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日本からオーストリアへのアクセスは?行き方と格安航空券情報も

飛行機

 

芸術の都・ウィーンをはじめ、ザルツブルクやハルシュタット、アルプスの山々に囲まれたチロル地方など、数多くの魅力あふれる都市を有するオーストリア。

この記事ではそんなオーストリアへのアクセス方法や飛行時間、時差などの基本情報をまとめました。さらに格安航空券の探し方や安いチケットが購入できるタイミング、ヨーロッパのLCC(格安航空会社)情報まで紹介します。

ヨーロッパへの旅行は移動費が高くついてしまいがち。コツをつかんで飛行機代をできるだけ安く抑え、オーストリア旅行を存分に楽しみましょう!※1ユーロ=約124円(2019年3月)

目次

オーストリアへの行き方

オーストリア

直行便の場合

日本からオーストリア行きの直行便が出ているのはANAもしくはオーストリア航空で、成田・ウィーン間、羽田・ウィーン間のみとなっています(※2019年2月現在)。

直行便は面倒な乗り継ぎがなく所要時間も短めで済みますが、その分値段が高いのが難点です。

乗り継ぐ場合

航空券代を抑えたいのであれば、飛行機を乗り継いで行くのがおすすめです。この場合はさまざまな選択肢があります。

ソウルや北京など比較的近場のアジアで乗り継ぐ場合や、アムステルダムやミュンヘンなどヨーロッパで乗り継ぐ場合、ドバイなどの中東を経由する場合など、航空券検索サイトで調べれば無数に出てくるはずです。

手間はかかりますが、LCCでソウルや北京まで飛び、そこからオーストリア行きの便に乗り継いだ方が安い場合もあります。

また、まずはヨーロッパの他の都市に飛び、そこからLCCでオーストリアに行くという手も。非常にお得なこともあるので、こちらの方法は後ほど詳しく解説していきます!

オーストリアとの時差と飛行時間

飛行機

オーストリアと日本の時差は8時間。日本の方がオーストリアより進んでいます。サマータイム期間(3月最後の日曜日~10月最後の日曜日)の時差は7時間となります。

飛行時間は、直行便の場合約12時間です。乗り継ぎを含めても14~16時間程度のことが多いでしょう。

オーストリアへの格安航空券情報

チケット

値段の相場

オーストリア行きの航空券の相場は、直行便で往復14~16万円程度、乗り継ぎ便で往復12~13万円程度です。

ただし時期によってバラつきがあり、ゴールデンウィークは直行便が27~28万円程度、乗り継ぎ便でも12~13万円程度となるでしょう。また夏休み中の7~8月も高く、直行便で18~19万円、乗り継ぎ便で15~16万円あたりが相場となります。

比較的安い時期は11~3月で、直行便・乗り継ぎ便ともに11~13万円程度で収まりそうです。

格安航空券が出やすい時期

航空券は、出発予定日の6カ月ほど前から予約しておくのがベスト。直前の予約が高くなりやすいのはもちろんですが、出発まで3カ月を切った時点で、航空券の価格はどんどん上がっていきます。

ちなみにヨーロッパ行きの航空券は、出発日の約18~23週間前に予約するともっとも安い、という統計が出ています。安く済ませたいのであれば半年以上前から予定を決め、早めに予約しておくといいでしょう。

おすすめエアライン

オーストリア行きの飛行機の中で、比較的価格が安い傾向にあるのは中東を経由する便。エミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空などです。

上記の相場よりも1~3万円ほど安いことがあり、ヨーロッパへ行く際に利用する人も多いようです。

ドバイやアブダビの空港は非常に設備が充実していて豪華なので、トランジットの楽しみもできるでしょう。

オーストリアへのLCC利用

飛行機

LCCを使ってオーストリアに行く方法

おすすめしたいのは、日本からヨーロッパの他の都市に飛び、そこからLCC(格安航空会社)に乗ってウィーンに行くという方法です。できるだけ安いヨーロッパ行きの便を見つけ、ヨーロッパ内はLCCで移動してしまいましょう!

東京からウィーン行きの直行便は、ほぼ1日1便のペースで運航しています。しかしフランクフルト行きの直行便は1日約3便、ロンドン行きの直行便は1日約4便出ています。ウィーン行きより本数が多い分、比較的安めの航空券も見つけやすいでしょう。

ヨーロッパ内では「ライアンエアー(Ryanair)」などのLCCを使うと、片道20ユーロ(約2,480円)程度で移動できてしまうことも!そのためLCCを乗り継いだ方が安く済む可能性は高いと言えます。

LCC利用の注意点(ライアンエアー)

