ハプスブルグ家の帝国として栄えたオーストリア。ウィーンでは音楽をはじめとした文化が栄え、チロル・アルプスでは雄大な大自然を楽しむことができます。
そんなオーストリアで長期間暮らすために、まずやらなくてはいけないことをご紹介します。
オーストリアで住む家を探す方法
家探しのポイント
ヨーロッパで家を探す場合、知っておきたいのが建物の建てられた時期です。
Altbauは第二次世界大戦前に建てられた建物で、Neubauは第二次世界大戦後に建てられた建物をさします。
Altbau
Altbauは天井が高く、ファサードや美しい彫刻が施されていたりします。美しい外観を保ったまま内部を近代的にリフォームしているAltbauは人気があり、家賃も高く設定されています。
Neubau
Neubauは日本にもあるような一般的なマンションのような建物です。「外国に住んでいる!」という感じは控えめかもしれませんが、機能的で家賃も抑えられており、快適です。
部屋の探し方
部屋を探す場合はインターネットの不動産情報サイトやウィーン在住の日本人が利用している掲示板などが便利です。知人による紹介では敷金が不要の場合が多いので、初期費用を抑えることができます。
一人暮らし、ルームシェア、現地の人の家を間借りするなどの方法がありますので、生活スタイルや予算に合わせて選びましょう。
住民登録(滞在許可証)をする方法
6ヶ月を超えてオーストリアに住む場合、滞在許可証(Aufenthaltstitel)を取得しなければいけません。ウィーンではウィーン20区、Dresdnerstraße 93にある、MA35というところで申請します。
申請書類・料金
申請のために必要な書類は多いので、詳細は下記のリンクで確認してください。申請料金は120ユーロです。
銀行口座を開設する方法
オーストリアにはBank Austria、 Erste Bank 、Raiffeisenbank 、BAWAG P.S.K 、Volksbank、Sparkasseなど様々な銀行がありますが、自宅や学校、職場の近くにある銀行を選ぶと便利でしょう。
それぞれ口座維持費の有無、利息、支店数などが異なりますので、それぞれの公式サイトで確認してみましょう。
必要書類
口座を開きたい銀行が決まったら、窓口へ行って「口座を開設したいです」と伝えてください。銀行口座開設に必要なものは、
- パスポート
- 住民票
です。学生の場合は学生証も必要です。
携帯電話を契約する方法
通信会社・キャリア
オーストリアで携帯を使う時に選ぶ通信会社は、A1、Drei、T-Mobile、Teleringなどがあります。どこにでもあるので、すぐに見つけることができるでしょう。
また、SIMカードのみ購入することも可能です。SIMのみ購入する場合には、スーパーマーケットで買うか、もしくはインターネットでも買うことができます。
オーストリアの税金
付加価値税
オーストリアの付加価値税は20%となっており、日本よりも高くなっています。
ただし、全てが20%というわけではなく、例えば食品や交通機関など生活に必要なものは10%、映画や芸術に関するものは13%というようになっています。
免税
また、18歳以上で、EU加盟国内に居住していない人は免税で買い物をすることができます。
まとめ
オーストリアで生活を始めるためには、たくさんの書類を揃えなければならない滞在許可証など、手続きが煩雑なものもあります。
でも、これを乗り越えれば安心してオーストリアでの生活を始めることができます!わからないことがあれば周りの人に聞きながら、一つずつクリアしてくださいね。
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