードはすぐに作ってもらえるので、1枚あると非常に便利です。
ネットバンクも開設しておくと便利
先にご紹介した「チェックカード」同様、韓国で非常に多く使われているのが、「ネットバンク」です。
銀行口座開設手続きの際、ネットバンクも一緒に登録しておくと、PCやスマホ(iPhoneやアンドロイド端末)を使って、振込みなどができて、非常に便利です。
ネットバンクを利用するには、銀行で「公認認証書」を発行してもらう必要があります。
公認認証書って何?
「公認認証書」とは、インターネット上で使える電子印鑑・電子身分証明書のようなものです。
「公認認証書」は、ネット上でのカード決済や銀行取引、また公的機関のサイトで証明書などを発行する際も使うことができ、慣れるまではちょっと複雑に感じるかもしれませんが、一度使い始めると、さまざまなところで活用でき、韓国での生活がぐっと便利で楽になります。
まとめ
こちらは銀行関連サービスのほとんどが電子化されており、現金を主に使っていた日本の生活から韓国の電子化・カード社会に慣れるまで、最初はちょっと不安でしたが、使いこなすか否かで生活の質が変わってきます。
取っ掛りが複雑に感じるかもしれませんが、その山を越えれば大変便利な生活が待っていますよ!
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