品揃え豊富な中国広州のイオン!潜入調査!

AEON 中国生活・移住

近い様で遠い国、中国。日本人にそう感じさせる要素の一つに、食文化の違いがあるかもしれません。日本の伝統的な食べ物は繊細な味付けであるのに対して、中華料理の多くは、しっかり目の味付けのものが多いからです。

旅行などで1週間程であれば、毎日中華料理を食べても飽きないと思います。むしろせっかくの機会なので、本場の味を充分に堪能した方が良いでしょう。

しかし、出張で中国に来られるサラリーマンの方や一緒に来られるご家族の場合、毎日中華料理というわけにはいきません。さすがに飽きてしまいますよね。

かと言って、日本の物価と同じかそれ以上高い、高級日本料理店に通い詰めるにも、財布がそれを許さないと思います。

そうであれば、家で日本と同じ様な料理を作りたいと思われるでしょう。しかし、果たして必要な食材や調味料は手に入るのでしょうか?仕事帰りに気軽にスーパーに寄って、割引された刺身と缶ビールを買ってお家で一杯ということは出来るのでしょうか?

早速広東省広州市のスーパー事情をご紹介していきましょう!

イオンの紹介

広州市には沢山のスーパーがあります。安さを売りにしているスーパー、少し高級志向のスーパー、品揃え豊富なスーパーなどです。スーパーによっては「輸入品コーナー」を設けていて、そこに日本の調味料やお蕎麦等があったりします。

しかし、よく商品を見ると、怪しげな日本語が書いてあったり、コピー商品だったりするので注意が必要です。

前書きで、まだ広州市に来られたことのない方の不安を少し煽ってしまいましたが、ご安心下さい、広州市には納豆やわさび、日本のビールなどを買うことができる場所がいくつもあります。その中の1つが、日系スーパーのイオンです。

中国語では「永旺(よんわん)」と言います。広州市にはいくつもイオンがあり、地元のスーパーでは売っていないような日本の商品が売っています。

AEONの売り場の雰囲気

AEONの売り場

売り場は、まさに日本のイオンと同じです!中国にいることを忘れてしまいそうなくらいです。どんな要素がそう思わせるのでしょうか?

清潔さ

清潔さは、食品を扱う場所であるスーパーにとって、欠かすことができない大切な要素です。

広州市は近代的な都市ですが、残念ながらお世辞にも清潔とは言えないスーパーが沢山あるのが現実です。特にお肉やお魚コーナーの衛生基準が、恐らく日本人には受け入れ難いレベルのものがゴロゴロあります。

しかしイオンの売り場は清潔で、商品もきちんと陳列されています。お肉コーナーから嫌な匂いがしてくることもありません。

制服と接客

中国のスーパーでは制服はおろか、エプロンさえ身につけていない、お客さんと同じ様な格好をした店員が普通にいます。でもイオンでは、店員が日本と同じように統一された制服を着ています

レジでの接客も、中国ではありえないぐらい丁寧です。お客さん一人一人にきちんとお辞儀をして「いらっしゃいませ」と言い、お会計をした後も再び「ありがとうございました」とお辞儀をします。

そんなの普通の接客ではないか、と思われるかもしれません。しかし、広州市の地元のスーパーのレジでは、お客さんに向かってお辞儀などまずしません。お客さんの目も見ません。黙って商品を流し始め、値段を言っておしまいです。

それに慣れてしまうと別に何とも思わなくなるのですが、たまにイオンに来ると「丁寧だな〜」と感心してしまいます。

売り場に出ていた店員がバックに下がる際には、日本と同じ様に売場に向かって一礼してから下がります。しっかり教育されている様ですね。

やっぱり中国

いくら日本にいる様だと言っても、やはりここは中国です。そう感じさせる1つの要素は、店員同士のおしゃべりです。

万引き防止のためか、イオンの売り場には店員がうじゃうじゃいます。品出しなどをしている店員もいるのですが、おしゃべりに夢中の店員がよく目につきます。近くを通ると「いらっしゃいませ」と言う店員もいますが、そのままおしゃべりを続ける人もいます。

かと思うと、やたらと商品の説明や紹介をしてくる店員もいて、少しうるさく感じたりする場合もあります。

AEONの売り場

勤務中にスマホを見ている店員を発見!日本だったらかなり問題になりそうですが、中国ではよくある光景です。

AEONの商品紹介

具体的にどの様な商品を売っているのか、写真付きで紹介していきたいと思います。

お酒

お酒

いくら日本酒が好きでも、中国出張に一升瓶を抱えて行くわけにはいきません。しかし、外でしょっちゅう飲むと高くつきます。

でも安心してください、イオンで買うことができます!種類もそれなりに充実していますよ。価格も100元(日本円で約1,694円*)を切るものもあり、日本からの輸入物にしては、手軽に購入できます。日本酒好きの方必見です。

