普段わたしたちがよく利用するのは国際線の集まっている北京空港第三ターミナルですが、中国国内旅行や国内での乗り継ぎ便の場合は第二ターミナルを使うこともあります。
ガイドブックなどではさらっとしか紹介されていない北京空港第二ターミナルですが、一体どんなところでしょうか。
そこで今回は北京空港第二ターミナルのご紹介をします。
第二ターミナルの構造はどうなってる?
ピカピカ新しくて巨大な第三ターミナルに比べると、北京空港第二ターミナルは国内メインでどうしてもその古さと狭さが目立ってしまいます。
地上三階地下二階、地下二階が地下鉄乗り場、地下一階がカジュアルなレストランと休憩室、一階が到着ロビー、二階が出発ロビー、三階にはちょっと高級なレストランや航空会社の事務所があります。
といってもフロア面積は広くないので、端から端まで歩いても「大きい!」という感じはあまりしないかもしれません。
ドメスティックな魅力を楽しもう
出発ロビーには一応国際線もありますが、やっぱり国内メインなので中国人乗客が圧倒的に多いです。だからなんとなく空港というよりは高速鉄道の駅みたいな雰囲気があります。
現代的な内装はほどこされていますが、築十数年といったところで多少の古さを感じさせます。
ブランド品の店も免税店もとても少なくて、はっきり言ってお洒落じゃないし海外旅行のハレの気分もありません。だからこそ、逆手を取ってそのドメスティックな魅力を楽しむのも一つの方法かも?
中国のあちこちで見かける無料で熱湯を供給してくれるスタンドがここにもあって、カップ麺を作って食べている人の多い事といったら……。
床に座り込んでポーカーする人も……。マンウォッチングの機会には事欠きません。
出発ロビーはどうなってる?
不思議なのは、安全検査を通ってからでないとチェックインカウンターへ行けないことです。
だから早めにチェックインをして荷物を預けて身軽になってからご飯を食べようと思ったら、いったんそのエリアを出て食事をしてから、もう一度安全検査を受けなければなりません。
チェックインカウンターの先には飲食店はほとんどないので、これはちょっと不便ですね。
ご飯はどこで食べる?
ロビーでカップ麺を食べるのも、三階の高級レストランで食べるのもちょっと……という中間派は地下一階のレストランエリアへ行きましょう。
中国料理のフードコートや中国系ファストフード以外にも、ケンタッキー・フライド・チキンや吉野家があるので日本人にはありがたいです。
中でもイチオシは护国寺小吃です。
これは北京の昔ながらの軽食を扱う店で、北京市内にいくつも支店を持つ人気チェーンです。安いだけでなく味もよく、いつも大勢のお客でにぎわっています。
この护国寺小吃、インターナショナルな第三ターミナルには無く、まさに第二ターミナル利用客だけの特権とも言えるでしょう。
北京を離れる前の最後の食事として北京の味を楽しむというのもなかなか粋なのでは?
まとめ
航空券を買ってよく見たら「第二ターミナル出発」と書いてあってびっくり&がっかり、あまり行ったこと無いし不便そうだし店も少ないし……。
ひょっとしたらそう思う方もいるかもしれませんが、第二ターミナルには第二ターミナルの良さもあります。狭いので移動が楽だし、ローカル色も満喫できるし。
よそ行きの雰囲気の第三ターミナルを利用するだけでは見る事の出来ないもうひとつの中国の顔が見られる第二ターミナル、なかなか味わい深いのではないでしょうか。
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