北京には北京駅の外に「北京」と名前の付く駅が四つあります。ほとんど利用されず新駅建設予定だけはある北京東駅以外の北京北駅、北京西駅、北京南駅は乗降客の多い大きな駅です。
今回ご紹介する北京南駅はその名の通り北京市の南側に位置して、2008年にリニューアルオープンした巨大駅です。天津や上海へ向かう高速鉄道の起点駅でもあります。
高速鉄道に乗れば北京から天津まではわずか30分ですから、北京っ子お気に入りの日帰り観光コースです。北京南駅を攻略して天津への小旅行を楽しんではいかがでしょうか。
北京南駅へのアクセス
北京南駅には地下鉄4号線と14号線が直結しているとはいえ市の中心部からは結構離れています。一時間、場所によっては二時間かかることも……。タクシーで行く場合も北京名物の渋滞に巻き込まれるかもしれません。
駅に着いてからも広いし混雑しているので意外と時間を取ります。できるだけ余裕を持って早めに行動したいものですね。
一階のコンコース
地下鉄から北京南駅に行った場合、改札を抜けると駅一階のコンコースに出ます。列車の運行案内パネルとともにたくさんの店やレストランが並んでいます。
駅で食事をするつもりで来たのなら、この一階で食べておくことをお勧めします。二階の改札コンコースの店は混雑していることが多いですから。トイレも一階の方が空いているかも。
二階のコンコース
エスカレータで二階に上がると安全検査があります。週末や祝日でなくてもいつでも混んでいて行列が出来ています。ぎりぎりの時間に二階に上がると乗り遅れてしまう危険性も……。
ここから改札までも多少距離があるので、早め早めに通っておく方がいいでしょう。
二階のコンコースは空港のように明るくて広いです。あちこち見て回りたい気分ですが、ここはまず最初に自分の改札口を探しましょう。
北京南駅はホームごとに改札口があります。改札口の番号は切符に印刷されていることもありますし、無ければ運行案内の電光掲示板を見ると表示されています。
改札を通ってホームへ
改札口は時間が来ないと開きません。開くのは大体発車の15分から30分前でここにも行列が出来るので、30分前を切ったら並び始めた方がいいかもしれません。
改札は向かい合って二か所あります。改札の上に列車の番号が表示されていてその右端に車両番号が出ているので、自分の乗る車両の側の改札口に並びましょう。
改札口では切符と共にパスポートの提示を求められますのでお忘れなきよう。
改札を通ってエスカレータでホームに降ります。日本の鉄道駅と違って早めにホームに入れないので、改札が開いてから発車までの時間があまり有りません。サクサクと移動しましょう。
高速鉄道の車両はどうなってる
写真は二等車の様子です。多少狭くて椅子のクッションも硬めですが、基本的に清潔で気持ちよく乗れます。車内で飲食したり携帯で話をしたり、日本に比べるとやっぱりちょっとだけにぎやかではあります。
時速300キロを超えているはずなのに景色があまり変わらないなんて中国は広いなぁ、としみじみ感じてみるのもいいかもしれませんね。
駅が近づくときちんとした車内放送もあるので心配いりません。途中駅だと停車時間がわりと短いので、ここでも早め早めの行動をおすすめします。
まとめ
たとえシステムが違っても言葉が通じなくても、基本的な流れは外国人にもわかりやすいようになっているのでそこそこ使いやすい駅です。
問題は人が多すぎること。至る所で行列が出来るので予想以上に時間がかかってしまうことがしばしばです。常に時間に余裕を持つようにして、快適な列車の旅をお楽しみください。
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