他にもアサヒやキリンの缶ビール、梅酒、日本のメーカーの焼酎などもありました。ウイスキーもサントリー「角」をはじめ、「ジムビーム」や「ジャックダニエル」「ジョニーウォーカー黒」などもあります。

氷や炭酸水も売っていますので、自宅で唐揚げをツマミにハイボールを楽しむことなんかもできます。

レトルト食品

レトルト食品

意外と広州の地元のスーパーに無いのが、レトルト食品です。それとカレールウも見かけません。たまに怪しげなカレールウを見かけますが、日本人が食べ慣れた味ではなく、あまりお勧めできません。

しかし、イオンには日本のメーカーのカレールウがあります。自宅で作ったカレーを食べる度に、カレーも日本の食文化の大切な1つだと気付かされます。特に2日目の、あのジャガイモなどの具にしっかり味が染み込んだカレーを食べると、しみじみとそう感じます。

新鮮卵

写真はありませんが、生で食べることができる卵が売っています。これはかなり貴重です。中国では卵を生で食べる習慣が無いので、普通スーパーや市場では生で食べられる卵は売っていません。

「新鮮卵」という表記があっても、地元のスーパーや市場で売っている卵を、生や半熟で食べる勇気はありません。

でも、イオンのこの卵は生でも大丈夫です。冷たいお蕎麦やうどんと一緒に食べたり、半熟オムライスや牛丼の上に乗せる温泉卵にしても良いと思います。

納豆

納豆ひきわりと小粒どちらもあります。

お寿司

お寿司

お寿司もあります。夜8時を回ると値引し始めます。

AEON店舗情報

広州市には、イオンがたくさんあります。その中でも、大きめで品揃えの良い3店舗をご紹介したいと思います。

東方宝泰店(ドンファンバォタイ店)

地下鉄3号線と1号線の「広州東駅」に隣接していて、とてもアクセスの良い場所にあります。イオンの中でも売り場はかなり広い方で、品揃えも豊富です。

  • 住所:广州市天河区林和中路63号东方宝泰购物中心B1~B2
  • 営業時間:10:00―22:00

天河城店(ティエンフーチェン店)

広州市の中心部「体育西路駅」の地下鉄のすぐ近くにあります。上記の「東方宝泰店」と並んで、日本人出没率がかなり高い店舗です。大体服装と、女性の場合お化粧で「この人日本人だな」と判ります。日本人同士でお友達を作りたい方、是非足を運んでみて下さい。

  • 住所:广州市天河路208号天河城负一层
  • 営業時間:10:00―22:00(月・水・木・日)、9:00―22:00(火)、10:00―10:30(金)、9:50―10:30(土)

中環広場店(ジョンファングァンチャン店)

日本の総領事館がある、地下鉄「淘金」駅から徒歩15分、牛丼チェーン店「吉野家」や居酒屋「和民」も入っている「中环广场」の地下にイオンがあります。結構繁盛しており、「火曜市」の時はレジが長蛇の列になることもあります。

その他の店舗

広州市には、この3つの店舗以外にも規模が比較的小さいものも含めて、13店舗程あるようです。中国のサイト「百度」で「广东永旺」と検索すると公式サイトを確認できますので、実際に店舗に行く前にチェックしてみて下さい。

まとめ

1週間も口にしなければ絶対に恋しくなってしまう日本食。中国広州市には、確かに沢山の日本料理店があります。

しかし、値段が安いお店は「中国式日本料理」である場合が多く、なぜかお寿司が少し甘かったり、変なネタがあったりと、残念な結果になってしまうことがあります。

料理長が日本人だったり、日本で修行した中国人だったりするお店もあり、その様なお店で食べる料理の味は日本で食べる味と変わりません。

しかし、かなり割高な場合がほとんどです。寿司一人前が200元近くするお店も普通にあります。日本円で約3,000円*です。広州市でお昼ご飯が20元で食べられることを考えると、その10倍にもなりますから、しょっちゅう行くわけにはいきません。

イオンには日本食に欠かせない様々な調味料や食品があります。自分が納得出来る食材を購入し、料理することができます。美味しくて、経済的です。

皆さんも中国広州市に長期滞在される際には、上の店舗情報を元に家の近くのイオンを探してみて下さい。本場の中華料理も楽しみつつ、慣れ親しんだ日本の味も取り入れながら広州生活を楽しみましょう。

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