肥満大国アメリカ。
道行く人のボリューミーな体型に驚くこともありますが、健康好きもたくさんいるのも事実です。
今、ジム通いやヨガ以上に人気なのランニングです。
日本でもラン人口は増えていますが、アメリカではおじいちゃんからベビーカーの赤ちゃん、わんちゃんや車いすの人までランニングを楽しみます。
今回はそんな自由で楽しいアメリカのラン(アメリカ人はRUN for FUN)をご紹介します。
アメリカで“マラソン”とはフルマラソンのことをいう
基本的に「42.195キロのフルマラソン」のことしかアメリカでは「マラソン:marathon 」といいません。
たとえば「この前10キロのマラソン大会に参加したの!」というとアメリカ人は「???」という反応になります。
フルマラソン以外はレース(RACE)あるいはラン(RUN)に出たと表現する方が誤解をうまないでしょう。
- “ I ran a 5 mile race last weekend.”→先週末5マイルのレース(ラン)にでました。
- “He registered 10 mile run.”→彼は10マイルのラン(レース)に申し込みました。
などと表現するといいかもしれません。
アメリカの長さ・距離の単位に慣れよう
アメリアで生活するなかで「キロメートル」という単位は日常出てきません。
こちらで使われている長さ・距離の単位(units of length)を紹介します。
- INCH (1インチ=約2.54センチメートル)
- FEET (1フット/フィート=約30.48センチメートル)
- YARD (1ヤード=約0.91メートル)
- MILE (1マイル=約1.61メートル)
地図や道路標識、規制速度はマイルを利用するので一番アメリカ生活で目にする長さの単位はMILEです。 レースの距離もこのマイルで現されている事が多いです。
10マイルレースとは約16キロのレースということになります。
ベビーカーを押しながら参加
なかなか日本では見ないランナーといえば、アメリカではベビーカーを押しながら参加するランナーでしょう。
長距離の大会ではさすがいませんが、2人乗りのベビーカーを押しながら5マイルを快走するなかなかの強者パパさんや、華奢な身体のママさん達が他者を追い抜き走り去っていく光景には驚きます。
もちろん、ゆっくり歩いてベビーカーを押す方もいるので、それぞれ自分のスタイルに合ったランを楽しんでいます。
「幼いこどもがいるからレースに参加できない」なんてことはアメリカではないので、積極的に楽しんで大会に参加しています。
使うベビーカーもアスリート仕様?
アメリカの歩行者通路やエレベーター等は日本と比べてゆったりとスペースが確保されているので、かなり大きめなベビカーでもみなさん問題なく使いこなしています。
ちなみにアメリカではベビーカーのことを「baby car」とはいいません。
一般的に”stroller”という単語を使います。
ここ最近アメリカで流通しているストローラーの多くは3輪タイプが多いです。方向転換がしやすい、段差や凸凹に強いとうメリットが四輪タイプと比べてあるようです。
一緒にランニングが出来るタイプのstrollerは3輪で、タイヤが大きく、丈夫にできています。
ただしサイズは日本のものより大きめです。これで日本の込み合う電車に乗り込んだら周りに迷惑がかかるかもしれませんね。
とにかく参加してみよう
大会に参加するにはインターネットで申し込みをすることが多いです。
参加費用は場所や距離によって変わりますが、地域密着の小さな大会で10キロ前後の距離だと30ドル、大きな都市で、フルマラソンだと200ドル前後の費用がかかります。
国際大会ではアメリカ人と外国人で登録料が異なる場合もあり、外国人は多めに払わなくてはいけない事もあります。
参加すると記念品や食べ物がもらえる
参加費用には、Tシャツなどの記念品や、給水所の食べ物代、完走後のおやつやドリンク代などが含まれます。 レースによっては完走後、果物やベーグルの他に生ビールがつくことも!
走りたいレースを見つけよう
現地のジムなどの掲示板に地域のレース案内のポスターが掲示してあるので、それを確認してもいいですし、便利なランナー向けのウェブサイトを活用しても自分の走りたいレースを見つけられます。
RUNNER’S WORLDというサイト(http://www.runnersworld.com)が便利です。
どの地域で、どれくらいの距離を走りたいか等の情報を入力すると、アメリカ国内で行なわれる大会を検索が出来ます。
フルマラソンから、地域密着型の5kmラン、季節の行事に合わせて開催されるレースなど幅広くヒットするので使い易いです。
はじめに州を選んで、そこで行なわれる大会を検索することもできるので、レースの日程に合わせて旅行を計画するのも楽しそうですね。
まとめ
いかがでしたか?
本格的にタイムを競う大会もありますが、基本的に楽しむために参加するレースがほとんどです。
RUN for FUNの精神で、仮装をしたり、子どもと手をつないで参加したり、ベビーカーを押しながら参加したりと形にとらわれずアメリカ人はRUNを楽しみます。
気軽にレースに参加できる上、チャリティー活動と連携しているレースも多くあるので普段走る習慣の無い人もこれを機会にランニングを始めてみませんか?
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