今回の記事ではインドの私立校においての学校行事または習慣を紹介していきます。と言っても、実際は各学校で催し物も違えば、宗教的な催しがあったり、地域によって習慣も違う様なので今回紹介するものが全てではありません。
なかなか見る事のないリアルインドを垣間見てみましょう。
インディペンデンス・デイ(独立記念日)
日本では終戦記念日ですが、インドではイギリスからの独立記念日として各学校で保護者を招いてのイベントが行われます。国歌斉唱、国旗掲揚がある辺りは日本と変わりません。
日本ではこの件について反対される方がいて問題視されていますが、インドは植民地からの独立と言う祝い事であり、プライドを持って歌っている感がありますし、国旗に対しての敬意も感じます。
子供たちはこの日のために何日も前から練習に励んだ歌やダンスなどを披露。インドらしくヨガを披露するチーム、インド国旗を模したファンによるダンスな愛国心感じる表現が続きます。
小さな子供たちによる独立までの寸劇は戦争によって苦しむ国民、イギリス兵士、ガンジーが登場し、独立までのストーリーを展開します。戦争の無意味さを伝える貴重なイベントです。
ラーキー
行事ではないのですが、インドにある習慣で本来は姉妹が兄弟の右手首にラーキー(吉祥の紐)を結びつけて、兄弟は返礼として贈り物を姉妹に贈り、姉妹を保護することを誓うということらしいです。この時期になると街中のいたる所で販売されています。
現在では兄弟姉妹に関わらず学校のお友達に結んであげたりします。ただし、地域によってラーキーは家族だけで行うという認識であったり、学校や近所のお友達にも配る習慣のある地域もあるようです。
クリスマス
インドは多宗教の国であり、バンガロールは比較的バランスよく混在しているのではないでしょうか。いたる所にヒンズー教のお寺、イスラム教のモスク、キリスト教の教会が点在しているのを見ることが出来ます。宗教は違えど、インドでもクリスマスを盛り上げる習慣があるのです。
学校行事として参加した際には子供たちよりも教師陣が盛り上がって楽しんでいたのが印象的でした。日本のように寒くはないのでクリスマス感はあまりありませんが、学校内が盛り上がるイベントの位置づけです。
クリスマス当日は祝日として学校はお休みになります。
アニュアル・デイ
日本の文化祭のようなものです。一年に一回の発表会です。この日のために歌やダンス、楽器など各学年、各グループが練習を重ね保護者やゲストの前で舞台発表します。
学校もこの日は雨天決行できる様なステージをしっかりと組み、学年最後のイベントを盛り上げます。失礼ながら想像するよりも遥かに素晴らしいイベントでした。機会があれば是非体験して欲しいです。
まとめ
いかがでしたか?
日本で紹介されるインドの学校は公立校の床に座って学んでいる映像が多いのではないでしょうか。それも現実です。
ただ、かなりの割合で私立校に通う子供たちがいるのも現実です。インドの格差という多様性は一言では表せません。こんなちょっとした日常の中からたくさんのインドを感じ取ることができるのです。
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