誰にも秘密で旅行に行き、誰にも話さないのであれば必要ありませんが、そうでないならばほとんどの人が何らかのお土産を買うでしょう。
日本国内の場合、どんなお土産でも値段や量、味の感覚などが日本人のそれにあっているので問題ありません。しかし、海外ではお土産選びに困ることが多いのではないでしょうか?ベトナムにおいても、お土産選びは頭の痛い問題の一つです。
以下では、ベトナムにやってくる日本人御用達のお土産を紹介したいと思います。プライベートの知人へのお土産、あるいは職場へのお土産を選ぶ際の参考にしていただければと思います。
ベトナム土産
ベトナムに限りませんが、海外でのお土産選びは、日本国内の旅行先に比べて非常に難しいです。
せっかく買っていったお土産が食べ物の場合、味が日本人の味覚とマッチしていないうえ、量が多くて余ってしまうということを経験をされた方も多いかと思います。
出張で何度も同じ国に行く場合、形式的にお土産を買って帰るとこのようなことが続き、結果的に喜ばれるどころか迷惑がられることになりがちです。
このような事態を防ぐためにも、職場に持って行くような菓子類は、慎重に選ぶ必要があります。
スーパーマーケットで買える日用品
バラマキ系のお土産として最も最初に思いつくのが、ローカルのスーパーです。スーパーで購入できるもののうち、お土産としてよく選ばれているのが、Trung Nguyên(チュン グエン)社のコーヒー「G7」 。
簡単に言うとベトナムコーヒーをインスタントコーヒーにしたものですが、砂糖とミルクが多めで日本人でも飲みやすく、女性に人気があります。この「G7」には、いくつかの種類がありますが、ビジネスマン風の男女が出ているものが定番と言えます。
スーパーで購入できるものでお土産に適した物としては、日本のものとあまり大きく変わらないという理由から、「緑茶(Trà)」も安心して持っていける土産のうちの一つと言えます。ちなみに、お茶のベトナム語「Trà」は、「チャー」と読みます。
旧市街の雑貨
女性の友達や、奥様へのお土産を購入するのであれば、旧市街が良いでしょう。竹やプラスチックの帯を組んで作られたベトナム雑貨などが店内に所狭しと置かれています。仕上がりや値段を聞きながら、渡す相手に応じて購入する品物を吟味しましょう。
ベトナムにおける買い物の楽しみの一つである価格交渉にもチャレンジすると良いでしょう。ただし、当然販売している物の原価はありますので、やりすぎると店の人がやる気をなくして、場の雰囲気が極端に悪くなるのでそこそこのところで止めましょう。
最初は、提示価格の半値くらいからスタートをして、少しずつ上げていけば、丁度良いところで折り合いがつくでしょう。
旧市街には、シルクの専門店が何軒かあります。シルクでできたネクタイやハンカチなど様々な種類のものが売られていますので、旦那さんや、男性の同僚・先輩などに買っていってあげるのも一つです。
イパニマ(Ipa-Nima)バッグ
「イパニマ(Ipa-nima)バッグ」と呼ばれるベトナムブランドのバッグが、日本の若い女性の間で人気があるそうですね。インターネットの通販で買おうと思うと20,000〜30,000円ほどするようです。
ベトナムですと、多少安く買い求められます。それでも、日本円にして10,000〜20,000円ほどしますが……。
出張でベトナムに来られているというビジネスパーソンの方には、大切な方へのプレゼントとしてご検討されるのをお勧めします。日頃の感謝を込めて送る奥様へのプレゼントとして購入されるというのもいかがでしょうか。
基本情報
- 名称:Ipa-Nima
- 公式サイト:http://ipa-nima.com/
安南パーラーの品々
旧市街にある日本人経営のカフェに安南パーラーというお店があります。店内でカフェをいただける他にも、ローカルの店では売っていないような日本人向けのお土産が販売されています。
安南パーラーのラスク
安南パーラーで一番のおすすめ土産は、ラスクです。このラスクは、9種類の味が用意されています(2017年8月現在)。
