インドネシア・バリ島に住むようになれば、インドネシアの銀行口座を持っているとなにかと便利です。
しかし、初めて銀行口座を開くときには、銀行口座の開設方法やどの銀行に口座を開いたらいいの分からないことが多いですよね。
そこで今回は、バリ島での両替や、銀行口座を開く方法についてご紹介します。
バリ島にはどんな銀行があるの?
バリ島には、国営と民間を含めて、数多くの銀行が存在します。
その中でも、大手銀行として知られているのが、
- インドネシア国営のバンクネガラ銀行(BNI)
- バンクラヤット銀行(BRI)
- マンディリ銀行(Mandiri)
- 民間のセントラルアジア銀行(BCA)
上記の4行でしょう。
これらの4行であれば、街中はもちろん、ガソリンスタンドやモール、スーパーマーケットなど、多くの場所にATM機が設置してあります。
それぞれ金利が異なっているなどの違いはありますが、国営銀行の場合、金利はほぼ横並びといっても過言ではありません。
むしろ、民間のほうが高金利ですが、あまりにも高金利の場合には、顧客集めをした後で倒産する恐れがあるため、なるべくなら国営銀行のような安定した金利を提供する銀行に口座を開いたほうがよいかもしれません。
両替は銀行でいいの?
両替についてですが、銀行のレートはあまりよくないため、銀行で両替することはあまりおすすめできません。
できれば、両替を専門に扱っている、セントラル・クタなどの信頼できる両替所で行いましょう。
はじめての銀行口座はバンクネガラ銀行(BNI)がおすすめ!
ローカルのインドネシア人に人気があるのはバンクラヤット銀行(BRI)ですが、外国人が口座を開設するなら海外支店の多い、バンクネガラ銀行(BNI)がおすすめです。
日本だけでなく、シンガポールやニューヨーク、そしてロンドンにも支店があるバンクネガラ銀行(BNI)は、インドネシアの辺境の島々にも支店があります。
よく旅行に出掛ける方などの場合には、バンクネガラ銀行(BNI)にひとつ口座を持っていると大変便利です。
外国人がバンクネガラ銀行(BNI)に口座を開くならどの口座がおすすめ?
口座の種類がたくさんあるBNIですが、会社経営などをしていない個人であれば、BNI TaplusかBNI Giroの普通預金口座を開設することになるでしょう。
それぞれの口座には特徴があり、インドネシアの銀行では、毎月口座維持費がかかります。
BNI Taplus普通預金口座
- 1万1,000ルピアの口座維持費(日本円にして約95円:2016年3月現在)
- その他特徴:口座残高が15万ルピア(約1,300円)以下になると、5,000(約43円)ルピアの罰金
BNI Giro普通預金口座
- 2万5,000ルピアの口座維持費(約217円)
- その他の特徴:日本円での預金にも対応しているが、口座開設の際の最低預金額は日本円で20万円
どちらもネットバンキング対応サービスで、キャッシュカード作成時には、便利なマスターカードのデビットカード機能が付いているものを受け取ることができます。
BNI Taplusは、口座残高が15万ルピア(約1.300円)以下になると、5,000(約43円)ルピアの罰金が課されることになりますので、気をつけたいですね。
BNI Taplus とBNI Giro、どっちの口座にしようと迷われるかもしれませんが、一番の大きな違いは、ルピア預金のみ対応か外国通貨でも預けることができるかという点でしょう。
BNI Giroなら、日本円での預金にも対応していますが、口座開設の際の最低預金額は日本円で20万円からとなっています。
インドネシアでそんなにお金を預けないのであれば、BNI Taplusで十分対応できます。
銀行口座開設に必要な書類は?
BNIに限らず、外国人がインドネシアにある銀行口座を開設するのに必要な書類は、
- パスポート
- KITAP/KITAS/KIMSのいずれかのビザ
それらを用意して、滞在地の近くにある支店を訪れましょう。カスタマーサービスのカウンターを訪れ、普通口座(rekening tabungan)を開きたいことを伝えます。
上記の長期滞在用ビザを取得していれば、基本的に口座開設は問題なく行えるでしょう。
ただし、それでも心配だという場合、バリ島発行のKTP(身分証明証)を所有しているローカルの方についてきてもうらなら、スムーズに口座開設を行えるはずです。
以前は、長期滞在者にしか口座開設はできないものとされていましたが、昨年9月から観光客でも口座を開設できるようにしようという政策が、インドネシア政府で検討されていました。
やるやる詐欺の多い国なため、いま現在、実際に実施されているかどうかは定かではありません。
しかし、「パスポートしか持っていないんだけど」という方でも、ダメ元で一度銀行に尋ねてみることができるかもしれませんね。
銀行口座開設時のポイントは?
銀行口座を開設するときに、ローカルの人であれば50万ルピアですむところを、外国人だからということで100万ルピアの預金を求められることがあります。
もしもお財布にそれだけのお金が入っていなかったとしたら、どうすればいいのでしょうか?
そんなときには、とにかく気さくな態度で世間話を続けましょう。
打ち解けてきた頃合に、「今日はこれだけしか手元にないんだけど、後でまたATMから入金しておくから。」と言えば、ほぼ間違いなく50万ルピアの費用のみで口座の開設ができます。
ポイント
- あくまでも気さくに
- 常ににこやかに
- 世間話を交える
の3点にさえ気をつけることです。そうすれば、口座開設の難易度はかなり低くなるでしょう。
まとめ
今回は、バリ島での銀行口座の開き方についてご紹介しました。必要書類もそれほど多くないため、やる気さえあれば、誰にでも口座開設は行うことができるのではないでしょうか。
銀行員のイメージは、お堅くて融通の利かないイメージがあるかもしれませんが、バリ島では冗談のひとつも言い合えるほど、気さくなタイプの銀行員の方が多いのが特徴です。
もちろん、例外はあるかもしれませんが、それでもリラックスして、にこやかに話を切り出せば、いろいろな質問にも丁寧に答えてくれ、スムーズに口座開設を行うことができるでしょう。
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