栄養価が高く、ダイエット食品、美容効果のある食品としてここ数年日本でも注目されている大豆の発酵食品それは Tempeh 「テンペ」です。
インドネシアではこのテンペはすでに数百年の歴史があるとも言われています。豆腐や納豆などの大豆食品を好んで食べている日本人にもきっとこのテンペが気にいるはず!
そこで今回はインドネシア栄養満点の食品テンペをご紹介したいと思います。
テンペとはどんな食品でしょうか?
テンペはインドネシアの数ある伝統的な食品の中の一つで、大豆の発酵食品です。
テンペはゆでた大豆をバナナの皮に包んで一晩発酵させます。バナナの葉にはもともとテンペ菌がついているので、そのテンペ菌によって大豆が発酵します。
そしてバナナの葉で包んだ大豆は発酵中に全体が真っ白になっていきその間テンペ全体が温かくなります。インドネシアでは出来立てのテンペは朝早くから売られていますが、触るとまだ温かく発酵したてのテンペを買って食べることができます。
テンペの味は淡白なので、どんな調味料や食材にもあいやすく食べやすいという日本人の意見を多く見聞きします。
テンペの売っている場所と価格
日本人にとって豆腐や納豆が日常食として欠かせないように、インドネシア人もテンペを日常的に好んで食べています。なのでインドネシアではどのスーパーマーケットにもテンペが売られています。
また朝や晩に開かれるパサール( 市場) にも必ずあるので、そこで新鮮な発酵したてのテンペを買うことができます。テンペの価格は小さいサイズ一つ3,000ルピア( 約30円) で買うことができます。
以前東京のデパ地下でこのテンペを見たときには小さいサイズが一つ300円でした。それに比べるとインドネシアでは日本の10分の1の価格で買えるということですね。
テンペの栄養価について
テンペには大豆イソフラボンが含まれているので美肌効果がある食品として日本で注目され始めているようです。
そして、食物繊維やたんぱく質も豊富に含まれているので、満腹感があり腹持ちもよく栄養価の高いダイエット食品にもなるようです。
そのほかビタミン類をも豊富に含みカルシウムやマグネシウム、カルシウムといったカリウムも多く含まれているので、日本の食品に例えると納豆のような完全栄養食品といっても過言ではない、実はすごい食品だったのです。
インドネシアではこんなに栄養価の高い発酵食品を何百年も前から常食していたのですね。
インドネシア人のテンペの調理法
インドネシアでいちばん多いテンペの調理法は何と言ってもTenpeh goreng(テンペ ゴレン)テンペを揚げて食べる方法です。
テンペをニンニクと塩でつけてから素揚げをして食べるシンプルなものから、天ぷらのように小麦粉と水、調味料を混ぜて揚げるもの、そしてテンペを薄くスライスして、カリッと揚げて食べるテンペチップスのようなものもあります。
また、お肉代わりとして野菜炒めや麺と一緒に炒めて食べる方法もあります。
インドネシアのコンビニやスーパーマーケットでは、テンペチップスがポテトチップス感覚で売られているので、テンペのお菓子から試しにテンペを食べてみるのもいいかもしれませんね。
日本人が好むテンペの調理方法
日本人が好む味はやっぱり日本の調味料で味付けをしたテンペのようです。
テンペをフライパンでカリッとなるまで炒めて、しょうゆ味で味付けるシンプルな方法や、とんかつの豚肉をテンペで代用して食べやすくスライスしたテンペに、小麦粉、卵、パン粉の順で衣を付けて揚げます。
そしてテンペカツをとんかつソースで食べたり、同じ要領で揚げたテンペカツを玉ねぎと卵で味付けしてとじて食べるテンペカツ丼もできます。
テンペはお肉代わりになるので、お好み焼き、焼きそば、チャーハン、そして唐揚げ粉を付けて揚げたり、天ぷらにもできます。
まとめ
いかがでしたか?
栄養満点!そしてお肉代わりになんでも代用できてしまう万能の大豆発酵食品の「 テンペ」。日本のスーパーマーケットで見かけてみたら、一度試しに味わってみるのはいかがですか。
そしてインドネシアに在住の方なら、いつも目にするこのテンペを納豆代わりに食べてみるのはいかがですか。美味しい!と思えたらきっとテンペが日常食になるかもしれませんよ!
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