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パリの百貨店で販売員として働く!家族でフランスに暮らす一日のタイムスケジュールは?

  • 公開日:
フランスの城

憧れの国フランスでやっと就職できた、望んでいた業種でいよいよ働ける、などフランスで就職を果たすことは夢への第一歩です。では実際、フランスでの仕事の1日はどんなふうに過ぎるのでしょうか。

パリは国際都市なので、さまざまな国の人が集まり、いろいろな仕事があります。

そこで一例として、パリの百貨店に販売員として勤務していた頃の、私と夫と娘(2歳)の3人家族の場合の、朝起きてから寝るまでの一日のタイムスケジュールを詳しく紹介します。*1ユーロ=127円(2019年1月現在)

8:00 起床・朝食

パン

朝は8時に起床。娘の保育園も仕事も遅めに始まるので、ゆっくりの起床です。朝食はたいていカフェオレとパン、またはシリアルです。 フランスの朝食といえばクロワッサンやパン・オ・ショコラが定番という感じがします。

けれどもフランス人の間では意外と「高カロリー」食品として恐れられていて、毎朝は食べません(私は知らずに毎朝食べていて、産後、お世話に来てくれた助産婦さんにびっくりされました)。

パンを食べる場合はフランスパンなどにジャムやバターをつけたタルティーヌ、または乾パンのようなものやブリオッシュ(こちらも高カロリーです)など。コーヒーだけという人も多く、日本のように朝食は重視されていないようです

娘には最初牛乳やフルーツ、ヨーグルトなどを用意していましたが、いつもほとんど手をつけません。そのことで悩んでいたら、保育園の先生に「そういう子も結構いる」ということで問題なしと言われて、結局保育園に通う間中、娘はほとんど朝食をとらずに終わりました。

9:00 出勤

家族

娘を保育園に預ける時間は9時30分からで、私の仕事開始時間も9時30分からだったので、朝は夫に送ってもらっていました。

私は自宅から直接、最寄駅のRERというパリと郊外を結ぶ首都圏高速鉄道に乗り仕事場へ向かいます。4駅で仕事場に着くので、所要時間は15分程度。

朝は混んでいますが、日本の満員電車に比べたら空いているといっていいほどの混み方なので、そんなにストレスはありません

日本の通勤に比べたらとても快適、と言えますが、やはり難点もあります。まず、駅構内も電車もあまり清潔ではありません

メトロもそうですが、異様な臭いと落書きが多く、ゴミや汚れがずっとそのままだったり、エスカレーターが止まったままだったりするので、乗っているといつも不快になります。それに加えてストライキによる駅の閉鎖、人身事故や故障による遅延もかなり多いです

ただ交通機関があまり機能しないことにフランス人も慣れているので、それによって仕事に遅れる時は事前に連絡すれば問題なしでした。

しかも毎日でなければ、交通機関の遅延で5分〜10分遅れる程度ならわざわざ連絡してこなくても良い、と言われさえしました。フランス人は時間に関してはかなりおおらかなのだと驚きました。

9:30 仕事

フランス

9:30〜12:00 午前中の仕事

仕事の開始時間は9時30分から。百貨店の朝の早い時間はお客様が少ないので、たいてい朝一番でレジの両替をして、その後商品の陳列、掃除をします。

私が働いていたのは観光客用にお土産物の食品とワインを売る売り場でした。なので、賞味期限を確認したり、売れ筋の商品を手前に移動したり、足りない商品を他の売り場から譲ってもらったりという仕事を朝のうちにしてしまいます。

フランス人の従業員を見ていると、9時30分に来てまずは同じ売り場の同僚に挨拶して世間話をします。それから向かいにある違う売り場の同僚のところへ行き挨拶と世間話。

売り場があるフロアの中央にあるレジ係の同僚のところへ行ってまた挨拶と世間話。10時くらいになるまでこれを続けます。

そして10時くらいにやっと陳列と掃除を開始。10時30分を過ぎる頃に「あ〜疲れた〜」と言ってコーヒーブレイク。そのころにもなるとお客さんの数も増え始めるので、やっと仕事のエンジンがかかる、という感じでした。

