ウィーンの公共施設は、大変充実しています。
特にウィーン7区にある中央図書館(Hauptbücherei am Gürtel)は、子供用の絵本やベストセラーの本はもちろん、なんと日本語の本まで揃っているとても便利な図書館です。
子育て中のママから留学生まで便利に使えるウィーン中央図書館、今回はウィーンの中央図書館についての情報をご紹介します。
図書館にはどんなものがあるの?
ウィーン中央図書館には、306.700冊の本、69.200のCD,DVD,ビデオ、カセット、ブルーレイディスク等のメディア、627の新聞や雑誌が揃っています。
また、106台のコンピューターと160席の勉強机を利用することができます。いくつかの勉強机には、コンセントが備え付けられているため、ノートパソコンで論文などを書きたい人も、充電の残りを気にしながら作業する必要がありません。
CDやビデオをその場で見たい人の為にも18席のオーディオ及びビデオスペースが設けられています。無料のWifiも利用することができるので、インターネットで調べものがしたい場合もとても便利です。
電子ピアノまで備え付けてあり、ヘッドホンを装着すれば、電子ピアノの利用まで可能です。電子ピアノまで利用出来るなんて、さすが音楽の都ウィーンですね!
どうやって利用するの?
日本の図書館と決定的に違うところは、利用が有料だということです。
館内で本を読むことは無料ですが、貸し出しを希望する場合は有料会員登録をする必要があります。
一日券は3.8ユーロで本は4週間貸し出しを受けることができます。
年間パスが便利
何回も利用したいのならば、便利なのは1年パスです。
大人は登録に24ユーロかかりますが、23歳までの学生さんや、収入の少ない人などは、3.8ユーロで1年パスを手に入れることができます。
ゲームやCD、DVDも借りられる
その他、ビデオ、ブルーレイディスク、CD、DVD、ゲーム等は1メディアにつき1.6ユーロの追加料金が必要です。メディアの貸し出しの延長は、インターネットで簡単に済ますとができるので、わざわざ図書館まで出向く必要がなく大変便利です。
注意点
延滞すると1メディアにつき1日20セントの延滞料金がかかります。延滞しないように気を付けましょう!
超便利!ウィーンが誇るバーチャル図書館
ウィーンの図書館の大変便利なサービスの1つが、オンラインのバーチャル図書館です。ここでは、電子書籍やオーディオのデータをダウンロードして利用することができます。
図書館の有料会員は誰でも利用することができ、電子書籍は2週間、オーディオデータは1週間、週刊誌は1日、新聞は1時間借りることができます。
このバーチャル図書館の良い所
- 自宅にいながら必要なものを手軽にダウンロードできる
- 時間の節約になる
- 24時間オープンしているので図書館の開館時間を気にする必要がない
- 貸し出し期間が過ぎたら、自動的に使用不可能になるので延滞する心配がない
ということです。とても便利なサービスなので、ぜひ利用してみてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
このウィーン中央図書館ではよく子供向けのイベントが行われているので、家族で出かけても楽しく過ごすことができます。
図書館の最上階にはカフェ・オーベンというガラス張りのモダンなカフェもあるので、勉強に疲れたら休憩に訪れても良いですね。
ウィーン中央図書館の住所:Urban Loritz-Platz 2a,1070
是非一度訪れてみてくださいね!
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