留学中に後悔しないために!事前に学習しておくべき重要ポイントと方法

疑問 留学

語学学校のマネージャーをしていると、新入生から「英語ぜんぜん話せないんですけど、大丈夫ですか?」と聞かれることがあります。

大丈夫か否か、本人次第なところもありますが、時間があるのであれば、最低限の基礎を学んでからの留学をおすすめします。

具体的にはどんな勉強をしておけば役に立つのか?そんな疑問にお答えしていきたいと思います。

使えるボキャブラリー数を増やす重要性

テキスト

留学先ではもちろん、日本語で英語を学ぶことはありません。分からない単語の意味も、英語で説明されます。インターネットで調べれば簡単に日本語が出てきますが、生の会話ではそう簡単にはいきません。

日本の教育制度では、中学卒業の時点までにおよそ1500~1600語を学ぶと言われています。その中でしっかりと意味を理解し、会話の中でも使える単語はいくつあるでしょうか?

機械的に単語を見て、その意味を答えられることも必要なスキルにはなってきますが、語学留学というのは日本で受ける英語の授業とは違います。

ここ最近で留学生が増えてきているのがフィリピンです。欧米大学に進学する・オーストラリアの移住権を取得する・基本的な日常会話を身に付けるなど、目的は多岐に渡ります。

日本で英語の勉強の真っ最中な大学生から、退職して趣味で英語を学びにくる方とさまざまです。

特に英語の勉強からしばらく離れ、日常的に英語を使っていない人は必死に覚えた単語をほぼ忘れてしまっているものです。自由に会話で使いこなせる単語数が少なく、上手くコミュニケーションをできない人がほとんどです。

フィリピン留学でメインとなるのは先生とのマンツーマン授業です。英語で質問を受け、英語で自分の意見を述べます。説明を聞いて、質問をするのも全て英語になります。

実践で使える英単語を増やすことが必要です。机に向かって単語を覚えていた日本式に多く見られる勉強法よりは、知らなかった単語を講師から英語で説明してもらうことで、視覚からでなく聴覚からの情報にもなります。

実際に他生徒と話す時に意識して使うようにしていくことで単語を覚えるスピードはもちろん、覚えている時間も長くなる傾向が強いように思います。

このマンツーマン授業の豊富さを利用して、会話力だけでなく単語を自分の物にしていくことが可能です。

せっかく覚えた英単語を忘れないために

勉強している女の子

フィリピンでは英語の授業に限らず、小学生の算数や歴史といった授業も英語で行われています。彼らにとってはそれが当たり前なので、「どうして日本では英語の授業でも、講師は英語で教えないのかしら?」とよく聞かれたものです。

知識として知っている単語数を増やすのではなく、実際に使える単語数を増やしましょう

今はさまざまな単語帳があります。単語と意味だけ載せている、コンパクトなものもありますが、実践的な例文が載ったものを選びましょう。そして可能であれば音読をし、音として耳に残すことをおすすめします。

あなたにあった英単語帳を選ぼう

テキスト

英単語帳を選ぶ際にもポイントがあります。あなたの留学目的が「TOEICでハイスコアを取ること」ならば、TOEIC頻出英単語帳の中から選択しましょう。

しかし、公式試験を受ける予定がなく、「スピーキングに重点を置いて勉強する」のであれば、日常会話に使える単語帳から選びましょう。あなたに役立つ単語が多く載っているはずです。

フィリピンでは、日本語で書かれた単語帳を見つけることはできません。特に英語初心者であれば、初めから英英辞典を使うのはハードルが高いです。日本で準備してから渡航しましょう。

英語初心者には日本語で書かれた文法書があると便利

黒板

文法についても、もちろん英語で学びます。文法にはたくさんのルールがあります。品詞について「副詞」「接続詞」「助詞」などの言葉を英語で言われても分からないという人は、英語で文法の説明を聞いてもピンときません。

中学・高校までに習う文法は日本で復習をしてくるか、文法に自信のない方は、それぞれの品詞が英語でどう表現されるかメモにしておくと便利です。

日本語の「助詞」などの文法を、外国人に質問されても上手く説明できない日本人が一定数います。

例えば「バスに乗る」と「バスを乗る」の違いです。前者が正しい、それがルールだから。そう言ってしまえば終わりですが、果たして日本語を勉強している外国人の何%が、それで納得するでしょうか?

英語を毎日、日常的に使っているフィリピン人にとっても、第二外国語ではありますが細かい部分の説明をするのは、ベテラン講師でない限り難しいと言います。

英語と日本語を比較した時に、文法の違いをたくさん発見することができます。独特のルールに、英語はなんてクレイジーな言語なんだ!と思ったことがある人もいるかもしれません。

書店に行くと、英語の文法について日本人に馴染みやすいように研究された参考書も見かけます。

文法に苦手意識がある方は時間の許す限り、渡航前に基本的なルールを頭に入れてくるか、日本から自分にあった参考書を持ってくることをおすすめします。

知識として取り入れたものは、使って身に付ける

英語を第二外国語として学ぶ私たちは、頭の中で日本語に翻訳して理解したり、文を作ることが多いです。そのため、スムーズに英語が話せないという人が多いです。

どうしたら瞬時に英語が出てくるのでしょうか?残念ながら私たちの言語のベースは日本語になっているため、文の構成や発音、単語1つ理解するにも日本語が先に頭に浮かびやすいです。英語脳に切り替えるためには、日々の訓練が大切です。

身の回りの状況や自分がふと思ったことを意識的に英語でつぶやいてみましょう。文で考えるのが難しければ、初めは単語からでも構いません。

毎日いくつかの英文を作るなど、英語に携わる時間を設けましょう。継続は力なり。毎日続けていれば必ず効果は出てきます。留学してからも続けてください。

スタートラインが同じだとしても、他のバッチメイトと比較すると英語力の伸びに明らかな違いが出てきます。

まとめ

卒業間近になって、ほとんどの学生が「もっと日本で単語覚えてくれば良かった…」「文法の復習をしてくるんだった…」と口を揃えて言います。英語力の向上を実感しながらも、渡航前にもっと勉強しておけばよかったと後悔する人は多いです。

留学をすることで英語力が右肩下がりになることはありませんが、時間とお金をかけるのですから満足した留学生活にしたいですよね。

先にあげたことを可能な限り実践すると、英語力の伸びは他の人と比べて早いはずです。信じて継続して欲しいと思います。

人間、英語が話せなくても身振り手振りなどを使い、何とかしようとするものです。なので必要以上に心配することはありません。あとは自分のヤル気と目的が決まったら、海外に飛び出しましょう!

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