MENU
記事カテゴリ

外務省

厚生労働省

同じドイツ語なのにこんなに違って面白い!オーストリアで打倒ウィーン弁

オーストリア・ウィーン

ウィーン生活に備えてドイツ語は日本でばっちり勉強したのだし、日常会話くらいなら問題なくこなせるはず!と意気込んでやってきたものの、現地に着いてみると、あれ?何言っているか全然わからない!どうしよう!と焦る人は数多くいます。

なぜこんなことが起こってしまうのでしょう?

オーストリアで話されているのはドイツ語ですが、ドイツのドイツ語とは異なります。ここでは、ウィーンのドイツ語について紹介します。ドイツ語を勉強したことない方でも楽しめる内容ですよ。

目次

ウィーンで話されているドイツ語は標準ドイツ語ではない

ウィーン

ドイツ語学校で学ぶのは標準ドイツ語です。

しかし、標準ドイツ語が日常的に話されているのはドイツのハノーファーの辺りのみです。ウィーンで話されているドイツ語はオーストリアドイツ語、つまり方言なのです。

ちょっとなまっている程度ならばまだ何とかなるのですが、単語自体が違っていることもあるので、こうなってしまうと標準ドイツ語の単語だけでなく、オーストリアドイツ語の単語を覚えるしかありません。

標準ドイツ語とオーストリアドイツ語の違い1. 単語

それでは、どんな単語に注意したらよいか、いくつか紹介してみます。例えばスーパーマーケットでも、標準ドイツ語とオーストリアドイツ語の違いを目にすることができます。

「じゃがいも」は

  • ドイツで「カルトフェル(Kartoffel)」

ですが、

  • オーストリアでは「エアドアプフェル(Erdapfel)」

と言われます。エアドアプフェル(Erdapfel)とは「大地のリンゴ」という意味でちょっと綺麗ですね。

また、

トマト

  • ドイツでは「トマーテ(Tomate)」
  • オーストリアでは「パラダイザ―(Paradeiser)」

生クリーム

  • ドイツでは「ザーネ(Sahne)」
  • オーストリアでは「シュラークオーバース(Schlagobers)」

と、全く違いますね!

もちろん標準ドイツ語を使っても、オーストリアで通じないわけではありません。それでも、会話中にオーストリアドイツ語の単語が出てきたときすぐに理解できるように、ドイツとオーストリアで異なる主要な単語はおさえておく必要があるといえるでしょう。

標準ドイツ語とオーストリアドイツ語の違い2. 挨拶

オーストリア

ドイツ語学校に入って1日目にすぐに習うドイツ語の挨拶「グーテン ターク(Guten Tag)」。意味は「こんにちは」です。ドイツ語を勉強したことがない人でも聞いたことがあるのではないでしょうか。

でも、こんな基本的な挨拶「こんにちは」ですら、ウィーンでは違う言葉を用います。

こんにちは

  • ドイツでは「グーテン ターク(Guten Tag)」
  • オーストリアでは
    ・オフィシャルな場で使われる挨拶は「グリュス ゴット(Grüß Gott)」
    ・友達同士では「セルヴス(Servus)」

また、別れの挨拶も覚えておきましょう。

さようなら

  • ドイツでは「アウフ ビーダーゼーエン(Auf Wiedersehen)」
  • オーストリアでは「アウフ ビーダーシャウエン(Auf Wiederschauen)」

になることが多いです。

標準ドイツ語とオーストリアドイツ語の違い3. 発音

単語や挨拶だけでなく、発音もかなり違います。

ドイツで「ア」の音がするはずの箇所がオーストリアでは「オ」の音になったりすることもあれば、オーストリアでは単語の語尾がはっきり発音されずにほとんど聞こえなくなってしまったりすることもあります。

すぐに方言をマスターすることは本当に困難です。でも、大丈夫。オーストリアの友達や同僚とたくさんしゃべったり、テレビなどを見たりするうちに、必ず慣れて聞き取れるようになっていきますよ

オーストリアドイツ語を学ぶならタンデム(言語交換)がおすすめ

外国語を学んでいる者同士がお互いの母語や得意な言語を教え合うタンデム学習。いわゆる言語交換で、特にヨーロッパではよく行われている勉強方法です。

ウィーン大学には日本語科があり、日本語を専門に学んでいる学生がいます。彼らは日本語の話せるタンデムパートナーを求めていることが多いため、ここで相手を探してしてみるのも一つの方法です。

また、今はタンデムを目的としたインターネットサイトもあるので、積極的に利用してみましょう。ウィーンのような都会であればパートナーも探しやすいです。

マンツーマンで会話しながら、オーストラリアドイツ語をマスターしましょう。

まとめ~現地の人と積極的に話すのが近道

言葉が通じないというのは本当にもどかしいことですよね。でも我慢強く、一度子供に戻ったような気持ちで勉強していけば、必ずできるようになる日がやってきます。

上達のためには、自ら意識して使うことが欠かせません。積極的に話す機会を見つけましょう。

現地の人たちの会話に加わるのは初めは緊張すると思いますが、勇気を出してどんどん話せば上達も早まります。いつかストレスなくドイツ語ウィーン弁が話せる日を夢見て頑張りましょう。

あわせて読みたい

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

目次