オーストリアにも、日本のように幼稚園や保育園が存在します。
子育てするのに大変優しい街と言われるオーストリアのウィーンですが、幼稚園や保育園のシステムは、日本と比べてどうなのでしょうか?
今回は、ウィーンの幼稚園、保育園のシステムについてご紹介します。
オーストリア・ウィーン市立の幼稚園(保育園)の開園時間
ウィーン市立の幼稚園の開園時間は、基本的に朝の6時半から17時半まで。必要に応じて早めに申し込めば6時から18時までということも可能です。
日本の幼稚園は9時頃に登園して14時頃まで、という所が多いようなので、随分長く開いている印象を受けます。
夜遅くまで働いているパパとママのためには、20時まで開いている幼稚園まであるんですよ。幼稚園は年間を通して開いていますが、土日、祝日、クリスマスイブ、大みそかなどはお休みです。
子供を通わせる時間帯は、両親がどのような働き方をしているかによって、いくつかの選択肢から決めることができます。
その選択肢とは
- 終日 6時半から17時半(必要に応じて6時から18時まで)
- 午前中のみ 6時半から14時(必要に応じて6時から)
- 午後のみ 12時から17時半(必要に応じて6時から)
- 8時から12時まで
の4つです。
ウィーン市立の幼稚園(保育園)の費用はいくら?
ウィーン市内に住んでいる6歳までの全ての子供たちは、無料でウィーン市立の幼稚園を利用することができます。
ちょっとびっくりなのが、幼稚園にはすでに0歳から通うことができるということです。0歳から基本無料というのは、出産してすぐに働きに出なければならないママにはとてもありがたいサービスです。
ただし、昼食代や延長料金などは含まれていないので、それだけは支払う必要があります。2016年現在の月々の昼食代は昼食代は63.27ユーロ(約7,738円)です。
ウィーン市外に住んでいる子供が、ウィーン市内の幼稚園に通う場合は、ウィーン市からの補助を受けることができないので有料となります。
終日子供を通わせる場合、その値段は249,06ユーロ+昼食代63,27ユーロです。午前のみ、午後のみで通わせる場合は、これよりも値段が安くなります。
ウィーン私立の幼稚園(保育園)
ウィーンには市立の幼稚園や保育園の他にも私立の幼稚園や保育園が存在します。
こちらはウィーン市立の幼稚園のように、完全無料ではありませんが、私立の幼稚園にもウィーン市から補助が出ているため、ウィーン市内に住んでいる子供たちは格安で通うことができるところが多いです。
園によってその値段は違いますが、例えば私の子供の保育園ならば、月72ユーロです。
ウィーンの保育園、十分な空きはあるの?
日本では、地区によっては入園希望者に対する保育園の受け入れの数が足りずに、親が希望する保育園に子供を入園させることができなかったり、ひどい場合には、申し込んだ全ての保育園が全滅だったりすることがあるそうです。
ウィーンの保育園はどうかというと、希望する時期に希望する園に子供を入れることは、場所によっては難しいこともありますが、いくつかあたれば必ずどこかしらには空きがある状態です。
保育園の空き探しは、日本ほど深刻ではないと言えるでしょう。
まとめ
幼稚園や保育園は、働くママやパパの力強い味方になってくれる存在。ウィーンは子育てに優しい街と言われるだけあって、幼稚園や保育園のサポート体制もしっかり整っているんですね。
日本ももう少し、このようにお金がかからない子育てができるサポートがあればよいのですが、と願わずにはいられません。
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