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プーケットの観光業の勤務時間と休暇事情を解説

プール

観光地として有名なプーケットでは、たくさんの外国人が働いています。そのせいか、勤務形態も多様で会社や職種によって大きく違ってきます。

私は観光ツアーやダイビングを扱う会社で働いていて、メインのお客さまは日本人です。

そのため、日本が長期休暇などで日本人のお客さまが多い時期はほとんど休みはありません。その代わり、日本人が少ない時期は比較的自由に勤務時間を決めたり、休暇を取ることができます。

今回はプーケットで20年間ほど働く私の勤務時間や休暇事情についてご紹介したいと思います。

目次

プーケットの基本的な勤務時間

パソコン

観光業に勤めていますので、そのときの状況によって多少勤務時間は変わりますが、通常の私の勤務時間は9時から16時までとなっています。

お昼には1時間ほどの休憩がありますが、その他にもオフィスにいる日は自分のペースで適当に休憩を取ることができます。

退社は16時ごろを目安としていますが、特に忙しくないときは早く帰ることもできますし、反対に忙しいときは勤務時間を少し延長したりもします。

どちらの場合にも、お給料には特に関係がなく固定給なので、残業しても早く帰っても支給される額は同じです。

繁忙期は変則的

ただし、年末年始や日本のゴールデンウィーク時などの繁忙期の勤務時間はその日によってまちまちです。

繁忙期が近づくとお客さまとのメールのやり取りや、ツアーやダイビングの予約作業で、オフィスでの仕事は夜遅くなることもしばしばです。お客さまが現地入りしてからは、現地でのケアやトラブルの処理などもあります。

朝はお客さまの参加するツアーのピックアップが開始する7時ごろからスタンバイし、お客さまからの電話に対応できるようにしています。夜も次の日のツアーの予約の再確認をしてから帰宅するので、だいたい遅くなります。

プーケットならフレキシブルな勤務時間も可能

時間

上記のように勤務時間はある程度決まっているのですが、上司や同僚と相談し仕事との折り合いがつけば勤務時間は変更することも可能です。

例えば子供がいる場合、学校などで親も参加した方がいい行事があるときなどは事前に報告すれば勤務時間を変更したり、休みにしたりすることができます。

また、共働きで奥さんの仕事がどうしても忙しく、子供の送り迎えをしなくてはならないというようなときも、寛容に対応してくれます。

日本の会社のように遅刻や早退がしづらいこともなく、同僚たちも理解してくれますので、勤務時間を変更したい場合はお互いフォローし合っています。

プーケットの休日と有給休暇

カレンダー

オフィスの経理や事務の現地スタッフたちは基本的に週末に休みを取っていますが、私たち外国人スタッフはお客さまの対応がありますので週末に休むことはあまりなく、平日にお休みの日を設けています

外国人スタッフはお休みの日が被らないように工夫してシフトを組んでいます。

私がプーケットで勤めてきた会社では、有給休暇という制度はありませんでした。よほど多く欠勤した場合を除けば、お給料は出勤日にかかわらず固定制です。有給休暇のように、年に何日まで休んでいいというような決まりも特にありません。

プーケットのバケーション休暇や長期休暇

ビーチ

私の働く会社は観光業ですので、会社全体で長期に休むことはまずありません

お客さまが少ない時期に年に1度か2度、スタッフ旅行がありますが1泊か2泊の短い旅行がほとんどで、少し長めの日数のときはふたつのチームにわかれて日にちをずらして行くようにしています。

それぞれが長期を年に1度とれる

個人的な長期休暇も、暇な時期にみんながあまり重ならないようにスケジュールを組みます

現地スタッフは、4月にあるタイのお正月に合わせてお休みを取る人が多いです。中華系タイ人のスタッフは旧正月にお休みをとります。

外国人スタッフはだいたいみんなそれぞれの母国へ1年に1度は帰国することが多く、2週間から1カ月近くお休みをとります。私も1年に1度は長期休暇を取り、日本に帰国しています。

プーケットの同僚たちの休暇の過ごし方

バッグ

現地スタッフも外国人スタッフも、長期休暇は実家に帰るという人が多いです。帰省しない場合も、タイは様々な国にアクセスしやすいので、海外旅行をする人が多いです。

近隣諸国はもちろん、バンコクからはLCC(格安航空会社)を利用すれば少し遠い国でも手軽に旅行できます。ですので、長期休暇のときにプーケットに残っているという人はあまりいないです。

現地スタッフの間では、日本への旅行がはやっています。休みのたび日本人の私よりも日本のいろいろな場所に旅行する人がいるほどです。

プーケットで働く一日

空

タイ人はみんな朝からシャワーを浴びるのが習慣です。日本にいるときは朝からお風呂に入ることはありませんでしたが、タイに移住してからは1年中暑い気候ですので朝起きるとシャワーを浴びるようになりました。

