ドイツにはどのような求人があり、日本人はどのような職種に就いているのでしょうか?また、給料はどのくらいで、それだけで生活していけるのでしょうか?
ドイツといっても広く、いろいろな都市があります。日本人向け求人の数や内容も都市によって異なります。
ここではドイツ就職を目指す人に、ドイツでの日本人向けの仕事や給料について、私の実体験を交えながらご紹介していきます。
※1ユーロ=約126円
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ドイツ主要都市の日本人向け求人事情
まずは各都市の求人の傾向を把握しましょう。
ベルリン
主に
- カスタマーケア(カスタマーサポート)
- マーケティング
- セールスマネージャー
などの求人をよく見かけます。ただし、日本人向けの職はあまりなく、倍率が高いのが現状です。
ベルリンで働いている日本人は、自営をしている人が多いようです。また、最近では起業・スタートアップする人も増えています。
デュッセルドルフ
ドイツで就職したい日本人は、最終的にデュッセルドルフで働くことになる人が多いです。ここには日系企業が数多く進出し、日本人向けの求人が多数あります。職種としては、営業アシスタントや貿易事務などが多いようです。
デュッセルドルフは日本人村と呼ばれていて、日本人がたくさん住んでいます。そのためドイツに住んでいながら、日本の商品を簡単に手に入れることができるのもメリットです。ただし狭い街なので、日本人コミュニティが苦手な人には窮屈かもしれません。
フランクフルト
フランクフルトにも日系企業は多いので、就職はしやすいと思います。金融の街なので、金融関係の求人が多くあります。その他にも貿易関係、電子部品系の求人があるようです。
ドイツの中央部に位置し、東京からの直行便もあるので、交通の面でも大変便利な街です。
ミュンヘン
マネージャークラスの人材の募集が定期的に行われています。求人自体は少ないですが、日系企業は多いので、長期的に就職活動をしていけば良いポジションの求人も見つかるかもしれません。
ハンブルグ
ドイツの中ではミュンヘンと並び物価の高い都市です。
日本人向けの企業求人はあまりありません。たまに電子機器メーカーの秘書などの募集を見かけます。
小さな町にも求人はある
以上がドイツの大都市における求人の傾向ですが、都市の規模にこだわらないのであれば、ニュルンベルグなど小さな都市でも求人を見かけます。内容や条件が希望とマッチしていれば応募してみてもいいかもしれませんね。
ドイツで働きたい、企業に就職する以外の選択肢は?
企業に採用されて企業に所属する以外にも、ドイツで働く方法はたくさんあります。その例として最も多いのが、フリーランスとして働くことです。
例えば翻訳・通訳業、または日本食レストランのコック、美容師など、技術職としてお店などで働く選択肢です。
ドイツで働く場合の給料の目安は?
さて、気になる給料はというと、職種にもよりますが大体1,500ユーロ(約19万円)程度からのスタートが多いようです。ただし、これは手取りではありません。
ここから保険、税金が差し引かれるので、手取りにすると1,100ユーロ(約14万円弱)となります。
私がベルリンのドイツ企業でカスタマーケアとして働いていたときの給料は1,750ユーロ(約22万円)程度でした。カスタマーケアの給料は1,500ユーロからのスタートが多いようです。もちろん、その後の頑張り次第でアップする可能性はあります。
同じ仕事でも都市により金額は異なる
1カ月にかかる生活費は、ベルリンではおよそ650~700ユーロ(約9万円弱)程度です。ベルリンは生活費が安い分、給料も低いといわれているので、他の都市の場合はもっと給料は良いと思います。
ハンブルグを例にとってみると、カスタマーケア業界の給与は1,800ユーロ(約23万円)くらいだそうです。同じ職種でも、ベルリンよりだいぶ高いですね。
ドイツで働き、キャリアアップするには?
ドイツでは、会社内で今のポジションより良いポジションを募集していれば、自ら応募してポジションアップを狙います。また、転職はキャリアアップとの捉え方が一般的です。主にヘッドハンティングなどでキャリアアップしていくケースが多いようです。
いったん就職が決まったからといって安心せずに、次のポジションを見据えて常に準備をしておきましょう!
ドイツでキャリアアップするには
- 新しいことに常にチャレンジする
- 前職よりも給料アップを目指す
- 適正な評価を把握する
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ドイツに限らず転職してキャリアアップを重ねるには、3番目にあるように自分の価値を知っておくことが大切になってきます。日本国内で転職して次のポジションを狙うなら、自分に対する適正な評価を把握しておきましょう。
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ドイツで働くためのおすすめ転職エージェント3選
ドイツを目指す方におすすめの転職エージェントをご紹介します。登録は3分程度、利用はすべて無料です。
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ドイツの求人状況は絶えず変化しているため、時期により求人数や条件が異なります。
いざ、就職しようと思ったときに「興味のある求人」が見つからないこともあるので、希望の求人に出会う可能性を高めるためにもおすすめの転職エージェントに登録し、自分に合う求人を見逃さないようにしましょう。
まとめ〜ドイツで効率の良い働き方をしよう
ドイツでの就職は正直、簡単ではありません。働き方も日本とはだいぶ違うので、初めは慣れることに必死になってしまうかもしれません。しかし、ドイツ人の働き方は非常に効率が良く、日本人にも学ぶところがたくさんあります。
せっかくならば語学力を磨いて、ドイツ系企業やグローバルな会社で働きながらキャリアアップを狙ってみたいですね!
まずはドイツのどこで働くか、お目当てのエリアを決めるところから始めてみてはいかがでしょうか。
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