インドで生活しているとびっくりすることもあるのですが、生活していると徐々に慣れてきてしまいます。
しかし、日々の積み重ねでやっと慣れても、また新たな驚きがやってきます。少しづつインドの「なるほどなぁ」と思えることに出会えてくるのです。
今回はインドのローカル生活で見られる「なるほど!」についてご紹介します。
大雨時に道路が渋滞する意外な理由とは?
以前タクシーに乗り大通りを走っていると急に雨が降り出し土砂降りとなったことがあります。普段ならバイクで移動しているのでびしょ濡れになるところでした。
しかし、そのうち徐々に大通りが渋滞になり、全く動かなくなったので、近くで誘導している警官に理由を聞けば「雨だから」だと言うのです。
それにしても1時間ほとんど動かないっておかしいと思っていたのですが、原因がわかって納得。
高架下で雨宿り
大通りと高架が交差しているところでバイクが横並びになって雨宿りをしているのです。最初の2〜3台の雨宿りがどんどん増えて、と言ったところでしょうか。
道の半分が塞がっていたのです。
しかし、驚くのはその光景に対して車からクレーム(クラクション)がないことです。お互い納得の事なのかと思うとインド人と日本人の感覚の大きな違いに少し笑えてきます。
電車通過中の高架下は高架手前で止まり、電車の通過を待つ
ある大通りと電車が通る高架が交差している場所で、数台のバイクが「高架手前」で停車していたそうです。
電車が通過することはわかっていたけれど、鉄鋼で出来た高架が落ちるとでも思っているのかと思い気にせず自分は高架下を通り過ぎたそう。
また、別の日も同じ光景があったので停車している人に聞いてみると「通過中の電車のトイレから○○が落ちてくると嫌だから」という返事だったそうで、それ以来自分も電車が通過中は高架手前で停車するのだそうです。
現地の言葉が呼ぶ親近感
インド国内だけで22の公用語があります。
インド人同士でも会話ができないと言う事はまぁまぁあります。そんな中で外国人である私たちがヒンディー語や英語でないローカルの公用語を一言でも口に出したなら、一気にニコニコ顔になって喜んでくれます。
いつもムスっとしていた八百屋のオジさんが急に笑顔でたくさん話しかけてくれます。
まぁだからと言ってまけて(安くして)くれたりはしません。
学校の試験の重要性
日本のテレビ番組が紹介していたインドの珍ニュースとして、親が子供の試験中に壁をよじ登って答えを知らせに行く光景がありました。それほど学校の試験にパスすることは重要だと言うことです。
試験中だと思いますが、バイクの後部座席に乗る学生が走りながらノートを広げて必死で試験勉強をしている光景を数回見ました。
バイクが走っているのにです。事前に頑張りましょう、と思ってしまうところです。
政府の思いと路上生活者の思い
ある州都で政府関係者が路上生活者に「仕事を与えるので路上生活を辞めましょう」と交渉したといいます。日程を告げ、集まるよう呼びかけましたがほとんど路上生活者たちは来なかったそうです。
彼らにとって路上生活は「苦」ではなく「自由」なのでしょう。拘束された仕事、自由を失った生活には何の魅力もないのかもしれません。
路上生活をすると、「誰かがくれるお金」だけで政府が約束する給料を上回るとか。なかなか簡単な話ではないですよね。
まとめ
インドの「あるある」とはちょっと違った、ローカルな生活の中に見る「なるほど」話でした。インドで旅をする方、生活する方、勉強する方、いろんな立場で関わる方の参考になると嬉しいです。
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