タイの日常生活の中でよく使う言葉として「あいまいな返事」というものがあります。日本人は特によく使う種類の言葉ですよね。「何を食べたい?」とか「どこに行きたい?」と聞かれた時、はっきりとした希望がないなら、あいまいな返事をするのではないでしょうか。
そこで今回は、タイ語でそれら「あいまいな返事」に該当する3つの言葉をご紹介します。
อะไรก็ได้(アライゴダーイ):何でもいいです
タイの日常でよく使う言葉です。
「何食べたい?どれがいい?何したい?」といった質問すべてに使えます。でもあまりにいつも使っていると無関心と思われ、相手を怒らしてしまうかもしれません、
この言葉は笑顔で良い雰囲気を保ちながら使うようにしましょう。
応用編「どこに行きたい?」と聞かれた場合
「どこに行きたい?」と聞かれた場合、どのように答えることができるかもご紹介します。
「何」を意味する「อะไร(アライ)」の部分を「どこ」を意味する「ที่ใหน(ティーナイ)」に変えて、「ที่ใหนก็ได้(ティーナイゴダーイ)」と言うことができます。
- อะไรก็ได้(アライゴダーイ):何でもいいです
- อะไร(アライ):何
- ที่ใหน(ティーナイ):どこ
これで「ที่ใหนก็ได้(ティーナイゴダーイ):どこでも良いです」という意味になります。
แล้วแต่(レーオテー):お任せします
「แล้ว」と「แต่」を直訳すると上記のような意味にはならないのですが、2つを合わせて言うと「〜次第」という意味合いになります。
相手が目の前にいる時、この言葉を述べ、手のひらを差し出すようなジェスチャーをすると「お任せします」といった意味になるでしょう。
- แล้วแต่(レーオテー):お任せします
ちょっと応用編
「あなた」を意味する「คุณ(クン)」を後につけた「レオテークン」だと「あなた次第」となり、「クン」の代わりに「เขา(カオ)」を付けると「彼(彼女)次第」という意味になります。
- แล้วแต่คุณ(レオテークン):あなた次第
- แล้วแต่เขา(レオテーカオ):彼(彼女)次第
当事者との距離に応じて後につける言葉を変えていくとより自然な使い方ができますね。
เฉยๆ(チューイチューイ):別に、なんとなく
大人も使いますが、思春期の子たちがよく使う言葉です。
例えば、以下のように使います。
- 「そのドラマよく見てるけどそんなに面白いの?」
- 「เฉยๆ(チューイチューイ):別に〜、なんとなく見てる」
二つ目の「チューイ」をだるそうに伸ばして言うとより「チューイチューイ感」が出ます。この言葉もあまり多用し過ぎるとマイナスのイメージを持たれるかもしれません。
本当に「ただなんとなく」という時だけ使うようにしましょう。
また、上のタイ語で使われている「ๆ」という文字、前に来る言葉を繰り返す意味を持つタイ文字で、日本で言うところの「々」と同じ意味になります。
タイ語は同じ意味の言葉を繰り返して意味を強調することが多くあります。この辺りも日本語と似ていますね。
まとめ
日本でもよく使う3つの言葉をご紹介しました。これで、尋ねられたことにハッキリと答えられない時、笑顔で使うことができます。ただ何度も言いますが使い過ぎにはご注意ください。
無気力で無関心な人間とは思われたくないですものね。
実はタイ人も日本人と同様あまり物事をハッキリと言わない傾向があり、特に相手が目上や年上の人になると極端なほど自分の意見を言わなくなる人が多いように感じます。それでこういった曖昧な表現をよく使います。
なのでこの3つの言葉を聞き取れるようになっておくといいですよ!
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