アジアン料理が好きな人ならきっと美味しい!とうなずいてしまう料理があります。それはココナッツや幾種類もの香辛料を使って時間をかけて作るインドネシアのパダン料理です。
インドネシアへ来たら旅行などの短期滞在でも、仕事などの長期滞在でも是非味わっていってほしい私のおすすめはこのパダン料理です。
今回は初めてパダン料理を食べてる方のためにメニューや注文の仕方、食べ方などをご紹介します。
インドネシアのパダン料理とは
パダン料理とはスマトラ州の伝統的な料理で別名ナシパダンとも呼ばれています。
パダン料理というと全体的に唐辛子がきいていて辛いというイメージですがメニューによっては辛くないものもあります。
主にココナッツミルクでお肉を何時間も煮込んだ料理や、レモングラス、ニンニク、コリアンダー、クニンなどの香辛料で味を染み込ませてから揚げた魚、バナナリーフでくるんで蒸した魚&お肉、豆腐やテンペイと言われる大豆の発酵した食品の揚げ物、ナスの揚げ浸し、などがメインのパダン料理となります。
パダン料理のメニュー
・ルンダン:牛肉、水牛、また羊をココナッツミルクで何時間、店によっては何十時間も煮込んだ日本で言うとビーフシチューのような料理
・デンデンバラド: 牛肉を香辛料で味を付け炭火で焼いたビーフジャーキーのような料理で、ご飯にもよく合い、お酒のおつまみにもなる
・アヤムポップ: 香辛料で味を染み込ませて揚げたフライドチキン
・グライカンビン: カンビンとはインドネシア語で羊という意味。ヤギの肉を煮込んだカレー
・チャンチャン: 骨の付いたままの水牛を煮込んだカレー
・イカンバカール: インドネシア語で魚という意味になる「イカン」。香辛料で味つけされた魚を炭火で焼いた料理
パダン料理のおすすめのメニュー
インドネシアに旅行に来て数多いインドネシア料理の中から選んでパダン料理を食べるのはきっと一回あるかないかのチャンス!そこで日本人の口に合う失敗しないおすすめのお料理はまずルンダンです。
ルンダンは日本のビーフシチューのような感覚で食べられます。何時間もココナッツミルクで煮込まれているのでお肉が柔らかく味が染み込んでいてご飯がよくすすみます。
そして、日本人も大好きな鳥の唐揚げ感覚で食べられるのがアヤムポップです。何種類もの香辛料で下味がしっかりついたチキンがカラッと揚がっているので、やっぱりご飯がすすむ美味しい一品です。
パダン料理の注文の仕方
パダン料理のお店に行くとまずびっくりするのが注文をしなくていい!という事。
お客さんが店に入り席につくとウェータがご飯と約12皿以上のおかずをテーブルに並べてくれます。
そのお皿の中から自分の食べたい物を選んで食べるという方法です。もし一皿手を付けたら一口食べても全部食べても値段は一皿分払わなければいけません。
食後にウェーターがテーブルに来て食べた分のお皿を数えて会計を出してくれる店もあれば、レジに行って自分で食べた物を伝えるという方法もあります。
パダン料理の食べ方
基本的にインドネシア人はパダン料理を手で食べます。地元の人に言わせるとスプーンやフォークで食べるより、手で食べた方が美味しい!そうです。
インドネシアに来たら、手で食べて見るのもいいかもしれませんね。料理がテーブルに届く前に小さな器に入ったお水が出されます。その器の水で手を洗い(もちろん洗面所で洗うのもOK)ご飯を崩しながらおかずと一緒に食べます。
その時にサンバラド、タナっと言われる蒸したサンバル(唐辛子の入ったソース)をおかずと一緒に食べるのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
種類が豊富なインドネシア料理、インドネシアでの滞在中にどこのお店に入ろうか……?
何を食べようか……?
と悩んだ時には是非立ち寄ってほしいのがこのおすすめのパダン料理!牛肉を煮込んだルンダンやフライドチキン風のアヤムホップを一度食べたら、きっと日本に帰ってもまた食べたい!またインドネシアに行きたい!と思うはずです。
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