アメリカと一口に言っても、アメリカ本土とハワイは別の国と言っていい程異なります。気候から人の雰囲気まで大きく違うのです。
ハワイはアメリカ合衆国の一員になった最後の州であり、加入してからまだ60年も経っていないことからも想像がつきますよね。
ですからアメリカに移住しようと思った時に、本土に行くのかハワイに行くのかで、その後の経験は全く別のものになると言えます。ではあなたにはどちらの移住先が合っているのでしょう?
この記事では、アメリカ本土とハワイの良い所をそれぞれ挙げてみました。それを元に、あなたにはどちらが合っているのかをチェックしてみてください!
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移住でもアメリカ本土とハワイは全く違う
アメリカ移住を後悔しないために
私はアメリカ留学を決めた時、本土とハワイの違いを知り尽くしていませんでした。強いて言えば「ハワイは暖かくて、本土は寒い」ということ位です。
(そして、この考え方が間違っていることすら知りませんでした!実際は本土でも南側に位置している州は1年中温暖です)
ですから、留学先を熟考することもなくハワイに決めたのでした。誤解のないよう言っておくと、その時の決断に後悔はありません。
アメリカ移住で失敗しないために
ですが時を経てアメリカ本土にも住み、本土とハワイとの違いを実感している今は、最低限の違いだけでも理解しておくべきだったなと反省しています。違いを知っておくと、自分に合った移住プランを組めるからです。
この記事では、まず本土とハワイの良い所と悪い所をそれぞれ挙げ、それに基づいて性格などのタイプ別におすすめの移住先を提示しています。自分に合っている場所を探すきっかけにして頂ければ幸いです。
アメリカ本土への移住の良い所3つ
良い所1:可能性の宝庫
本土にはアメリカの大都市が集まっています。そして世界的な大企業の本社もたくさんあります。同じように、名だたる有名大学のキャンパスも本土に数多くあります。
つまり、ビジネスにおいても勉学においても「世界最先端の水準」は本土にあるということです。
良い所2:ダイバーシティが豊か
本土にはハワイに比べて様々なバックグラウンドを持った人たちが集まっています。様々な価値観を持った人や、肌の色が異なる人に出会う確率は圧倒的に本土の方が高いです。
私が実際にハワイから本土に移ってきた時、最初の1ヶ月間はそのあまりの多様性に圧倒された覚えがあります。
目の前にヨーロッパ人らしき人、ラテンアメリカ系の人、中東系、アフリカ系……ハワイではそのような光景はまず目にしなかったからです。
良い所3:地続きで色々な場所に行ける
例えを挙げてみましょう。あなたが東京に住んでいるとしたら、数時間のドライブで避暑地の軽井沢に行けたり、東北にスキーに行くことができますよね。
同じように、アメリカ本土にいれば、地続きで他州に気軽に行くことができます。よりたくさんの場所・物を目にする機会が持てるということです。
反対に、ハワイに住むということは沖縄に住む感覚と似ています。
旅行したいと思ったら必ず海を超えて行かなくてはなりません。海を越える面倒を考えて近場で済まそうとすると、行く先はいつも海、海、そして時々山……そんなパターンが出来上がるのです。
ハワイ移住の良い所3つ
良い所1:本土よりも治安が良く、人もいい
ハワイ全体に流れている空気を一言で例えれば、「アロハスピリット」と言えます。穏やかでゆっくり、そして優しい…そんなスピリットです。
日本は世界中を見ても稀なほど治安の良い国ですから、そんな日本と比べると、ハワイも確かに治安が良くないと言えるかもしれません。ですが本土の治安の悪さに比べると比にならない程です。
同様に、親切な人が全体的に多いのもハワイならでは。これは1つの例ですが、車を運転していると、道を譲ってくれたり通らせてくれる人の多いこと!本土の殺伐としたドライブ文化では考えられないことです。
良い所2:気分を高めてくれる気候・環境
これは絶対に外せないポイントです。何と言ってもハワイの青空や海を始めとした自然は格別です。少し気分が落ち込んでいたとしても、自然を眺めれば「明日も頑張ろう」とリセットできてしまいますからね。
また、1年中温暖な気候なので、年中アクティブに活動がしやすいのもハワイの良い所です。冬になって外が寒いと、どうしてもインドアになってしまいがちだからです。
良い所3:日本人やアジア人が多い
ハワイはアメリカにも関わらず、唯一アジア人がマジョリティな州です。特にホノルル・ワイキキ周辺などは、道を歩いていると日本人がたくさんいるので、さながら日本と間違えてしまうほど。
心理的に、「似た者同士」が多い場所は安心すると言われています。ですからハワイは本土に比べて、無意識に張ってしまう緊張の度合いなどは格段に低くなりますよ。
アメリカ本土への移住がおすすめのタイプ
ここまで本土とハワイ、それぞれの良い所を見てきました。自分に合うな、と思う土地はどちらでしたか?
これまでの話を踏まえて、本土がおすすめな人は以下のような人になります。
バリバリとキャリアを積み上げていきたい人
前述した通り、本土の大都市には名だたる大企業がたくさんあります。良い仕事をしていたら他の会社から引き抜きがあった、キャリアのために大学院に入り直したという人が多いのも本土ならでは。
ですからチャレンジ精神が旺盛な人、自分の力を試したい人には本土がおすすめです。
自分の世界観を広げたい人
見識を広げたい、様々な価値観と出会いたいと思うような好奇心が旺盛な人は、本土のダイバーシティ豊かな環境が合っています。
様々なバックグラウンドを持った人が入り混じる環境は、ハワイでは手に入りにくい本土の特徴だからです。
ハワイ移住がおすすめのタイプ
英語にまだ自信がなく、自分のペースで成長していきたい人
ハワイには日本語が通じる環境が豊富です。日系企業も多いですし、学校でも日本人と遭遇する確率が高いです。
ですからいきなり英語漬けになるのが不安な人には、ハワイの環境が合っています。とはいえ英語が主要言語ですから、英語力が伸びないかも…と不安になる必要はありませんよ。
将来はデュアルライフがしたいと思っている人、アメリカ生活を体験したいと思っている人
本土にいる日本人と比べて、ハワイに住んでいる人は拠点をアメリカに完全に移さずに、日本にも拠点を持っている人が多いです。ハワイに何年も住んでいると飽きてしまうから、というのも1つの理由だそうです。
また、数年限定で海外生活を体験して合っているのか見てみたいという場合もあるでしょう。それならハワイは選択肢として最適です。日本にはない恵まれた自然と気候で、バケーション気分を存分に味わえるからです。
まとめ
アメリカ本土とハワイの両方の生活を体験してみて分かったことは、人によってどちらが好きという意見が両極端に分かれるということでした。
本土に住む人からすると、ハワイはバケーションの時だけでいいと言いますし、ハワイに住む人は本土になんて目もくれません。ハワイが最高と言います。
人それぞれ人生に求めるものが違ったら、住む場所に求めるものも違って当然です。同じように、あなたに合う・合わない移住先というのもあるものです。
ですから、安易に移住先を決めずに、まず自分の性格を元に、どんな人生を送りたいか考えることから始めてみませんか?一見回り道のようですが、後悔のない選択の助けになること請け合いです。実りの多い移住となりますよう、応援しています!
(※こちらの記事で言う「本土」とは主にアメリカ本土にある人口50万人以上の都市のことを指しています。)
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