ミャンマーは近年、携帯・スマホを持つ人が急激に増えています。よく知られた話ですが、ミャンマーで携帯SIMを買おうとすると、昔はなんと50万円もしたとか。
それが今では携帯も普及し、SIMカードも、なんと150円ほどで手に入るようになりました。
街中では、ミャンマーの若者たちが携帯で頻繁に写真をとり、フェイスブックのページを開いてアップしている姿をよく見かけるなど、日本と変わらないような光景が広がっています。
私たち、ミャンマーに住む日本人も、家族との通話や、LINEなどでの日本の家族や友人との通話、またミャンマー国内の友人と連絡をとりあうのに、携帯・スマホは欠かせません。
私も、こちらでスマホを購入し、ダブルSIMでスマホを使用しています。
今回はそんなミャンマーの携帯SIMの買い方とおすすめのプランについてご紹介します。
ミャンマーの携帯キャリア3社について
ミャンマーには携帯電話の回線を提供してる会社が3社あります。MPT、Ooredoo、Telenorの3キャリアです。
Ooredoo、Telenorは近年参入してきた海外のキャリアで、MPTは国営企業です。2014年からは日本のKDDIと住友商事がMPTに協力し通信事業を進めているそうです。
- MPT(ミャンマーのいわばNTT:KDDIと住友商事が提携している)
- ooredoo(海外外資:カタール)
- telenor(海外外資:ノルウェー)
ミャンマーでSIMカードを買うときにおすすめ携帯キャリアは?
3つのキャリアのうち、つながりやすいのは、MPTで、既存の通信会社だけあって対応エリアも広いです。
MPTは古くからミャンマー国内で独占状態にあったといい、国内全域においてMPTが一番つながりやすいと言われています。
また、日本のKDDIと住友商事の力もあるので、サービスも向上しています。
実際、私もooredoo(オレドー)と、MPTのダブルSIMで携帯を使っていますが、つながりやすいのは断然MPTで、MPTの方にいつも多めにチャージして使っています。
SIMカードの買い方
初めてミャンマーへ来る人は、空港でSIMカードを買うのが便利。
ooredooはなかなか使い勝手がいいです。ボーナスやってるので、例えば1.35G分買うと2倍になります。
ヤンゴン空港の税関過ぎた出口のすぐのところにあるので、買っておきましょう。#ミャンマー pic.twitter.com/iAnsdCnyUu— つぼさん (@tsubota_jp) October 5, 2016
現在、ヤンゴン国際空港でも各キャリアのカウンターでSIMカードは販売されていて、設定もしてくれるのでミャンマーに到着してすぐに携帯を使うことが可能です。
街中にも各キャリアの店舗がたくさんありますので、もし、空港のカウンターが閉まっていても大丈夫です。
また、外国人がSIMカードを購入する際には、パスポートと査証の番号が必要です。
査証の番号はパスポートに記載されているため、パスポートを提出しておけばいいでしょう。
さらに、ポイントとして、ミャンマーでは、多くの人が「カード」のことを「カッ」と発音するので、SIMカードを購入するとき、お店の人に、「SIMカード」というよりも「SIMカッ!」と、「カ」を強く発音すると伝わりやすいです。
(他にも、クレジットカードも「クレジットカッ」と発音している人が多いです。)
SIMカード購入時のおすすめプラン
MPTのプリペイドSIMカードは1,500チャット(約150円)で、データ通信を行う場合は追加で10,000チャット(約1,000円)がデータ通信のアクティベーションフィーとして追加で必要となります。
この状態でもプリペイドSIMカードの残高はゼロとなるため、MPTのプリペイドSIMカードを購入してデータ通信を行う場合は最低でも合計11,500チャット(1,150円) で、これに加えて、トップアップ分の代金の支払が必要になります。
おすすめプランとしては、MPTのSIMカードを購入後、希望の金額のプリペイドカードを購入し、金額をチャージしながら使う方法で、使用していく中で自分の最適なプランが見えてくると思いますが、最初は10000ミャンマーチャット分のトップアップを購入し、はじめていくのがおすすめです。
この場合、初期の支払総額は21500ミャンマーチャット(2,150円)です。
尚、データ通信のパッケージは用意されておらず、GSM方式で1分あたり2ミャンマーチャット、W-CDMA/CDMA2000方式で1分あたり4ミャンマーチャットとなります。
その後はプリペイドカードで金額をチャージして使っていくのが一般的で、使いたい金額のプリペイドカードを購入し、カードの裏側にある番号をプッシュホンで入力して使用します。
(英語の電話応対のチャージもありますが、こちらのほうが簡単でわかりやすいでしょう。)
そのプリペイドカードは、各キャリアのショップで買えるほか、街中によくあるスーパー「シティマート」でも購入が可能で、便利です。
まとめ
ミャンマーでは携帯が急激に普及したことにより、SIMカードも買いやすくなりました。
通信環境はまだ完全には整ってはおらず、速度が遅かったり、つながりにくいこともありますが、近年の携帯の普及とサービス向上を見ていると、この先、改善が見込まれることが期待できます。
また、最近のニュースとして新聞などで報じられたのが、ミャンマーの運輸通信省の通信環境局の発表として、「SIMカードをオペレーター会社へ登録しないと、2017年3月31日からサービスを一時停止する」と伝えられました。
登録すれば保有の番号をそのままで使用できるといいます。
以前登録していたSIMカード使用者の登録名が正しくない、あるいは自分の名前で登録していても使用者は第三者となる場合、使用者の名義と個人情報を正しく登録しなおすことになります。
この背景には犯罪抑止の防衛にもなるためと伝えられていますが、ミャンマーの携帯事情に関して様々な面が世界水準になることが期待されています。
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