ライアンエアーは格安のフライトを実現している代わりに、さまざまな制限があります。以下の場合はプラスの料金が掛かってしまうので気を付けましょう。

座席指定をする場合

ライアンエアーで座席指定をする場合は有料となります。最も安いスタンダード・シートは4ユーロ(約500円)から選ぶことができます。

座席指定をしない場合は、フライトの2日前から2時間前までに自動で席が決まる仕組みになっています。

荷物を預ける場合

ライアンエアーでは、荷物を預ける場合も有料です。

10kgの荷物では、予約時に申し込めば8ユーロ(約1,000円)、予約後だと10ユーロ(約1,240円)掛かります。

20kgの荷物では、予約時に申し込めば25ユーロ(約3,100円)、予約後だと40ユーロ(約5,000円)となります。

2個以上の手荷物がある場合

手荷物は1個までなら無料で、持ち込みできるサイズは40センチ×20センチ×25センチ以内です。

もし荷物を2つ持ち込みたい場合は、事前に6ユーロ(約750円)で「Priority & 2 Cabin Bags」のオプションを付けておきましょう。上記のサイズの荷物に加え、55センチ×40センチ×20センチ以内の荷物を持ち込めます。

オンラインチェックインをしなかった場合

搭乗前にはオンラインでのチェックインが必須です。忘れた場合は有料となり、空港で55ユーロ(約6,800円)の追加料金が掛かります。

主な注意点

注意点はいろいろとありますが、事前にしっかりオプションを付ける、荷物をコンパクトにまとめるなどの工夫をすれば、格安の価格で旅行できるでしょう。私も何度かライアンエアーに乗りましたが、気を付けておけば何も問題ありませんでしたよ!

オーストリアの空港情報

空港

ウィーン空港

オーストリアに行くなら、最もよく使うであろう空港がこちら。

ウィーン空港はオーストリア最大の空港で、ウィーンの中心部から18kmほどのところに位置しています。ハブ空港としても活躍していて、成田空港・羽田空港発の便もこちらの空港に到着します。

ウィーン中央駅やミッテ地区などの主要エリアからもSバーン(電車)が出ているため、アクセスも便利です。

インスブルック空港

チロル州・インスブルックにある空港で、周りを雄大なアルプスの山々に囲まれています。

それほど大きくはありませんがオーストリアの準ハブ空港で、オーストリア航空やブリティッシュ・エアウェイズをはじめ、イージージェットなども就航しています。

ドイツへのアクセスにも使いやすく、ハンブルクやフランクフルト、ベルリン行きの便が出ています。

ザルツブルク空港

「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト空港」とも呼ばれる空港。かなり小さいですが、ザルツブルク市内からのアクセスは非常に良好

ウィーン、ベルリン、フランクフルト、ロンドン、オスロ、ストックホルム、アムステルダムなどへの直行便が出ています。

グラーツ空港

南オーストリアのグラーツにあり、ドイツやスイスへのフライト本数が多く便利な空港です。ウィーンやベルリン、シュトゥットガルト、デュッセルドルフ、ミュンヘン、チューリッヒへの直行便が出ています。

空港のすぐ隣には「オーストリア空港博物館」があり、ジェット機やヘリコプターなどを展示しています。乗り継ぎの待ち時間がある方は、そちらで時間を潰してみるのもいいですね。

オーストリアに行くならここ!おすすめ都市

ウィーン

ウィーン

オーストリアに行くなら絶対に外せないのが、首都であるウィーン。シェーンブルン宮殿をはじめ、ベルヴェデーレ宮殿やシュテファン大聖堂、聖ペーター教会など、美しい建築や美術品の数々を楽しめます

見どころが非常に多いため、終始飽きずに観光できる街と言えるでしょう。私はウィーンに滞在したことがありますが、それでもまだ時間が足りないほどでした。

ザルツブルク

ザルツブルクは「音楽の街」。かの有名な音楽家・モーツァルトの生まれた場所です。また映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台でもあり、劇中に登場したスポットを巡るツアーも開催されています。

世界遺産に登録された旧市街も非常に美しく、ホーエン・ザルツブルク城を中心に、大聖堂や修道院、レジデンツなど、荘厳な建築物が連なる様は圧巻です。

ハルシュタット

ハルシュタット

オーストリア中部にあるハルシュタットは、湖畔に位置する観光都市です。

ハルシュタット湖や滝などの自然はもちろん、広場の街並みや木組みの家々も美しく、どこを切り取っても絶景になるほど。まるでおとぎの国に迷い込んだかのように錯覚してしまいます。豊かな自然に触れたい方にはとてもおすすめですよ。

まとめ

オーストリアへ旅行しようとなると、その航空券の高さやフライトの少なさが気になってしまいがちです。しかし半年前の予約を心掛けたり、ヨーロッパ内でLCCを利用したりすると、飛行機代は案外抑えられるもの。

みなさんも紹介してきたワザを使って格安航空券を見つけ、オーストリアへ足を運んでみてはいかがでしょうか。ウィーナー・シュニッツェルやザッハトルテなど、オーストリア名物を食べるのもお忘れなく!

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この記事を書いた人

北海道出身。大学時代にドイツ語に惚れ込み、ドイツ南西部のトリーアに留学する。帰国後、食品系メーカーで広告ディレクション・役員秘書を経験。現在はフリーライターとして活動し、留学・海外旅行・ペットなどの記事を中心に執筆している。
趣味は海外旅行、ラーメン屋巡り、犬と遊ぶこと。

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