あなたが ”スイス” と聞いて思い浮かべるものはなんですか。「羊・ハイジ・山」の3つのイメージを連想する人が多いのではないでしょうか。
では次に ”スイスの観光スポット” と聞くと何を思い浮かべますか。マッターホルンやツェルマットなどの「山」しか思い浮かばない人がほとんどかと思います。
私もスイスに来る事になるまで何一つ知りませんでした。しかし来てみれば行くべき所・スイスならではのスポットがたくさんありました!これからスイスのおすすめ観光スポットを皆さんにご紹介していきます!
スイスの大自然アルプスを駆け巡る巨大滑り台
スイスといえば「山」と冒頭に述べました。という事で一つだけ山に関するおすすめスポットを紹介します。
そう言っても単なる登山やウィンタースポーツを紹介するわけではありません!今回ご紹介するのは、スイスならではの山のアクティビティです。
まずはこちらの動画をご覧ください!
アルプスの大自然の中を駆け巡るコース、いかかですか。子供はもちろんのこと大人も童心に戻り楽しむ事ができます。
こちらの巨大滑り台の名前は「ローデルバーン」と言います。これは日本語で「ペンギン列車」という意味です。ペンギンの様に低い体勢で滑ることからこの名前が付いているのかもしれません。
このローデルバーンが体験できる所はスイス国内にいくつかあるそうですが、私が行ったのはベルン州のカンダーシュテーク(Kandersteg)です。最寄り駅(Kandersteg駅)を出てまず、滑り台がある山の頂上に行くためロープウェイに乗ります。
ロープウェイで辿り着いたすぐ先にローデルバーンのチケット売り場と乗り場を見つけることができます。
ロープウェイは登りと下りの往復で26スイスフラン、そしてローデルバーンは1回5スイスフランです(それぞれ大人料金)。決して安くはないですが、人生で間違いなく楽しい思い出が作れるスポットなのでぜひ体験してみてはどうでしょう。
基本情報
- 名称:ローデルバーン エッシネンゼー(Rodelbahn Oeschinensee)
- 住所:Sesselbahn Oeschinen 3718 Kandersteg
- アクセス:ベルン駅からカンダーシュテーク駅まで電車(Brig行き、またはDomodossola行き)で1時間。
- 営業時間:基本的にロープウェイの営業時間に準ずる(11月~5月上旬は雪のため休業)
- 電話番号:+41(0)336751118
- 公式サイト:https://www.oeschinensee.ch/
チーズのふるさと グリュイエールの工場見学
ヨーロッパといえばチーズ。そしてスイスといえばチーズ。じゃがいもやブロッコリー等の野菜の上に溶かしたチーズをかけて食べる「ラクレット」を、近年日本でも見かけるようになりました。それはまさしくスイス発祥の食べ物です。
スイスに来たからにはチーズについて少し勉強しませんか?ということで、スイスのフリブール州グリュイエール(フランス語圏)にあるチーズ工場(La Maison du Gruyère)をご紹介します。
この工場はグリュイエール駅の目の前に位置し、1階にチーズレストランとチーズセラー、チーズ販売所があります。2階には見学場があります。
入場料は7スイスフランです。見学は無料の自動音声ガイドを聴きながらできます。日本語の音声ガイドも用意されています。
チーズの歴史を学べたり、実際にチーズを作っている所をガラス越しに見学できます。そして入場記念にチーズを貰う事もできます。チーズ好きな方にはぜひ訪れてほしいスポットです。
基本情報
- 名称:チーズ工場(La Maison du Gruyère)
- 住所:La Maison du Gruyère, Place de la Gare 3, CH-1663 Pringy-Gruyères
- アクセス:モントルーから普通Rで約40分のMontbovonへ。Bulle方面行きSバーン60番に乗り換えて約20分。グリュイエール駅の目の前。
- 営業時間:6~9月 9時から18時30分、10~5月 9時から18時(入場は閉館の30分前まで)
- 電話番号:+41 (0)26 921 84 00
- 公式サイト:https://www.lamaisondugruyere.ch/
街全体が世界遺産 首都ベルン
スイスの首都はベルンです。チューリッヒやジュネーヴは若者が集まる流行の発信地であったり国際都市であったりします。
一方で、ベルンは歴史的に最も軍事力がある州として君臨しており1848年にスイス連邦の首都となりました。そして旧市街は世界文化遺産に登録されている古都でもあります。
そんなベルン旧市街はU字型に湾曲している真っ青なアーレ川に囲まれています。ベルン駅から旧市街の1番端にある熊公園まで、歩いても20分くらいで回れます。
石造りのアーケード、石畳の道、多数の噴水が存在します。噴水の水は飲んでも大丈夫なので夏の暑い日には休憩がてら飲むのに最適です。
その他にも、「ベルン」の由来である「Bear(熊)」がいる熊公園、旧市街のシンボルマークの大聖堂(ミュンスター)、旧市街を一望できるバラ公園と見所があります。
静かな街をのんびり歩いて巡るも良し。バスやトラムに乗って流れる景色を楽しむも良し。ベルンはスイス人が1番好きな都市とも言われています。スイスらしさを味わうのに持って来いの都市です。
風情ある古都 ルツェルン
スイスのど真ん中に位置するルツェルン。空の玄関口チューリッヒから車でも列車でも約45分でアクセスできます。
ルツェルンのシンボルは写真のカぺル橋です。この橋は14世紀初期に建造された全長200mのヨーロッパ最長の木橋です。橋の屋根の梁にはルツェルンの守護聖人の生涯を描いた100枚余りの絵が飾られています。
そして、カぺル橋の下流にもう一つ見た目がよく似ている「シュプロイヤー橋」という名の木橋が掛かっています。両方の橋を渡り歩いて小さな違いを探してみるのも楽しいかもしれません。
ルツェルンの旧市街には、ムゼック要塞とホーフ教会という長い歴史を持つ観光スポットが存在します。しかし私が最もおすすめしたい場所はこちらです。
これは「ライオン記念碑」といい、1792年フランス革命の中、ルイ16世とマリー・アントワネット王妃を警護して殉死した786名のスイス傭兵を追悼するためのものです。
瀕死のライオンは命にかえて職務を果たしたスイス傭兵を表しており、彼らの忠誠心を称えています。
ルツェルンの見所は旧市街だけではありません。子供も大人も楽しめるスイス交通博物館やピカソ・コレクションが揃っているローゼンガルト美術館など多くの施設が集まっています。
その上、ルツェルン周辺にはピラトゥス山、リギ山、ティトリス山というハイキングに持って来いの山々があります。
街並みから芸術、自然と多岐にわたって楽しめるルツェルン。素敵な風情を味わいに訪れてみてはどうでしょう。
まとめ
ここまでスイスのおすすめ観光スポットを4つ紹介してきましたが、1つでも興味が持てたものはありましたか。日本ではもちろんのこと他のヨーロッパでも中々体験できない、そして目にすることができないものが目白押しだったと思います。
ただ街を歩くだけでも十分楽しめますが、歴史と背景を少しでも知っているといつもと違った見方ができます。国としては小さいスイスですが魅力はたっぷりなので、チャンスがあるならどれか1つ行ってみてください!
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