日本では見かけることは無いような出来事が、インドの日常には溢れかえっています。もしかしたら日本の昭和初期もこんな光景があったのかもしれません。しかし、インドでは昭和初期と現代が入り乱れて存在しているので、日本人の目には非日常感が溢れています。
今回はそんなインドで見かける日常の「あるある」をご紹介します。
バイクは4人乗り
よくテレビなどでも見かけるバイクを4人で乗るという光景ですが、本当の交通ルールとしては違反らしいです。
しかし、インドでは日常的によく見かけますし、大人数でのバイク乗りはもはや習慣、我が家も子供たちが小さいので4人乗りで出かけてしまいます。ただし、たまに集中的に取り締まるので気をつけましょう。
バイクで何でも運びます
日本では有りえない程の人が乗るバイクですが、アイデアとバランスしだいで何でも運びます。
後部に乗っている人の頭上に椅子を逆さにした状態で乗せ運ぶ人、プロパンガスのシリンダーを後部両サイドにぶら下げて運ぶ人、売られていく子ヤギ三頭を後部シートに括りつけて運ぶ人、もちろん山積みの荷物を運ぶことは普通です。
車間距離はあけるな
インドの自動車教習所では教官から「車間距離はあけないように」と注意されます。
間を開ければどんどん車やバイクが入ってきてしまい渋滞になったりするからというのが理由のひとつ。日本とは注意するポイントが違いますよね。
インドでは車がぶつかる事に関してはあまり重要ではないようです。車間距離に関しては前後のみならず、左右の車間距離も5~10cmとギリギリまで詰めて並びます。基本的に車線がいくつとか関係ありません。
工事現場に子供も同伴
インドでは道路工事や建築現場に女性の姿もよく見かけます。
砂やレンガなどを頭上に乗せ、ひたすら現場内を往復しています。そんな彼女たちは未就学児童を現場に一緒に連れてきています。
日本人の常識から言えば非常に危険な光景ですが、子供たちの親以外の人も目をかけ、上手に砂遊びなどをしてやり過ごしています。
朝一番のタクシーは「おつり」がない
日本なら朝のタクシーだろうと深夜のタクシーだろうと「おつり」はあると思うのですが、インドでは全く用意されてません。
何度かおつりのない状況を経験し、たまたまではないことを知り、細かいお金を持ってタクシーに乗るようになりました。
おつりはチョコかアメ
食材を買いにローカルなお店で買い物をすると細かいおつり(1〜5ルピーなど)がないと言って、こちらの希望も聞かずお釣り分のチョコかアメを手渡してくれます。
日本のパチンコ屋さんを思い出します。
「明日来る」の明日は「明日」ではない
ローカルの電気屋さん、ガス屋さん、電話会社などと「日時」の約束をしたとします。
彼らは簡単に「明日」と言いますが、それが明後日だったりします。今日午前10時と言えば今日午後3時ころ来たりします。くくりが大雑把過ぎて時間通りには来ないので、ここは笑ってしまいましょう。
事前も事後も説明はない
我が家の直下階の駐車場にベンツ用の駐車スペース用フェンスがつきました。早朝だろうと深夜だろうと工事は続きます。
「ご迷惑をおかけします」と言う日本的なご挨拶はありません。早朝や深夜に工事をする理由を聞けば、ウォッチマンの子供がイタズラするからと言ってます。ウォッチマンは見張るために居るのに面白いなと笑えてきます。
優しい大家さんなので、こんな事ではもめたりしません。
電車が遅れても誰も文句を言わない
長距離の電車は想像よりも遅れずにやってきます。しかし、あとちょっとで終点というところでホームに入ろうとする電車が混み合っていて、駅目前で30分待ちはよくあります。そんな時インドの人たちは誰も文句を言いません。
日本ならイライラする人続出でしょうし、車内放送で「遅れて申し訳ありません」とお詫びが入りますよね。
停電が日常的すぎる
インドではどこの都市でも恐らく停電が日常的でしょう。雨やスコールの後はほぼ停電です。
短ければ数分、長ければ数時間に及びます。そのためバッテリーを設置している家庭が多いのです。冷蔵庫やエアコン、洗濯機などとは経路を変えて照明やファンなど最低限必要な電源を確保しています。
暑い季節ではファンが止まると生命の危機すら感じるので気をつけましょう。
まとめ
インド的な「あるある」はまだまだ続きそうですが、こちらの生活に慣れてしまうと「あるある」に気づけなくなってしまいそうです。今、日本に帰ったならば、便利で整った環境に感動しつつもツッコミ所がなくて寂しいのかもしれませんね!
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