今では日本に帰国した際も、朝お風呂に入らないといられなくなってしまいました。

通勤にあまり時間がかからないので、のんびり身支度をします。

8:00 朝食

肉まん

朝食屋さんが豊富なプーケット

朝食は家で食べるのと、外食の半々です。タイでは朝食が食べられるお店がたくさんあります。わたしのお気に入りは飲茶(ヤムチャ)屋さんで食べる点心とおかゆです。

そのほかにも「カノムチーン」と呼ばれるタイカレーをかけたそうめんや、「カオゲーン」と呼ばれる好きなおかずをご飯にかけて食べるお店が朝食屋さんでは人気です。

欧米人の経営するベーカリーもたくさんありますので、気分によってその日の朝食を決めています。どれもお安く手軽に食べることができます

繁忙期はあわただしい朝が続く

プーケットのツアーは朝早くからお客さまのピックアップが始まっていますので、日本人のお客さまのピックアップ・トラブルなどがあると、電話で対応をしなくてはなりません。

繁忙期は電話の対応に追われて、なかなかゆっくり朝食をとることができない日もあります。

9:00 出社。メールやFAX、予約の確認

スマホ

毎日9時ごろに出社します。出社してからはまず最初に、その日のツアーや参加者の予約確認作業をします。それが終わってから、翌日以降に入ってきているお客さまのツアーの確認、予約作業などをします。

予約確認などが終わってから、メールをチェックして返信などを済ませてしまいます。

11:00 ミーティング

仲間

各部署のスタッフが集まり、予約状況などの報告をします。堅苦しい雰囲気ではなく、お茶を飲んだり雑談しながらすすめていきます。

欧米人のスタッフが参加するときは英語ですが、外国人が私しかいない場合はタイ語で会話しています。

12:00 昼食

昼食

昼食は12時から、と厳格に決められているわけではないので、手が空いた人からお昼の休憩に入ります。

食事はオフィスにいるお手伝いさんが作ってくれているタイ料理を、いつでも食べられるようになっています。が、私は気分転換も兼ねて外に食べに出ることが多いです。

オフィスのスタッフと近くにあるお店に行きますが、「ソムタム」というパパイヤのサラダが好きでよく食べに行きます。

13:00 営業、マーケティングなどの仕事

スケジュール

午後は急いでやらなければならない仕事は比較的少ないので、のんびり仕事をしています。日本のツアー会社に連絡をして、ダイビング・ツアーなどの営業をしたりするのも午後が多いです。

雑誌やウェブサイトに目を通し、いろいろな国のダイビング・ツアー情報などもチェックして、次に売り出したいツアーを考えたりします。

16:00 退社→フィットネス、ショッピングなど

ジム

退社時間も決められていませんので、自分の仕事が終われば退社します。フィットネス・ジムの会員になっているのでフィットネスに行くことが多いです。

プーケットでは今フィットネス・ジムが流行っていて、とてもたくさんあります。会費は1カ月2000バーツ前後です。

買い物や雑用などもこの時間に済ませています。曜日によってナイト・マーケットが出ている日があるので、夕方の明るい時間によく行きます。

小物などがとても安く売っていて、そのときに流行っているものなどもわかるので、見ているだけでも楽しいです。

19:00 夕食

レストラン

何も予定がないときは、自宅に帰り自炊します。プーケットのスーパーマーケットには、少し割高にはなりますが日本の食材も売っています。日本食材の専門店もあるので、家で作るときは和食中心にしています

友人たちと食事に行くときは、食事をしてそのままお酒を飲みに行くこともあります。プーケットは観光地ですので、おしゃれなレストランもたくさんあり、友人たちと新しいお店を探して訪れています。

22:00 のんびりタイム→就寝

コーヒー

夕食や入浴をすませて、読書をしたりテレビを観ながらゴロゴロして過ごします。タイでもインターネット経由で日本のテレビを観られるシステムがあるので、そちらを契約しています。

友人たちと外出しているときは遅くなることが多いですが、家で過ごしているときは24時くらいまでには就寝するようにしています。

まとめ

タイはみんなとてものんびりしているので、仕事のスタイルものんびり。出社時間なども厳密に決められておらず、少し遅くなっても怒られることはないので、ストレスを感じることが少なく過ごせます。

わたしの場合、通勤時間も10分程度と短いので、日本で働いているときに比べると、仕事以外のことに充てる時間がとても増えました。

仕事ももちろん楽しいですが、プライベートを充実させることができるようになったので、プーケットに移住してきて本当に良かったと思っています。

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まとめ

プーケットで20年近く働いてきました。お休みという点では日本に比べてとても融通がきき、遅刻や早退も難しくありません。周りのスタッフたちも同じようにお休みを取るので後ろめたさを感じることもないです。

日本ではなかなか長期休暇を取ることができなかったので、今は少し長めにお休みをもらい実家に帰省したり、海外旅行ができるようになり、生活にゆとりが生まれました。

のんびりと働きたい、旅行が好き、という人にプーケットで働くのはとてもおすすめです。

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この記事を書いた人

タイ・プーケットピピ島にてダイビングショップ勤務や日本人部門マーケティングマネージャー、旅行会社経営など。

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