旅行先として常に高い人気を誇るタイ。そんなタイに惹かれて就職する日本人も増えています。
チェンマイで現地採用社員として働く千田さん(25歳)もその一人。日本への留学を考えているタイの学生のために、日本での生活をバックアップする会社に就職しました。
なぜチェンマイで働こうと考え、どうやって就職先を見つけたのでしょうか。また、実際に働いてみてどんなことを感じているのでしょうか。千田さんのタイ就職経験談をお届けします。
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チェンマイで現地採用就職を目指したきっかけ
タイ文化やタイ語への強い興味
大学時代からタイの文化やタイ語に興味を持っていて、タイで仕事をしてみたいという強い気持ちから、就職活動の時期に現地で仕事ができるルートを探していました。
たまたま大学のサークルの先輩がタイで働いていることを知り、チェンマイにあるその会社に採用面接をしてもらえるよう頼み込んだのがタイ就職のきっかけです。
そして、タイ語での面接、英語の能力試験やその他タイについての基本的な知識を問われる試験に合格し、現地採用という形で雇ってもらえることになりました。
給料は現地採用としては比較的高めの月24万円で、ゆとりのある生活ができています。
チェンマイで現地採用として働いてわかったこと
チェンマイの魅力
実際にその国で働くと、旅行では気づかない魅力を知ることができます。
例えば、エスカレーターでのタイの人々の行動が日本人とは全く違う点です。日本では、エスカレーターを早歩きしている人などを見かけますが、タイでそのような光景は見たことがありません。タイの人々は時間に支配されることなく日々をゆっくりと過ごしているので、エスカレーターで早歩きをすることもないのです。
この「時間的ゆとり」というような魅力は、タイで働き暮らしてみなければ気づくことができないことの一つです。
日本にも強く興味を持つ
海外には、自分の国や文化・伝統などをとても大切にしていて、自国のことについて非常に詳しい人が多いです。そして、外国の文化や伝統などを知って、自国と何が違うのかを理解したがる傾向があります。
そのため、タイで働く私は日本ではされないような質問をされることがあり、実際に仕事仲間のタイ人に「天皇はなぜ偉いの?」と聞かれました。
その他にも、日本について様々なことを聞かれます。タイに来てから日本についてもっと知る必要があると感じる場面が多々あり、それがきっかけで日本について考えるようになり、日本について知るきっかけにもなりました。
考える力と自己主張スキル
タイで働いていると、様々な国の人々と会話をしなければなりません。そのような経験から身についたことは自己主張です。なぜなら、外国人と話している時に自分の意見を言わずに黙っていると、一般的には「承認した」と捉えられるからです。
それによって、仕事でもプライベートでも何回も損をしたのでこれではだめだと感じ、自分の意見を積極的に言うようにしました。そのうちに自然と考える力がつき、どのような場面でも自己主張ができるようになりました。
価値観の違いでトラブルが起きることも
タイで働くと、周りの仕事仲間はタイ人である場合がほとんどです。日本での常識をもとに仕事をしていると、タイ人とぶつかることが頻繁にあります。
タイの人々にとっては私生活がとても大切なので、仕事は最小限に抑えようとします。とても良い案件が入ってきても、必要以上に頑張らず、定時で仕事を終えます。一方、日本人の私は、良い案件が入ってきたら気合いを入れて仕事に取り掛かります。
その温度差がトラブルにつながることが多々あるのです。
まとめ~デメリットも含めて貴重な異文化体験
タイへの興味がきっかけでチェンマイでの就職を決めた千田さん。実際に働き生活してみて、これまで知らなかったタイの魅力を発見するとともに、良くない点も見えたのではないでしょうか。
海外就職は、日本とは異なる文化や環境で働くことです。その国をもっと深く知ると同時に、日本を客観的に見ることもできるようになります。
うまくいかないことがあっても、その経験は人生においてとても貴重なものになるはずですよ。
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