私は中国に在住して3年以上になります。帰国時はいつも春秋航空を使っており、もう10回以上利用しています。通常の航空券に対して半額くらいの値段で購入できるので、非常に助かっています。
春秋航空とは中国が運営するLCC(格安航空会社)です。多少の不便はありますが、とにかく安いのが魅力です!3年前に初めて春秋航空を利用した時は、乗客のほとんどが中国人でした。ですが最近では、日本人乗客も増えてきました。
春秋航空をはじめて利用する方にとっては、やっぱり不安ですよね。「そんなに安かったら危ないんじゃないの……」って不安がよぎると思います。そんな方のために春秋航空の魅力と残念な点、またお得な利用法をお伝えしたいと思います。
格安!春秋航空の魅力
格安
初めて春秋航空の存在を知った時は、その安さに驚きました。例えば、名古屋ー上海の往復チケット総額が18,668円でした。4/11名古屋ー上海便は9,069円、4/17上海ー名古屋便は9,599円でした。(※2018年3月11日現時点での会員セール価格)
同じ日で検索してみると次に安いのが中国国際航空ですが、往復24,000円(燃料費込み)です。
春秋航空のセールを利用すれば、どこよりも安くチケットを購入することが可能です。飛行機のチケットが安いと海外に行くハードルが一気に低くなりますよね。
安全
安全格付けでの評価は高め
世界の航空会社安全格付けサイト(Airlineratings.com)によると、2016年度の春秋航空に対する格付けは5です。最高は7で数値が高いほど安全性が高くなります。
全日空や中国東方航空の数値は7で、大手以外の日本の航空会社は春秋航空と同じく5でした。全日空はさすが安全性に定評がありますが、春秋航空も比較的高い評価を得ています。
墜落事故は起こっていない
春秋航空では2005年発足以来、負傷者の出る事故は起こっていません。2014年アモイ行きの便で一度だけ小さな事故が起きています。雨の日に機体が滑走路に対してやや傾いた状態で着陸する事態が起こりましたが、負傷者はありませんでした。
中古の機体を使用していない
春秋航空では現在中古の機体は使用していません。春秋航空は2005年に設立されたので、歴史の長い日本の全日空などと比べても、比較的新しい機体を使用しているようです。
国内線もある
春秋空港は国内線もあります。高松ー成田、佐賀ー成田便のみですが。例えば4/10成田ー高松便は片道6,860円(燃料費込み)です。
飛行機なのに高速バス並みに料金が安いのが魅力です。高松ー成田便の飛行時間は1時間40分です。新幹線よりずっと安いのに所要時間が短いのが嬉しいですね。
春秋航空の残念な点
席が狭い
春秋航空の飛行機の座席はちょっと座り心地が悪いです。背もたれの角度は直角に近い上、後ろに倒せません。前の座席との間隔も狭めです。
ですが、小柄な女性の私はあまり気になりません。身長175cmの夫は足元が狭いと言っていますが、我慢できる程度らしいです。また、見回したら普通に太ってる中国人男性がたくさん乗っていましたよ。
時々遅れる
春秋航空の場合、1台の飛行機が1日に飛行する回数が多いです。その影響もあってたまに遅れます。
私の場合、上海ー高松便の飛行機が濃霧の影響で1日延期になったことがあります。その日は自腹で上海にホテルをとって泊まるはめになりました。そして翌朝の臨時便に追加料金なしで乗ることができました。
別の日に高松ー上海の便が強風で1日延期になりました。また別の日に上海ー高松便が濃霧で5時間遅れました。
天候が悪い日に無理に飛行して事故に遭われるよりはいいのですが…。春秋航空の場合、1台の飛行機を1日に何度か飛行させるため、天候などにより遅れが出たら、それぞれの飛行時間がずれ込んでいく可能性が高くなります。
春秋航空のお得な利用法
毎月9日のセールを利用する
春秋航空の公式サイトに無料会員登録すると、毎月9日にセール案内メールが届くようになります。そのメールに貼られているURLから春秋航空のページに飛ぶと、セール価格が表示されます。
※写真の価格には燃料費が含まれていません。
セール価格になっている日を上手に選べば、驚きの価格でチケットが購入できます。そのメールを利用して何回もチケットを買うことが可能です。
毎月9日12:00にセールが開始されてから、セールチケットが徐々に売り切れていきます。セール期間は1週間で終わります。
私が3年前に初めて春秋航空のチケットを購入した時は、セール中でなくても格安だったのですが、最近チケットが徐々に値上がりしてきています。
セールを上手に利用しないと損をしてしまいます。ですから、急ぎでなければ毎月9日のセール案内メールからチケットを買うことをおすすめします。
春秋空港の魅力まとめ
私は10回以上春秋航空の飛行機に乗りましたが、今まで安全に利用できています。飛行機が離陸する瞬間は少しドキドキしますが、車より飛行機の方が事故の可能性はずっと低いことを考えて、気持ちを落ち着かせています。
春秋航空は上海行きだと、羽田・茨城・大阪・名古屋・札幌・高松・佐賀から飛んでいます。関西空港からだと、中国の上海、重慶、武漢、天津、洛陽、西安、揚州行きが飛んでいます。
中国旅行計画中の方は、お住いの地域から春秋空港が利用できるかどうか調べてみるといいかもしれませんね。格安の春秋航空を利用すれば、気軽に中国へ行けてしまいます。
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