タイ・バンコクで日本人求人が多い職種を紹介します!
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タイには日系企業が多数進出しています。また、バンコクには日本人が多く、外務省に在留届を出している人だけでも5万5千人(2018年10月時点)、届を出していない人も合わせると約8万人以上が住むと言われています。
そのため、日本人向けの求人もたくさんあり、タイ企業が日本人を募集していることもあります。
では、実際にどのような求人があり、給与はどのくらいなのかなど、バンコクで働く私からご紹介します。
※1バーツ=約3.3円(2019年2月)
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記事の目次
タイで日本人の求人が多い業種・職種
製造業
タイにはトヨタ、日産、三菱などの日系自動車企業が多く進出しています。JETROの「タイ日系企業進出動向調査2017年」によると、タイに進出している日系企業は5千社以上あり、その40%以上が製造業です。
そのため、人材派遣会社などでは常時、製造業の求人があります。
- JETRO「タイ日系企業進出動向調査2017年」調査結果(2017年10月)
https://www.jetro.go.jp/world/reports/2017/01/762117c2abed4a1c.html
営業
また、商社の法人営業、営業事務などの職種での募集も多いです。
タイを東南アジアの拠点としている企業も多いので、カンボジア、ミャンマー、ラオス、マレーシアなど近隣諸国へ出張する仕事が多いのも特徴です。企業によっては日本への出張もあります。
色々な国で働いてみたいと思っている人には最適な環境ですね。
タイで日本人の求人が多い地域
日本人求人数が多い順にエリアを見てみると、以下のようになっています。
- バンコク
- バンコク郊外南東のチョンブリ
- バンコク郊外南のサムットプラカン
1位のバンコクの都心部には多様な業種の駐在員事務所や製造業の営業事務所があります。2位のチョンブリと3位のサムットプラカンは、いずれもバンコクから車で約1~2時間の場所にあり、工業団地が多いことで知られています。
チョンブリやサムットプラカンに職場があっても、バンコクに居を構えて通勤する人が多いです。現地採用の場合、運転手付きの社用車が用意されるのか、社用車を提供されて自分で運転するのかは会社によって異なります。
タイで日本人が採用されやすい条件(学歴・スキルなど)
タイで就労ビザを申請する場合、大卒以上の学歴が望ましいです。ただし、就労する会社によっては高卒でも就労ビザが下りることあります。
一概には言えないですが、高卒でバンコクでの就職を考えている場合は就職先の会社と相談してみる必要があります。
また、タイ人やその他の外国人と接する機会が多いので、やはり語学に堪能だと給与や福利厚生などの面で条件が有利となります。タイの公用語であるタイ語はもちろんのこと、英語力が高い人も重宝されます。
さらに、応募する職種における日本での職務経験がある場合も採用されやすくなります。未経験でも可能な求人ももちろんありますが、経験者の方が待遇・条件の良い求人が多いです。
タイで働く現地採用日本人の給与相場
タイ在住日本人向け情報誌DACOの「現採白書」(2018年11月発行)によると、現地採用回答者249人の平均月給は11万バーツ(約36万3千円)です。
一番低い月給は3万バーツ(約9万9千円)、高い月給は20万バーツ(約66万円)で、職種や年代によって非常に差が激しいです。
回答者の給与額を割合で見ると、一番多いのは5万~7万バーツ(約16万5千~23万1千円)で28.1%を占め、2番目に多いのは7万~10万バーツ(約23万1千円~33万円)の22.1%となっています。
- DACO「現採白書 リアル編」2018年11月20日発行-第493号
https://www.daco.co.th/information/43215/
タイ人の給与相場は?
タイではバンコク市内の月収と地方の月収の差が非常に激しいです。タイの経済は政治情勢により不安定ですが、基本的には年々成長しています。
2018年4~6月期の実質GDP成長率は前年同期に比べて4.6%増でした。そのため、タイ人の給与も年々上がっています。
タイ全体の平均月収は、2018年では約1万4千バーツ(約4万6千円)です。バンコクの平均月収は約2万5千バーツ(約8万3千円)なので、タイ全体の平均月収の1.8倍ほどです。
職種別の大卒の初任給は以下の通りです。
- オフィス系(営業、事務、経理など):1万5千~2万バーツ(約5万~6万6千円)
- エンジニア系(IT除く):1万5千~2万5千バーツ(約5万~8万3千円)
- IT系:2万~3万バーツ(約6万6千~9万9千円)
- 日本語通訳:2万~2万5千バーツ(日本語検定3級レベル、約6万6千~8万3千円)
一般に、日本語能力が高かったり、専門知識を持っていたりする場合は給与が高いです。
タイでは非製造業の日本人求人が増加中
これまでは製造業の進出が多かったタイですが、ここ最近ではIT系やサービス業の日本からの進出が増えています。
上述のJETROの調査結果によると、非製造業(農業、建設業など以外)の日系企業進出数が製造業を上回る傾向が明らかで、新たに卸売・小売や飲食、情報通信といった業種の日系企業の進出が増えています。
IT系だと専門職ということで、一般職よりも高い月10万バーツ(約33万円)以上の求人が多数あります。
まとめ~スキルを身につければより幅が広がる
タイでは、語学ができず特別な資格がなくても就ける職も多数あるので、海外の中でも日本人が働きやすい国の一つだと思います。
ただ、タイを含めて日本以外の場所で働くことを目指すなら、実際に渡航するまでの間に言葉を勉強したり、IT系の知識を身につけたりすることで仕事の選択肢の幅は広がります。
渡航までに時間がある人は、日本国内で語学や専門知識を少しでも身につけることをおすすめします。
※この記事の内容は2019年3月現在のものです。
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