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ミャンマーで生活するなら必要なものは何?持ってきた方が良いもの7選

ミャンマー生活で必要なもの

夫の転勤で、ミャンマーへ引っ越しが決まった時、日本から何を用意し、何を持っていけばいいのか、正直全く見当がつきませんでした。海外旅行には慣れていても、海外で暮らすのは初めてで、しかも発展途上国でもあるミャンマーでの暮らしは、情報も少なく、想像もできませんでした。

そんな私が実際にミャンマーで生活をスタートさせ、実際に日本から持ってきたほうがいいと思うものを厳選してお伝えします。

目次

ミャンマー赴任前に一度下見に来て生活のイメージをつかむ

さて、個人的なことですが、私は東北の出身で、東日本大震災を経験しています。そのため、いざというときの備えなどに対しても、震災での様々な経験から、人並み以上に考え準備するタイプでもあります。

そんなことから、周囲には「心配性な妻」と思われたようですが、夫にお願いし、本格的な赴任前に、夫婦二人で下見のために一度ミャンマーを訪れ、地元のスーパーなどを見て回るほど用意周到に引っ越しの準備をすすめたという経緯があります。

何もそこまで……と思われるかもしれませんが、この赴任前の下見は大正解!

発展途上国で、まだ物流が整っていないミャンマーでは、少しずつ、お店に物が揃ってきてはいるものの、まだ安定的に物が揃わないということが分かったり、どんなものを揃えれればいいか、スーパーなどを回って、イメージをつかむことができました。

下見をすることでスムーズに生活の準備ができる

実際ミャンマーに暮らしてみて、このような下見をすることで何を用意すればよいか分かっただけでなく、「生活のイメージをつかめた」こともとても役立ちました。

また、私のほかにも、ミャンマーに転勤になった日本人の方で、特にお子さんがいる家庭では、下見にきて「子供のために準備すべきものがわかってよかった」と話している方が多いです。

金銭的にも時間的にも下見は難しいと考える方も多いかもしれませんが、日本で、情報が少なく、どうしようと悶々としているよりは、下見に来て本当によかったと思います。このように、赴任前に一度ミャンマーに下見に来てみるのも、準備するものや生活のイメージがつかめておすすめです。

ミャンマーに持ってきたほうがいいものピックアップ

そうした下見を経て、実際に生活してみて、必要だと思うものを、優先度の高い順に挙げていきます。

胃腸薬・胃薬・かぜ薬などの薬

常備薬

やはり第一に、薬関係が挙げられます。ミャンマーでは日本人医師がいる病院もできてきたとはいえ、ミャンマーの国自体の医療は、日本の医療より環境が整っていませんし、病院にかかるのも、一苦労です。

さらに、日本のように、そこかしこにドラッグストアがあるわけではありません。

そんなことから、それぞれ、ご自身の常備薬はもちろん、胃腸薬や胃薬、かぜ薬などといった頻繁に必要になると思われるものは、多めに持ってこられることをおすすめします。

特に、胃腸薬、下痢止めは必需品。

ミャンマーの生活で、お腹を下すのはみんなが通る通過儀礼のようになっていますのでぜひ持ってきてください。

虫よけスプレー

虫除けスプレー

次に、一年の大半が雨季というミャンマーで、雨季は、虫、特に蚊が大量に発生するので虫よけスプレーが欠かせません。もちろん、ミャンマーでも虫よけスプレーは売っているのですが、日本のもののほうが、匂いがきつくない印象です。

我が家では特に雨季には出かける前に虫よけスプレーを必ずして出かけることもあり、多めにストックしています。

懐中電灯・ランタン

ランタン

停電が多いミャンマーならでは、懐中電灯、ランタンの準備もお忘れなく!ミャンマーでも手に入りますが、生活をスタートさせるときに探し回る手間を考えれば、一つは日本から用意しておけば安心です。

ちなみに、東日本大震災を経験した私は、念のためと、懐中電灯を5本も持ってきています(心配性すぎかな!?)

目薬(特にコンタクト用目薬)

目薬

ミャンマーは乾燥していて目が乾くので、目薬が手放せません。

ミャンマーでは、「シティマート」という、街中によくあるスーパーで、ロート製薬の目薬は手に入りますが、コンタクト用の目薬は手に入りません。コンタクトをしている方は、コンタクトの上から点眼できる目薬を持ってこられることをおすすめします。

コンタクト保存液

コンタクトの保存液

目薬に次いで、コンタクトをしている方は、コンタクトの保存液もお忘れなく。今のところ、ミャンマーで売っているのは一か所しか見たことがありません。

「ルビーマート」というデパートで販売しているのを見たのですが、値段も3倍くらいしていましたし、残り2本しかないなど、安定的に手に入るとは見込めないので、日本から持ってきています。

変圧器

海外用変圧器

どうしても使いたいと日本から持ってきた、ドライヤーやフードプロセッサーなどの電化製品を使うとき、変圧器を用いています。

日本の家電をミャンマーに持ち込まない方は変圧器は不要ですが、女性の方はパン焼き器など、どうしても日本から持ち込みたい家電があり、変圧器を用いて日本と同じように日本の家電を使っている方も多くいらっしゃいます。

変換プラグ

変換プラグ

ミャンマーで困るのは、ミャンマーの電気店で電化製品を買っても、コンセントの先の形式が統一されていないこと。実際、ミャンマーで買った掃除機もトースターも炊飯器も、コンセントの先が同じ形式ではありませんでした。そのため、変換プラグを準備していかれることをおすすめします。

ミャンマーではなかなか手に入りにくいので、2~3個、予備で準備されるとよいでしょう。

番外編

日本の調味料

上記の7つを準備されれば、ミャンマーでのスムースな生活のスタートを切れるはずですが、男性でも女性でも料理をされる方は、日本の調味料を持っていかれることをおすすめします。

醤油は手に入りやすいですが、みりん、料理酒、酢はなかなか手に入らないので持っていくと便利です。

慣れない環境では、和食のホッとする味が気持ちを落ち着かせてくれます。日本にいるときより、味噌汁がのみたくなったという日本人も多いです。

味噌も、値段が日本より3~4倍していますし、味噌の味にこだわりのある方は、好みの味噌をもっていかれるとよいでしょう。

まとめ

ミャンマーにも、薬局や家電ショップはあるのですが、簡単な英語しか通じなかったり、安定的に物が入っていない状況です。上記に挙げたものを参考に、赴任前に、日本のドラッグストアや家電量販店で必要なものを買い集めてミャンマーに来るほうが便利です。

ミャンマーの生活に不慣れな状態で、さらにどこに何が売っているかわからない中、あちこち探し回るという手間を省けます。

また、特に薬に関しては、異国で体調を崩すというのは日本で考えている以上に心細く不安になるので、「薬を持ってきている」という安心感は、計り知れないものがあります。

ぜひ、ご家族の体調面のことも考え、ミャンマーへの準備をなさってくださいね。

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この記事を書いた人

出身地である宮城県で、十年ほどラジオのアナウンサーを経験後、2016年春より夫の海外転勤により、ミャンマーの最大都市ヤンゴンに在住。

若いころは海外への憧れが強く、旅行で訪れた国は二十数カ国にのぼる。
東日本大震災を経験し、地元宮城で復興を見守りながら生きていこうとしていたところ、主人と出会い結婚。その後結婚半年で転勤によりミャンマーへ。
海外に住むのは初めてで、途上国での暮らしは不便なことが多いが様々な出会いに助けられ、様々な経験をして、ライターとしても活動中。

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