海外生活で心配なことの一つに、病気や怪我がありますね。プーケットでは交通事故が多いですし、気を付けていても事故に巻き込まれてしまうケースも考えられます。
また、暑い国なので、夏バテや食あたりなども考えられるでしょう。その他にも犬に咬まれたり、予防接種や健康診断を受けたいなど、さまざまなことで病院へ行く機会があるかもしれません。
そこで、今回は病気や怪我をした時のためにプーケットの病院事情についてご紹介します。
プーケットの私立病院
プーケットにはバンコク病院プーケットとプーケットインターナショナル病院の2つの私立病院があり、いずれも総合病院で同じグループ(Bangkok Dusit Medicalservices略称BGH)に加盟しています。
プーケットインターナショナル病院については美容形成が有名で、世界中から患者さんがやってきます。
そして、バンコク病院プーケットでは人工透析治療も行っており、海外旅行中に透析治療を受ける患者さんもいらっしゃるということです。
どちらの病院も病院内は高級ホテルを思わせるロビー、コンビニやカフェ、食堂もあります。
医療設備も高水準、また、日本人スタッフが常住していて診察の際の通訳や保険の手続き、お薬の説明なども日本語で受けることができ、病気やケガで精神的にも参ってしまったと言うときには非常に心強く感じます。
ただ、日本語サービスは24時間対応ではないので、言葉の面で不安な場合、急病や急な怪我以外はアポイントを取って行くといいでしょう。
基本情報
- 名称:バンコク病院プーケット(Bangkok Hospital Phuket)
- 住所:2/1 Hongyok Utis Road, Muang District, Phuket, 83000, Thailand
- 営業時間:24時間
- 電話番号:+66 (0) 7625 4425
- 公式サイト:http://www.phukethospital.com/
基本情報
- 名称:プーケットインターナショナル病院(Phuket International Hospital)
- 住所:44 Chalermprakiat Ror 9 Road, Phuket 83000
- 営業時間:24時間
- 電話番号:+66 76 249-400, +66 76 361 818
- 公式サイト:http://www.phuketinternationalhospital.com/
プーケットの公立病院
プーケットにはミッション病院とワチラ病院の2つの公立病院があります。いずれも総合病院です。
もし、海外旅行保険に加入していない場合、英語またはタイ語のみでの対応となりますが診察料は公立病院の方が私立病院に比べ安価となっています。
また、タイの会社で働いている場合は社会保険に加入しますが指定の公立病院で診察を受けた場合、この社会保険利用で一定額までなら無料となっています。
そのためなのか、いつも公立病院はタイ人の患者さんで 混雑していているイメージがあり、実際に待ち時間が少々長いです。
基本情報
- 名称:ミッションホスピタルプーケット(Mission Hospital Phuket)
- 住所:4/1 Moo 3. Thepkasatri Rd. Rasada District. Ampur Meaung. Phuket Province 83000
- 営業時間:24時間
- 電話番号:(076) 237220-6
- 公式サイト:http://www.missionhospitalphuket.com/
基本情報
- 名称:ワチラプーケットホスピタル(Vachira Phuket Hospital)
- 住所:353, Soi Yaowarat, Talat Nuea, Mueang Phuket District, Phuket 83000
- 営業時間:24時間
- 電話番号:+66 76 361 234
- 公式サイト:http://www.vachiraphuket.go.th/english/
クリニック
私立・公立病院以外にクリニックもあります。クリニックは私立病院や公立病院のお医者さんが開業している場合があるようです。
こちらも英語またはタイ語での対応となり、診察料や診察時間はクリニックにより異なります。
プーケットの病院の料金目安
私立病院
バイクで怪我をした場合(軽傷 :擦り傷4か所、打ち身など)
- 傷の手当
- 感染症予防注射
- レントゲン
- 痛み止めなどの薬
合計約4500タイバーツ(約13500円)
その他、消毒のための通院、約900タイバーツ(約2700円)/1回
体調不良の際の診察
- 医師の診察
- 血液検査
- 薬
合計約3800タイバーツ(約5400円)
インフルエンザの予防接種
500タイバーツ(約1500円) /1回
健康診断(パッケージ料金)
- 血液検査
- レントゲン
- エコー
- 婦人科系検診
- 問診
- 軽食付き
12,800タイバーツ(約38400円)/1人
・公立病院
風邪の場合
- 医師の診察
- 薬
約600タイバーツ(約1800円)
クリニックの場合は、クリニックにより診察料、治療費などの設定がまちまちです。私自身が行ったことのあるクリニックでは、風邪の場合、診察と薬で150タイバーツ(約450円)でしたが、他のクリニックはも少し高いと聞いたこともあります。
また、私立、公立病院ともに混み合うことが多く、通常30分〜の待ち時間があるかと思います。私立病院に行かれる場合、救急でなければ事前に電話やメールなどでアポイントを取っておくといいでしょう。
ただし、アポイントを取っていてもすぐに順番が回ってこないこともあります。公立の病院は患者さんが多いので、アポイントすら取れない(または、取らない)のではと思います。病院によって変わるので、事前に確認しておくようにしましょう。
プーケットの薬局
プーケットには薬局が多く、ただの風邪や頭痛といったちょっとした病気には病院には行かず、薬局で薬を買って飲むという人が多いように思います。
タイでは薬が日本に比べて安いので病院に行くほどではないという場合にはこれで充分なのでしょう。こちらの薬は色が鮮やかなピンク色や水色だったり、また、粒も大きく最初は戸惑うかもしれません。
そしてタイの方々は粉薬が苦手なようで、薬はほとんどがカプセルや錠剤です。
海外旅行保険
万が一の事を考え、海外旅行保険へ加入した方がいいでしょう。
上記の私立・公立病院では保険の取り扱いがあり、もし、滞在中に体調を壊したり、交通事故にあった場合など通常、キャッシュレスで治療費をカバーしてくれますので、病院での支払いが不要です。
※限度額はご加入される保険により異なります、また、クリニックの場合は保険の取り扱いがない事があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
プーケットにも日本語サービスを受けられる病院があり、これだけで安心感が違います。プーケットへ来て病気や怪我をし、体調の悪いときに病院で母国語ではない英語やタイ語で病状などいろいろな事を何度も説明しなければならないことを考えると憂鬱になりますね。そんな時に日本語で通訳、説明をしてもらえるのはとても助かります。
また、病気や怪我をしないにこしたことはないですが、万が一の時のために海外旅行保険などには加入されたほうがいいでしょう。滞在が長期になればなるほど、保険は重要になるのではないでしょうか。タイで就労する場合には社会保険への加入が義務となり、プーケットでは上述のいずれかの公立病院で利用できます。
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