4月5月がベストシーズン!春爛漫のベルギーの庭園を見に行こう「Groot-Bijgaarden城」

Groot-Bijgaarden(フロート・ベイハールデン)城 ベルギー生活・移住

春の陽気に誘われて、外でお花見をする文化があるのは、ここ、ベルギーでも同じです。4月から5月にかけて花の美しい時期に、あちこちの庭園が期間限定で公開されます。

今回はその中でも、いちおしのスポット、Groot-Bijgaarden(フロート・ベイハールデン)城をご紹介したいと思います。

ここ、Groot-Bijgaarden城では「Floralia Brussels」と称した花の宴が繰り広げられています。ぜひカメラ片手に出かけてみてください。体も心もポカポカになること間違いなしですよ。

4月のお花関係のイベント

お花

長い冬が終わり、日が長くなるにつれて春が近づいてきたことを感じられるヨーロッパの4月。イースター休暇に伴い、外出するファミリーや恋人達がたくさんいます。

2018年のイースター休暇は4月1日、2日ですが、学生は1日から15日まで2週間お休みです。子供が小さい家庭では、親が休暇を取って、平日に子供と出かけることも多いのだとか。

そんなベルギー人が出かける先は緑とお花溢れる自然の中が多いようです。皆さんも、これからご紹介する庭園にぜひ出かけてリフレッシュしましょう。

ハルの森

ブリュッセル近郊にあるハルの森では毎年4月~5月にかけて幻想的な「青い絨毯」を見ることができます。ブルーベルと言われる野生のヒヤシンスが群生しており、幻想的で忘れられなくなるような絶景が広がっているそうです。

私もこれから行ってみようと思っているので、また次回レポートしたいと思います。

基本情報

  • 名称:Bois de Hal
  • 住所:Vlasmarktdreef4 1500 Halle
  • 営業時間:3月半ば~5月上旬
  • 参考サイト:https://www.hallerbos.be/

ハッセルト日本庭園

ブリュッセルから東へ80キロメートルに位置するハッセルトは、伊丹市と姉妹都市提携を結んでいます。その影響から、美しい日本庭園があり、桜や茶室などを見ることができます

基本情報

  • 名称:Japanse Tuin
  • 住所:Koning Boudewijnlaan, 3500 Hasselt
  • 入園料金:大人6ユーロ、12歳未満は無料
  • 営業時間:(火〜金) 午前10時~午後17時、(土日)午前 13時~午後17時
  • 参考サイト:http://visithasselt.be/

ラーケン王宮温室

王室の宮殿である「ラーケン王宮」敷地内にある温室が一般公開されます。建築家アルフォンス・バレによるアールヌーヴォー様式の建築で、ガラスと鉄骨がふんだんに使われています。大小の様々な温室に加え30メートル級の温室があります。

基本情報

  • 名称:Serres Royales de Laeken
  • 住所:Palais Royal Rue Brederode, 61 1020 Bruxelles
  • 入園料金:大人2.50ユーロ 18歳未満無料
  • 営業時間:4月21日~5月11日
  • 電話番号:+32 (0)2 551 20 20
  • 参考サイト:https://www.monarchie.be/

Groot-Bijgaarden城(フロート・ベイハールデン)について

Groot-Bijgaarden城

概要

チューリップといえば隣国のオランダ、キューケンホフと考えていませんか?実はここ、ベルギーにもちゃんとチューリップ園があるのです。

ブリュッセルから北西7キロメートルに位置するGroot-Bijgaarden(フロート・ベイハールデン)城の庭園には、400種類以上の多種多様なチューリップや水仙、ヒヤシンスが100万株以上植えられています。

その敷地面積は14ヘクタールにもなるそうです。

他にも3色すみれ、つつじ、しゃくなげや、温室には蘭やバラ、トルコ桔梗など様々な花を見ることができます。孔雀を模した立体的な花壇やハート型のかわいらしい花壇の他にも、花でできた迷路もありました。

また、新種の花々を見ることもできて、ヨーロッパの都市や地方の名前がつけられていたり、童話や物語の主人公の名前がついた花や、シュトラウス、アダモ、マドンナなど音楽家の名前の花もあったりします。

Groot-Bijgaarden城の歴史は古く、17世紀に建てられたお城です。橋を渡って立派な門をくぐると、童話の世界のようなお城が見えます。(残念ながら城内は公開されていません。)

その近くにはドンジョン(天守)がそびえており、こちらはさらに古いもので1347年頃に建てられたものだそうです。この天守には登ることができるので、忘れずに登ってくださいね。

全体の雰囲気

キューケンホフと比べるとこじんまりとした、アットホームな雰囲気の庭園です。都会の喧騒から離れ、家族とゆっくりと時を過ごすのに向いている庭園だと思います。とてもリラックスできるのでおすすめです。

