日本からインドに来ると色んなショックと向き合わなければならないでしょう。
出来ることならばそれらを楽しむ余裕を持って過ごして欲しいと個人的には思っています。日本の生活は安心・安全ですが、全てが便利でほぼ想像通りに動くのでツッコミどころがありませんが、インドは隙だらけですから存分に突っ込んでみてはいかがでしょうか。
今回はインド生活で知っておきたい予備知識をご紹介します。
停電
驚く程停電があります。ほぼ毎日です。それは都市部であっても田舎であっても変わりません。
もし生活するのであれば、バッテリーが設置されてる環境で生活するのをおすすめします。ちなみに田舎の方が電気代が高かったのですが、度々電柱で火花が散ってましたから電力供給がまだまだ不安定のようでした。
家
私が見た西ベンガル州の田舎でも都市バンガロールでも基本的に骨組みである床、柱、天井は鉄筋コンクリート造でした。
壁に関しては西ベンガル州は粘土質の良い土が取れるのでレンガが基本で、バンガロールはコンクリートブロックが基本です。高層マンションであってもレンガやブロックを上層階まで運び積んでいます。日本では見られない光景です。
地震がないと思われている国の建築物の構造は日本人にはドキドキしてしまうのではないでしょうか。
牛乳
西ベンガル州とバンガロールでは加熱して使用する牛乳はビニール袋に入っているもので500mlで20ルピー(約30〜40円)ほどです。
加熱せずに飲める牛乳は紙パック入りのもので1Lで100ルピー(約150〜200円)くらいです。知らずに加熱用を加熱せずに飲んでしまうとどうなるのかは試していませんので、気をつけて使用ください。
牛
牛はインド国内なら街でも田舎でも海でもどこでも見かけることができます。牡牛はヒンズー教のシヴァ神の乗り物であり神聖な生き物とされています。
牝牛を飼っている場合、ほぼ放し飼いでどこに飼い主が居るのか分からない状態で牛たちは自由に街中を歩き、途中で道草を食べたり、生ゴミを食べたり、渋滞を起こしたりしています。
牧場暮らしの牛とは随分違った生き方をしていますね。道を歩く時には牛たちの残した糞が点在しているので気をつけましょう。
ドライバーとお手伝いさん
たくさんの外国車を見かけますが、たいていは持ち主自身ではなくドライバーが運転しているようです。
宿泊を伴う移動の場合、地域によってはホテルにドライバー専用の客室に宿泊するそうです。雇い主とドライバーの差別化がはっきりとしています。
また、ドライバー同様、お手伝いさんがいる家庭も非常に多く見受けられます。
1週間に1回の掃除などで契約する一般家庭もあるようです。インドに来る駐在員ご家族はドライバーとお手伝いさんを頼んでいる方も多くいらっしゃいます。
交通ルール
インドに来て街中を移動すると、車とバイクとオートリキシャーが横並びにひしめき合っているのを見ることができます。車線は2車線なのに3台が並ぼうとします。
バイクは反対車線側から列の一番前まで出てきます。赤信号でも左折は進んでいきます。近道のつもりで一方通行の道を逆走するタクシーがいます。
バイクは何人乗りまでが許されてるのか全くわかりません。生活していてもインドの交通ルールが全く見えてきません。そんな状態にも関わらず交通事故はあまり見ることがないといのが不思議です。
都市と田舎との生活格差
都市と田舎では生活環境も水準も習慣もかなり違うことが見て取れます。
インドの田舎
都市で見るごく普通のスーパーマーケットも田舎では見ることがありませんし、タクシーも見かけません。田舎町の中心部から更に離れると木材または藁の屋根で出来た集落も見られます。
集落の人たちは牛やヤギとほぼ同居して、家の横の池でお皿を洗い、体を洗い、洗濯をし、牛の体も洗ってあげ、池にいる魚を捕まえると言う日常を過ごしています。
インドの都市部
都市部では高級高層マンションの建設ラッシュが見られますが、一方スラム街もまだ存在しています。
都市ではショッピングモールに高級ブランド店があり、高級レストラン、パブ、クラブ、ファーストフード店など富裕層向けのサービスが充実しています。経済的に余裕があると日本で生活していたように食事や買い物などは出来るでしょう。
しかし余暇を楽しめるサービスはまだ少ないと言えるので、その時間が充実してくるとインド生活も楽しいものになってくるのではないでしょうか。
まとめ
インドの良い所ももう少しの所も紹介しました。インドは刺激が強く個性の強い国ですから、最初から力を入れずにニュートラルの状態で受け入れることから始めることをおすすめします。
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