中国ビジネスを甘く見るな!中国と仕事するなら知っておきたいビジネス文化の違い


今、中国が世界中から注目されており、日本企業の多くが中国へ進出しています。中国へ進出する企業も、かつてはコスト削減のために製造業が中心でしたが、今は中国を生産基地ではなく消費市場とみており、サービス業も盛んに進出しています。

そんな中国のビジネス環境を、中国で働く私が実際に経験を基に解説していきます。もしあなたが中国でビジネスをする、あるいはこれから中国へ進出するのであれば、ぜひ、読んでください。

納期は必ず送れるもの?

中国で働く多くの日本人(特に製造業で働く人)が必ず悩まされる、中国では避けては通れない洗礼と言われるのが納期です。

日本の会社では、納期は絶対厳守です。

日本の会社では、納期に遅れることは、許されない行為であり、人事評価への悪影響や客先からのクレームへつながる重大なトラブルとなります。

納期は目標程度?

しかし、多くの中国人は納期を目標程度にしかみなしていません。そのため、納期遅れが普通に起こります。おそらく日本が異常に納期にこだわり過ぎるだけだと思うのですが、この納期遅れは特に中国系の下請け企業に多く、これにより生産計画が大幅に崩れます。

そのため、生産を調整したり下請けをせっついたり、客先や日本の本社に謝りの報告をしたりと、とにかくストレスが溜まります。中国人は納期を守らないという前提で計画を立て、フレキシブルに対応できるようにするとスムーズに処理ができるでしょう。

関連:中国で仕事をする時に避けられないビジネスでよくある6つのトラブル

中国人従業員のレベルは?

中国人のレベルはピンからキリです。本当に優秀な人はなかなか見つけにくいので、基本的にはそこそこの人やあまり優秀ではない人を採用することになると思います。

彼らは基本的には、日本人のようにほっといても勤勉に働き、残業してでも頑張るようなことはしません。

彼らのペースに合わせていたら、プロジェクトが計画通りに進まなかったり、報告が全然上がってこなかったりするので、明確に彼らの仕事の進捗が管理できるような仕組みを作ったり、フォローを頻繁にしましょう。

トラブルを隠す?

また、日本人もそうかもしれませんが、中国人はトラブルが起きたら、隠そうとする傾向が強く、これが後々大きな問題に発展していきます。問題が起きても大丈夫というような雰囲気を作って、彼らに安心させて問題を報告させることも大事です。

また、明らかにミスを犯していても、言い訳をして謝罪しない場合も多くあります。謝ってしまうとすべての責任を押し付けられるので、簡単に謝らないという文化が存在するからです。

部下がミスをしたときに言い訳をして謝らないとしても、そのような文化で育ってきた背景を理解すると、必要以上にイライラすることなく、彼らの言い訳に耳を傾ける余裕が生まれてきますよ。

明日には辞めているかもしれない

中国人には、「会社のために働く」という概念があまりありません。働くのはお金のため、会社はスキルアップの道具に過ぎないのです。

そのため、急に仕事を辞めて転職したり開業したりする人が後を絶ちません。突然退職届を持ってきて、「明日からもう来ません」という場合もあるのです。

プロジェクトの担当者が急に退職してしまい、引継ぎがしっかり行われていなかったというケースもあります。

普段から、プロジェクトに精通した人を複数人置いてもらい、誰かが急に辞めてしまったときでも対応できるようにしておきましょう。

関連:中国ビジネスを甘く見るな!中国と仕事するなら知っておきたいビジネス文化の違い

中国にはとにかく規制が多い

中国は社会主義国なので、規制が多いです。会社で新しい事業をする時など、政府に届出を出して許可をもらう必要がありますが、分野によっては許可が全然下りないことがあります。

私の日本人の友人の会社で、1年以上許可が下りないケースがありました。

この辺は政府との結びつきが重要になってきますので、例えば政府との関係が強い法律事務所や会計事務所を雇うなどして、許可が早く下りるようアレンジする必要があります。

インターネットも規制の対象

また、制度的な規制の他にもインターネットも規制されております。中国ではGOOGLE、FACEBOOK、YOUTUBE、TWITTER、LINEなど、日本でよく使うインターネットサービスの一部が使えません。

なので、このようなサービスを頻繁に利用する人は、別のサービスに変更する必要があります。

一応、VPNを使えば規制されたネットサービスも使うことができますが、突然使えなくなることもあるので注意が必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

中国は、日本と同じ漢字の国で、日本の文化のルーツの国であるため、日本人と中国人は文化的に近いから意思疎通が簡単だと思うかもしれませんが、全く別物です。

自分とは全然別物の人種と考え、日本と中国が違うことを理解して、中国でのビジネスを進めないと、痛い目を見ることになります。

うちの会社(日本本社)ではこうだからと言って、日本式で全てを押し通すのではなく、日本式で通じる所は日本式で、中国式の方が良い所は中国式でとフレキシブルにしましょう。

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