庭園内の施設

  • カフェレストラン
  • 温室
  • 天守
  • トイレ
  • 球根や種の販売ブース
  • 子供向け遊具

Groot-Bijgaarden城最寄り駅まで行く方法

電車

車で行くこともできますが、私は公共交通機関で行きました。参考にしてみてください。※自家用車で行かれる場合は、お城の前に駐車場がありました。

出発はブリュッセル北駅からです。

バスの場合

LiJin社のバスの355番に乗り、約30分でバス停Kerkに着き、このバス停から徒歩5分程でGroot-Bijgaarden城に到着です。

バス乗り場はブリュッセル北駅のホームから1階降りたところにありました。

電車はそこまで危険な感じはしませんでしたが、バス乗り場はホームレスの人たちの根城のようになっており、私達はバスはやめて、電車で行くことにしました。(待ち時間が30分以上あったのも理由の1つです。)

バスの方がお城近くまで連れて行ってくれるというメリットはあるとは思います。

電車の場合

Aalst行きの電車に乗り、「Groot-Bijgaarden」で下車してください。ブリュッセル北駅から4駅でした。日本の電車のように現在地の表示が出てくるので、不安なく乗ることができます。

Groot-Bijgaardenで降車すると、庭園に行くのだろうなぁというような人たちがたくさんいました。人の流れについて行っても大丈夫だと思います。

バス停道順は以下の通りです。

  1. 駅から高速道路に向かって歩きます。
  2. 高架橋の下を通ります。
  3. 時計塔のような建物があり、看板が出てくるのでその表示に従ってください。(写真の時計塔を目印に右に曲がりました。)

ベルギー

歩いて10分程で到着しました。

Groot-Bijgaarden城の持ち物・服装

持ち物

  • 水筒
  • 軽食、おやつ

チケット売り場には「No Picnic」と掲示がありますが、庭園内にはフードコートがあり食べ物を持ち込めました。青空の下でサンドイッチや果物を食べるのは気持ちがよかったです。

庭園内のカフェで、コーヒーや紅茶はもちろんフリッターなどの軽食を注文することもできます。

  • レジャーシート、もしくは代用できるようなもの

ベンチもありますが、直接芝生に座って庭園を眺めているだけで何時間でもいられるような気がしました。

地面が湿っている所が多かったので、芝生に座りたい方は下に敷けるものを持参されることをおすすめします。(レジャーシートを敷いて、食べ物を出したりすることは控えましょう。)

服装

まだまだ4月は肌寒いです。陽射しで暑く感じることもあるでしょうが、日陰や天守の中は肌寒かったです。体温調節できるよう、重ね着をしましょう。ベルギー人の中には半袖の人もいました。

Groot-Bijgaarden城のポイント

ベルギー 庭

忘れてはいけないことをまとめてみました。

  • 開園期間が限られています。お見逃しなくお出かけください。
  • ベネチアの衣装に身を包んだ人々のパレードが行われる週など、特別な催しがある週に庭園を訪れたい方は、公式HPをチェックしてください。(英語あり)
  • 意外と塔に登ることを忘れてしまいます。ぜひ、庭園を一周した後に上から庭を見てください。

なお、公共交通機関で行かれる場合は電車やバスの時間をチェックしておきましょう。

庭園は2時間もあればゆっくりと見ることができます。昼食等を取る場合でも3時間見ておけば十分楽しめます。

庭園からブリュッセル北駅への電車は1時間に1本くらいしか出ていないようで、時間を確認しておかないと待つことになります。

Groot-Bijgaarden城 基本情報

  • 名称:Groot-Bijgaarden城(フロート・ベイハールデン)
  • 住所:Isidoor Van Beverenstraat 5,1702 Groot-Bijgaarden
  • 営業時間:4月6日(金)~ 5月6日(日)午前10時~午後6時※チケット売り場は午後5時30分まで
  • 入園料金:大人14ユーロ、小人5ユーロ
  • 電話番号:+32(0)494 47 72 56
  • 公式サイト:http://www.floralia-brussels.be/

まとめ

写真を眺めているだけで、この庭園に行ってみたくなりませんでしたか?気軽に行って、楽しめる場所です。年に1回の特別な公開を見逃すことなく、お花や緑の美しさに癒されてみてください。

カメラを片手にベストショットを探す真剣なカメラマンから、庭園を走り回る愛らしい子供など、ベルギー人の休日の過ごし方を垣間見ることができます。

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記事を書いた人

ベルギーのルーベン在住。
フィンランド・イマトラで、中学校、高校の日本語教師としてインターンシップを半年間経験。
海外にて英語のサブ・ティーチャーなど。

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