中国人にとって中秋节(中秋節)は単なる月見ではなく、一家団欒を楽しむ大切な行事です。中国では旧暦で祝うので、毎年中秋节(中秋節)の時期は違いますが、だいたい8月末から9月いっぱいのどこかになります。
ですから中秋节(中秋節)に欠かせない月饼(月餅)の広告は、8月ともなればもうあちこちで見かけるようになります。
近ごろでは伝統的なものだけでなく変わり種の月饼(月餅)も人気があるので、色々買って試してみるのも楽しいかもしれません。
そこで今回は中国の中秋节(中秋節)には欠かせない月餅についてご紹介します。
やっぱり伝統的な月饼(月餅)は押さえておきたい
8月くらいになると、どこのスーパーにも月饼売り場ができます。
あまりにたくさんの種類があってどれを買っていいのか悩みますが、とりあえずは昔ながらのオーソドックスなものは押さえておきたいものですね。
伝統的な月饼にも色々ありますが、中にアヒルの塩漬け卵黄を入れたものが代表的です。真中から切ると、ちょうど夜空に満月が浮かんだみたいになってきれいだし、餡の甘さと卵黄の塩っぱさがちょうどいいコントラストです。
見た目がきれいな冰皮月饼
近ごろ主流になりつつあるのが、カラフルな冰皮月饼です。従来の焼いた皮ではなく、もち米の粉を使って柔らかく生っぽい食感を出しています。
加熱はしてありますが焼いていないので粉の白さから「冰(氷)皮」と呼ばれます。様々に着色できることと、しっとりした口当たりが人気のようです。
パイ皮のような潮式月饼
潮式月饼は新しいスタイルでは無くもともと広東省で作られていたものですが、全国に流通するようになったのは比較的最近のことです。(写真右側)
写真の右側が潮式月饼ですが、まるでパイ皮のように何層にもなった皮が花のようで美しく、サクサクとした食感も楽しいのであっという間に市場に広まったようです。
まさかのフランス風月餅
伝統的な月饼はカロリーが高いし、甘すぎて重いし……と、若い人たちは敬遠するようです。
そんなあなたにお勧めなのがこれ、法式月饼(フランス風月餅)!フランスに月饼があるとは思えませんけれど。
味多美というフランスパンとケーキの有名チェーンから出ていました。月饼の形をしたケーキ生地の中にフルーツのジャムが入っています。食べてみましたが、普通にケーキとしておいしかったです。月饼とはとても言えませんでしたけれど…。
きわめつけはアイス月饼
冰淇淋月饼(アイス月餅)もあちこちの店から出ています。これはデイリークイーンのものです。
冰淇淋月饼(アイス月餅)は人気がありますが、多くはセットのみの予約販売でバラで売っているのは見たことがありません。バラ売りがあればぜひ食べてみたいところです。
月饼を実際に食べるのは9月頃なのですが広告を見て予約するのが7~8月なので、つい冷たい物を買いたくなってしまうというのもあるかもしれません。
まとめ
日本人の固定観念を大きくくつがえすような月饼(月餅)の数々。次々と新種も出てくるので端から試してみたくなりますね。
食べ過ぎはカロリーが心配ですが、これも季節の風物詩。運よく満月が見えたら、月饼を片手に月見というのも風情があるのではないでしょうか。
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