フランクフルトの高級日本料理店に就職!ゆったりとした環境で働く【ドイツ】

フランクフルトの日本料理店 インタビュー

海外就職経験のある日本人をご紹介するシリーズ、今回はドイツ・フランクフルト市の高級日本食料理店に短時間勤務する八田さん(女性・42歳)にお話を伺いました。

ドイツで働いてみて、日本人は時間に追われて働き過ぎでは?と気づいたそうです。そして、日本ではできなかったこともたくさん経験できているとのこと。

では、ドイツでの働き方や今思うこと、ドイツでの休日の過ごし方など、八田さんのインタビューをお届けします。

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人づてに紹介してもらった職場が高級日本料理店

子どもたちの通学時間の間に働き、少しでも家計の足しになればという思いから職探しを開始。地元の新聞やネットの求人募集、日本人学校の掲示板などで探していましたが、あまりよいものがありませんでした。

結局、子どもが通う日本人学校の先生からご紹介をいただき、たまたま欠員が出た日本食料理店に短時間勤務することになったんです。

1カ月の給料は日本円にして約65,000円です。

落ち着いた雰囲気、英語とドイツ語に触れられる環境が好印象

お店は、ドイツ人と日本人のご夫婦がオーナーで、お寿司をメインにしています。

大衆向けというよりは、仕事の接待向け、くつろぎを求める高級層向けで、混みすぎずに比較的落ち着いて接客ができるだろうと思ったことが勤務を決めた理由の一つです。

また、英語とドイツ語の会話が勉強できる職場環境にも惹かれました。

集中した、ゆとりある働き方がドイツの基本

ドイツでは、時間や働き方に対する考え方が日本とはまったく違います。サービス残業などはもってのほかです。

より集中して仕事に取り組めるように、毎日にゆとりを持たせることを大切にしていると思います。職種によって異なるとは思いますが、私の勤務先には長い昼休みがあります。その時間は閉める店も多いですよ。

定時以降も残ったり、深夜まで残業したり、ましてや会社に泊まったりなど、当然ドイツには基本的にはありません。日本人は本当に働きづめで、いつも時間に追われている民族なんだなぁと痛感しましたね。

さすが哲学の国!見失っていたことや人生をじっくり考える

日本語以外の語学の知識と考え方を吸収できることはもちろんですが、ドイツで働いてみて良かったことは他にもあります。

ドイツで暮らし働くことで、初めて日本の風土や日本人の気質を深く理解することができたんです。 日本で忙しく生活していたときには見失っていたこと、気づかなかったことでした。

時間に追われていた日本ではできなかったことがもうひとつ。広い意味で自分の人生をじっくり、そしていつも考えることができたのも良かったですね。

さすが哲学の国、ドイツというべきところでしょうか。ドイツでは出会う人、一人ひとりのアイデンティティが確立していると感じています。

なぜ日本人はそんなに働くのか?説明しても到底理解されない

現地のドイツ人や海外の方と話すと、日本人はみんなアニメや盆栽が好きだろう、と決まって言われるんです。

アニメは多少分かりますが、盆栽に関してはまったく知識がないので答えに詰まることがありますね。日本人なのにクールな盆栽を知らないのかい?という質問にもたじたじでした……。

そして、もっとも理解されないのが、なぜ日本人はそんなに働くのか?という問いに対する回答です。

自分のため、家族のため、会社のためです。あくせく日夜働き、働けば働くほど勤勉だとされ評価が高まるからです、というように答えるのですが、午後に長い休憩タイムを取るようなドイツ人には伝わらず、マイナスに見られるのです。

フランクフルトでの休日はゆったりとストレス解消

ストレスがたまった時は、身も心も休ませてあげています。無理に外出したり忙しくしたりはせず、スポーツをしたりハーブティを飲んだりしてゆったりと過ごすようにします。たまには、公園や山間の渓流に出かけたり、美術品や映画を鑑賞したりも。

他人や社会の時間軸ではなく、自分のペースでゆったりと動くようにして気持ちをリセットしています。

まとめ~異文化を体験すれば視野が広がる

「日本人といえば」でひとくくりにされるように、これまでは「ドイツ人といえば」という一側面しか見ていなかったことに気づいたという八田さん。

ドイツで働くことで、自分の国である日本や自分自身を客観的に外から見ることができ、いろいろな発見があったそうです。

海外就職は、日本とは異なる文化や習慣を体験できる絶好の機会です。少しでも興味があるなら、ぜひ挑戦してみてください。

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