アメリカでは、11月第3木曜日の「感謝祭」翌日のブラックフライデーと呼ばれるセール、翌月曜日のサイバーマンデー(オンラインショッピング・セール)と続き、只今クリスマス商戦など年末にはセールが続きます。
アメリカのこの時期の消費は去年より落ちこんでいるらしいですが、それでもアメリカ人のクリスマスに使うお金は半端なく、購買力も旺盛です。
しかし、ここアメリカに長年住んで思うのは、アメリカ人は意外と節約上手。そして、モノを惜しみなく消費する一方で、意外とモノを大事にする人達だなと感じています。
今回はそんなアメリカ人の節約術とモノを大切に使う習慣についてご紹介します。
クーポンを使用して賢く買い物
最近ではクーポンもデジタル化されてますが、いまだ多くの人に利用されているのが、この紙のクーポン。主婦の強い味方です。日曜版の新聞に挟まれていて、これを目当てに日曜版だけを買う人も多いようです。
食料品、日用品、化粧品、衣料品など、あらゆる種類のクーポンが発行され、クーポンを整理して収納するクーポンケースまであるぐらい浸透しています。結婚した当時、主人からクーポン使用は主婦の必修科目みたいに言わたのを覚えています。
クーポンの種類
クーポンには、2種類があってストアが発行するものと、メーカーが発行してるものがあり、ストアでは「Costco」「Target 」や「Walmart」など多くの大手スーパーマーケットが発行しています。
このほか、ローカルビジネス中心のクーポンがたまにポストに入っていることがあり、この中には、地元のレストランから配管工事屋などのお役立ちクーポンも含まれています。
クーポンの使い方
クーポンには有効期限がありますので必ずチェック! 細かく条件が書かれていて、例えば、〇〇サイズ以上の品物を〇個以上買えば、$〇引き、または一つは無料など……。いろいろです。
具体的には、先日、ペットフードを2個購入すると3つ目が無料というクーポンを使ったところ、$3.75のところが、$2.50になりました。3割以上の値引き、なかなかの割引率ですね。
また、クーポンによっては、前述の2種類のストアとメーカーが発行しているクーポンをダブルで使用できる場合もあります。このほか、リベートと呼ばれるものがあり、こちらはクーポンに購入時のレシートを添えて郵送すると、後日、そのメーカーの商品に使える金券のようなものが送られてきます。
割引率の高いクーポンを上手に使って、クーポンを日常的に最大限に利用している人は、通常の出費を60%ほどに抑えることも可能と言われています。
クーポンの落とし穴はついついたくさん買ってしまい、お店が開けるほど在庫を持ってしまうこと。自分の持っているストックと可能な消費量、有効期限などを考慮して賢く買い物をするのがコツです。
以上、紙のクーポンを説明しましたが、企業サイトのスマホクーポンほか、オンラインショッピング用のクーポンくを集めたサイト「Groupon」「RetailMeNot」などを利用する人も多く、Groupnは、商品だけでなくレジャーやあらゆる分野のビジネスクーポンが含まれます。
リサイクルショップや個人売買を利用する
リサイクルショップ
アメリカのリサイクルショップには「Goodwill」や「Value Village」などのチェーン店展開する大型リサイクルショップ、リサイクルのセレクトショップ、動物愛や護団体が経営する店など数多くあります。
日本人は中古品に抵抗がある方も多いかと思いますが、こちらの人は気にしない人が多いようです。確かに、中にはこんなもの誰が使うの?ってモノなどもありますが、しかし、時には安価で売られているレアなアンティックな品物や、新品同様のデザイナーズ服などに出会うことも多々あります。
たとえば、1970年代に作られた、日本人にも人気のパイレックスの食器は日本では高値が付きますが、稀ですがリサイクルショップに出回ることもあります。
チェーン店は比較的値段が高く設定されていますが品揃えは豊富。一方、ローカルのリサイクルショップは値段設定が低く、セールも頻繁にやっていますので大変お買い得です。
関連:クリスマスツリーも捨てる?自由なアメリカのリサイクル事情
ガレージセール
古くからアメリカ人家庭で開かれていたガレージセールですが、最近はオンラインサイトやリサイクルショップが大頭し、その数も減ってきましたが、まだまだ、春先の週末にはガレージセールのサインをよく見かけます。
ガレージセール好きな人は、よく一日に何軒ものガレージセールを回る人がいますが、ネット上にガレージセール告知サイトがあり、これを利用しているようです。オープン時間やどんなモノが売り出されるのか等の情報がアップされていますので、出かける前にサイトをチェックしていくことをおすすめします。
ネット上の売買サイト
最近、フェイスブックにも売買機能が追加されましたが、個人がインターネット上に売りたいものをアップして、直接交渉するシステムです。
アメリカで早くからこのシステムを始めた「craigslist」というサイトには、家具や車などの他、求職まで幅広いものがアップされています。
このサイトで車を直接交渉で安価で買う人もいますが、安い買い物ではないので、購入前に車修理工場に持っていってチェックをしてもらうことをお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?
アメリカのクーポンは割引率も良いので、使わない手がないと思います。レシートのセービングされた合計金額を見ると大変満足感があります 。
また、リサイクルショップでの買い物は、節約という理由だけではなく、レアなものや素敵なモノに出会った時の感動はひとしおで、また宝探しに行きたくなります。
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