基本セットは、バターシュガー、ドライマンゴー、ベトナムコーヒー、パクチー、シナモンの5種類です。また、プレミアムラスクのセットには、蓮の実、フレッシュマンゴー、ピーナッツバター、ココナッツの4種類が追加されます。
基本セットは、1箱10枚入りで、165,000 VND(約800円)。18枚入りのセットは、350,000 VND(約1,800円)です。
なぜラスクなのか
なぜ、ラスクかというと、ベトナムは、フランス領であった影響を受けて、フランスパンを食べる習慣があります。一般にバインミーと言われています。(ちなみに、「バインミー」というのはパンのことで、必ずしもサンドイッチ状に何か挟まれているものでなくてもよい)
そのフランスパンを使った菓子ということで、ラスクが考案されたようです。食べ口は、サクサクとしていて、トッピングが絶妙なアクセントになっています。
ベトナムコーヒー味は、コーヒー豆がトッピングされています。「コーヒー味」というほど強くはありませんが、コーヒー豆から漂う香りを楽しむことができます。
パクチー味は、日本人の中で苦手な人も多いパクチーがトッピングされています。といっても、ほんの少し香りが楽しめる程度に配されていて、苦手な人でも食べやすい仕上がりになっています。
一人一人に配りやすい
ラスクは、一枚一枚が個包装されているため、職場で一人一人に配るのにもちょうど良いです。スーパーで購入できるインスタントコーヒー「G7」とセットでお土産にするのも良いのではないかと思います。
ベトナムローカルの菓子に比べると割高な感じもありますが、東南アジアの菓子は、日本人には敬遠されることも多いと思われます。ウケ狙いや特別な目的がなく、日本人にも食べやすいお土産を買って行きたいということであれば、このラスクはおすすめです。
店頭で試食ができるので、一度試してみてはいかがでしょうか?
安南パーラーで販売されているその他のお土産「お酒」
安南パーラーでは、ラスク以外にも日本人向けのお土産が色々と取り揃えられています。
コーヒーの焼酎というのもあります。この焼酎は、名前そのままにコーヒーの香りのする焼酎です。普通の焼酎のように水割りで飲んでいても、洋酒を飲んでいるような風味があり、不思議な気分になれます。
基本情報
- 名称:安南パーラー
- 住所: 24 Hang Vai St., Hoan Kiem Dist.
- 営業時間:9:00〜19:00
- 電話番号:+84 24 3266 8096
- Facebook:https://www.facebook.com/
お土産を買う時間がなかったら?
もし、帰りの空港に着くまでの間に時間がなく、お土産を購入できなかった場合は、空港で購入しましょう。手荷物検査場の手前にお土産コーナーがあります。
そこで、Trung Nguyên社のコーヒー「G7」や民芸品なども販売されていますので、安心してください。
また、市内の店では見かけないチョコレートも販売されています。味は普通ですが、形がベトナムの農作業の時に身につける傘(ノンラー(nón lá))の形をしています。
筆者は市内で見かけたことがないので、もしかすると空港の売店にしか卸していないのかもしれません。これを買うことを目的に、予め空港でお土産を買うという計画を立てていくのも良いかもしれません。
まとめ
ベトナムのお土産には、日本人にも喜んでもらえるようなものがいくつかあります。奇をてらったお土産を目指すのでなければ、ぜひ今回ご紹介したようなお土産を手にとってみたり、試食したりしてみていただければと思います。
もちろん、ローカルのお菓子も美味しいのですが、例えば、仕事の出張時のお土産としては、職場の人が概ね喜んでくれるようなお土産がよいでしょう。
何度も出張で来られる方や、在住者であれば、ご自分で試食を繰り返された上で、自分だけのお土産セレクションを作るということも素敵かもしれませんね。
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