もう数年前のことになりますが、米タイヤ製造大手タイタン・インターナショナルのCEOが、経営難に陥ったフランス北部にある工場の投資の要請を受けて視察した時のことをこう言っている記事がありました。

「……フランスの労働者は高い賃金を受け取っているが、3時間しか働きません。休憩と昼休みに1時間、おしゃべりに3時間、仕事に3時間費やす。フランスの労働組合員に面と向かってこれを指摘したら、それがフランスの働き方だと言われました」

AFP BB NEWS 「仏労働者は『1日3時間しか働かない』米企業CEOより一部抜粋

私はもともと違う会社で働いていて、その時はみなよく働いていたので一般化はできません。しかしこの職場でフランス人の働き方を見ている限りそうコメントしたアメリカ人の気持ちはよくわかる!という感じでした。

12:00〜13:00 お昼休み

12時頃から交代でお昼ご飯を食べに行きます。休憩は1時間で、社員食堂があり、そこで食べたり、まわりにあるレストランで食べたり、サンドイッチなどを軽く食べて済ませます。これは日本と同じです。

社員食堂で食べると、ランチセットのようなものが3ユーロ(400円弱くらい)で前菜、メイン、サイド、デザートがついたものが食べられたので、とても満足してそればかり食べていました。

パリは物価が高いので、サンドイッチに飲み物、デザートがついた簡単なランチセットなどでも7〜8ユーロはします(900〜1000円くらい)。

13:00〜17:30 午後の仕事

お昼ご飯が終わってから夕方まではお客さんも多いので接客がメインになります。週に数回商品の搬入がある日があるので、その時は搬入、ラベル貼り、陳列を行い、在庫を確認してから発注をかけます。

18:30 子供の保育園のお迎え・帰宅

夕方

17時30分に仕事を終え、すぐにRERへ乗り帰宅します。18時に自宅がある駅に着くと、駅前のスーパーに寄り、10分で買い物を済ませます。

保育園に迎えに行ったあと娘を連れてスーパー行くと、ベビーカーを離れて歩きたがったり、お会計をしているときに勝手に外へ出たりして買い物することが不可能だったため、時間が少なくてもなんとかして迎えに行く前に買い物をしていました。

私が通っていた駅前のスーパーでは、買うものが10品目以内であれば、自分でレジを済ませることができます。片方に商品を乗せて、中心にあるバーコードに商品をかざして自動で読み取らせて、反対側にあるカゴに商品を乗せていきます。

最後に画面で合計金額が自動で算出されるので、それにしたがって支払いを済ませることができます。

フランスにはコンビニエンスストアーがないので、急いでいる時に少量の物をすぐに買うことができるこのシステムはとてもありがたいです。そして18時30分に娘の保育園へお迎えに行き、帰宅します。

21:00 夕食・就寝

ベッドルーム

保育園から自宅が離れていたので、家に帰る時間がどうしても19時以降になり、そこから夕ご飯を作って食べてお風呂、となるといつも就寝時間が21時を越えてしまうので大変でした。

幸い朝が少し遅くても良いので、娘の就寝が22時を越える時は朝ギリギリまで寝かせておいたりしました。

夫の仕事が夜遅くて、平日に夕食を一緒にとることがなく、私と娘の二人だけだったので、夕食は手を抜いていました。

週末にまとめて作って温めるだけにする、冷凍食品などで品数を増やす、メイン一品のみ作ってあとはフランスパンやチーズなどを添えるだけにするなど、とにかくすぐできるようにして20時までにはご飯を食べ終えるようにしていました。

ハウス

子供が生まれてから融通がきくという理由で選んだ職場だけあり、自宅で子育てしているより仕事をしている時の方がおしゃべりをしたりコーヒーを飲んだりゆっくりできました。

それでも子育てと仕事の時間のやりくりは大変だったので、普段は否定的に見ていたフランス人の働き方も、子育て中だったり年老いたりしても長い間働き続けられる環境という意味では、無理のない働き方なのかもしれません

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