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北京の表玄関、北京駅ってどうなってるの?北京駅解説

北京駅

北京には四つの鉄道駅がありますが、最も古い北京駅は市のほぼ中心部にあって今も昔と変わりなく「北京の表玄関」としての務めを果たしています。

高铁(高速鉄道)こそ発着していませんが、その威風堂々とした姿は今も北京の象徴と言えるでしょう。

今回は北京の表玄関口である北京駅をご紹介します。

目次

北京駅とは?

北京駅

故宮を北京の中心とするなら北京駅はそのちょっと南東、地下鉄2号線と直結しています。

1959年に現在の場所に建てられ、中国風と西洋風の折衷といった感じの特長ある風貌がよく知られています。

正面に掲げられた「北京站(北京駅)」の文字は毛沢東の親筆によるものです。

北京駅の構内への入り方

北京駅

中国の駅の多くは入口と出口が別々になっています。駅に入る時は「进站验票(駅に入るための切符のチェック)」と表示のある入口を目指しましょう。

ここの窓口で切符と身分証明書(外国人ならパスポート)を提示して駅に入ります。

見送りの人とはここでさようならです。

切符のチェックを抜けると安全検査があります。荷物はベルトコンベアに、人はゲートを通ります。旧正月や連休はここが大混雑するので、駅へは早めに行った方がいいですね。

北京駅へ入ったらまずは自分の候车室(待合室)を探そう

北京駅の待合室

無事に駅構内に入りました。吹き抜けの広いホールになっています。シャンデリアや窓などに素敵なデザインがあるので、余裕があったらぜひ周りを見回してください。

正面の電光掲示板に列車番号と発車時刻が出ています。ここに「何番の列車の待合室は何号室」と表示されているので、今度はその待合室を目指します。待合室は「候车室」と書きます。

北京駅構内には列車ごとに候车室(待合室)があります

北京駅の待合室

北京駅など大きな駅の多くは列車ごとの候车室(待合室)があります。

候车室(待合室)の中はかなり広くて椅子もたくさんあり、売店などもあります。

北京駅の候车室(待合室)の様子

北京駅の待合室

候车室(待合室)にはベンチと売店があり、みんなここで改札が始まるのを待ちます。

候车室(待合室)の奥が改札口で、そこからまっすぐホームへ行けるようになっています。

順番が来たら改札へ向かう

改札

候车室(待合室)の中の電光掲示板を注意していると、やがて自分の乗る列車の番号と「正在检票(改札中)」の文字が出るので、改札口に向かいましょう。

改札中の列車以外の切符では入れないので、早めにホームに行くというようなことはできません。

北京駅のホーム

北京駅のホーム

改札が済んだら、通路を通ってホームに向かいます。

他のホームへの降り口は閉じてあるし、人の流れに沿って行けば間違いなく正しいホームに着くのでご安心を。

北京駅のホームには売店や車内販売もあります

北京駅の売店

ホームにはささやかな売店があって水や果物やカップ麺などを売っていますが、ほとんどの人は外で安い物を買ってくるのであまり売れていないようです。

この他に弁当やアイスクリームなどの車内販売もあります。

また、无座(自由席・立席)客のために小さな折りたたみ椅子を売る人もいます。でもこの椅子も外で買えばもっと安いはず……。

まとめ

春节(旧正月)や連休には、ふるさとへ帰る長距離列車に乗る人でごったがえす北京駅。

そんなときは置き引きなども多くて危険ですが、普段は広い駅構内を旅客がスムーズに移動できるように設備もそれなりに整っています。

歴史的建築物ですので、時間に余裕を持って駅に行き、外観や内装の意匠を鑑賞するのもおすすめですね!

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この記事を書いた人

日本でのサラリーマン生活をうっちゃって北京へ 単身語学留学して4年目になります。年齢のせいか中国語はなかなか思うように上達しませんが、好奇心は人一倍。そろそろ北京で就職口を探そうかと模索中です。

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