タイで働くなら知っておきたい仕事に役立つタイ語のフレーズ
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タイ語というと、見慣れない文字のせいもあり難しいと思われがちです。しかし日常会話は思ったよりも簡単です。オフィスで使う言葉が英語だったとしても、簡単なタイ語が話せれば現地のスタッフとも早く仲良くなれます。
ここでは、仕事に役立つタイ語やスタッフとのコミュニケーションに使えるフレーズをご紹介しようと思います。なお、各フレーズの後に、男性ならクラップ、女性ならカーとつけると丁寧な言い回しになります。
記事の目次
初級編1:マイペンライ(大丈夫、気にしない、問題ない)
「マイペンライ」という言葉は大げさではなく、タイ人が日常でも職場でも最もよく使うフレーズなのではないかと思います。
最も多い意味合いが「大丈夫」
「マイペンライ」が最もよく使われるのは「大丈夫、大丈夫!」という意味合いです。例えばこちらが何か失敗をしてしまって相手に謝ると、たいていは「マイペンライ」という言葉が返ってきます。
実はあまり大丈夫ではない、という場合でもタイ人はとりあえず「マイペンライ」と声をかけてくれます。もちろんその後にはどのように問題を対処しようかという話になりますが、「大丈夫、なんとかなるよ」という感じですのでとても寛容という印象を受けることが多いです。
「大丈夫だよね?」と謝罪の代わりに言われることも
逆に、相手がなにかミスをしてしまったというシーン。ここではもちろん普段彼らがしてくれるように、こちらから「マイペンライ」と声をかけてあげたいところです。
しかし、こちらから声をかける前に「ミスしちゃったけど、大丈夫だよね?気にしないよね?」という意味を含んで、ミスをした方の相手から先に「マイペンライ」が出てくることが多いのです。
この背景にはタイ人はプライドが高く、あまり明確に「ごめんなさい」という謝罪をしないというのがあります。「ごめんなさい」というかわりに「マイペンライ」を使いうまくごまかしてしまうのです。
さまざまなトラブルを乗り越えるのに、マイペンライはぜひ使いこなしてもらいたいフレーズです。
初級編2:レオレオナ(早くね、至急ね)
「レオレオナ」という言葉は「レオ」が早くという意味で、2回繰り返すことで意味を強調しています。最後の「ナ」というのは日本語で言うところの「ね」ですので、「ナ」をつけることでやんわりとした言い方になっています。「ナ」をつけずにレオレオだけだと命令口調です。
日本人観光客相手のとき社内で多用
南国の暖かい気候のせいか、現地のスタッフたちは職場でもとてものんびりと仕事をしています。仕事中でもおやつを食べたり、スマホで仕事と関係ないことをしていたり、おしゃべりに夢中になったり。
それはそれでこちらものんびりしたいときは遠慮しなくていいのです。が、私の仕事は時間に正確な日本人の観光客と接することが多いので、スピードアップしてもらわなければならない仕事もたくさんあります。
そんなときはいつもこの「レオレオナ!」というフレーズを使っています。私のオフィスでは「マイペンライ」の次に登場するかもしれません。
初級編3:キンカオルーヤン?(ご飯はもう食べた?)
このフレーズは直接仕事に関係する言葉ではありませんが、相手との距離を縮めるのに使えるフレーズです。
本当にご飯を食べたか聞きたいので使うというよりは、あいさつの一つとして使います。食べていなければ「食べてないよー、おなかすいちゃった」。食べていれば「今日は〇〇を食べてすごくおいしかったよ」などという感じで、次の会話につなぐことができます。
オフィスのスタッフとの日常会話にも使えますし、取引先の相手との会話を盛り上げるためにも使うことができる便利なフレーズです。
中級編:サドゥワックマイ?(都合は良いですか?)
「サドゥワックマイ?」は相手の都合を尋ねるのに使うフレーズです。タイに来たばかりの頃はこのようなフレーズは知らず、何かを頼むときには都合など聞かずに単刀直入にお願いするという会話の仕方でした。今思うと失礼な話し方をしていたなと思います。
このフレーズは相手に何かを頼むときのほか、さまざまな場面で使うことができます。相手の都合を聞くとき、また電話をかけたときに日本語の「今、お時間大丈夫でしょうか?」という意味合いにもなります。
私のタイ生活の中で、もっと早くに知っておきたかったと思うフレーズの一つです。
上級編:チュワイ〇〇ドゥワイナ(〇〇してくれる?)
このフレーズの「チュワイ」という言葉は単体だと「助ける」という意味になります。「ドゥワイ」は「同じく」とか「一緒に」という意味です。「チュワイ」と「ドゥワイ」の間に動詞をつけて使うと、「〇〇してね」というような何かを頼むときの柔らかい表現になります。
例えば「電話してね」としたい場合は電話するという動詞「トーマー」をつけて「チュワイトーマードゥワイナ」となります。
このフレーズを使うことで、きつい言い方になりません。プライドが高く、命令をされることがあまり好きではない現地スタッフに仕事をお願いするときなどにも重宝しています。
まとめー簡単なフレーズでもいいから積極的に使おう
タイで働き始めた頃はタイ語は全くできず、こんな難しそうな言葉を話せるようになる日は来るのだろうかと思っていました。
また、最初は現地の友達と食事をしたり買い物をしたりしながら言葉を覚えていったので、どうしても友達同士で使う言葉が多くなってしまい、オフィスなどフォーマルな場所で使うタイ語を覚えるのに苦労しました。
オフィスにいる時はなるべく同僚の現地スタッフたちが使っているタイ語を聞き、真似をするようにして少しずつ丁寧なタイ語を習得することができました。
これからタイで働こうと考えている皆さんも最初はきっと難しい!と感じると思いますが、英語で済んでしまう会話でも積極的にタイ語を挟みつつ話すことをおすすめします。
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