台北から車で約1時間ほどの場所にある宜蘭県。
宜蘭と言えば、温泉に牛舌餅と呼ばれる牛の形をしたクッキーで有名だというイメージがあるかもしれませんが、実はいろいろな社会科見学の出来るスポットでもあるんです!
今回ご紹介したいのは、宜蘭県の南にある「鴨寮故事館」というアヒルの養殖場を兼ねた観光工場です。宜蘭の美味しい食べ物が食べたいなぁという方には必見の、こちらの観光工場。
早速レポートしていきたいと思います!
鴨寮故事館とは
鴨寮故事館は、アヒルをテーマにした観光工場で、施設の中にはアヒルの養殖場があり、DIYの体験や、アヒル料理を味わうことも可能です!
可愛らしいアヒルの看板がトレードマークです。
予約時間ちょうどに施設に入り、スタッフの方にDIYとアヒル料理の予約の件を伝えると、写真のDIY用ボックス、アヒル料理の引換券を渡されました。
日本ではあまり馴染みのないアヒル料理、一体どんな料理が出されるのか、下調べをしていない私はドキドキです!
料理が出されるまで、少し時間がかかりそうだったので、施設の中を見て回ることにしました。
見渡す限り、アヒル!アヒル!アヒルのオンパレードです!
写真にはないのですが、天井を見上げるとそこにもアヒルがいました。
売店スペースには、お土産用のアヒルのお肉も販売されていましたよ。
真空パックの状態で販売されているので、保管状態を気にせずお土産にできそうです。
そして、試食も発見。
お、おいしい!これがアヒルの肉の味なんですね!臭みもなく、本当に美味しかったので、予約しているアヒル料理への期待が高まります。
アヒル料理
お待ちかねのアヒル料理が運ばれてきました。施設に到着してから10分ほど経ったころだったしょうか。
鴨賞飯(60元)
鴨胸貢丸鴨蛋麵(100元)
鴨丸湯(40元)
予約していたのは、アヒル肉のご飯に、麺にスープの三点。麺とスープはあっさりとしていて食べやすく、アヒルご飯は油とお肉、ご飯が絡み合って絶妙に美味しいんです!
これを食べに宜蘭に行ってもいいというくらい、はまってしまいました……。
私は典型的な台湾料理(鳥の顔がそのまま入っているスープなど……)はちょっと苦手なのですが、このアヒル料理はあたりでした。お安いのにボリュームがあるので、3つ頼んで二人で食べるぐらいで丁度だと思いますよ。
さて、お腹も満たされたので、DIYが始まるまでの時間、施設の外へ出てみることに。
あいにくの天気でしたが、敷地内には放し飼いにされている鳥や可愛いアヒルの子供、うさぎまで走り回っていました!
大人のアヒルは、仕切りの中に隔離されています。可愛い表情ですよね。
売店スペースで売っている10元の餌を買えば、敷地内のアヒルに餌付けすることができます。
アヒルに餌をあげたり、写真を撮ったり、そうこうしているうちにDIYの時間になりました。
DIY体験!アヒルの塩漬け卵作り
今回挑戦するDIYは、“ 鹹蛋(シエンタン)” と呼ばれるアヒルの塩漬け卵作りです。保存食や調味料として、中華圏の家庭料理の食材の一つなのだとか。
DIYに参加するグループが集められ、先導のスタッフさんについていくと……。
小さな小屋の中には青っぽい卵や、ピンクっぽい卵がたくさんおいてあります!
言われた通りに5個ほど拾って、最初に渡されたDIY用のボックスに入れたら、今度はスタッフさんが卵それぞれに紅土と呼ばれるものを塗ってくれました。
これで、DIYは完了です!
見た目はちょっと……それでも、約2週間後には美味しい鹹蛋が出来上がるそうです。楽しみが一つ増えました!
DIYが終わると、続いてスタッフさんが館内をガイドしてくれます。アヒルのオスとメスの見分け方なんかも教えてくださいましたよ。お尻の毛がくるっと上にカールしているのがオスだそう。
北京ダックの紹介もありました。
実寸大の卵も展示してあり、面白かったです。
日本の卵の展示もありましたが、意外にも?小さくてびっくりしました!それでも、小さいとはいえ、私は生のまま食べられる日本の卵が大好きです。
こちらの右側はダチョウの卵。圧巻の大きさです!
【詳細情報】
- 施設名:鴨寮故事館~アヒルの観光工場~
- 住所:宜蘭縣五結鄉協和村公園路88號
- 営業時間:午前9:00〜夕方05:00 (毎週木曜日は定休日)
- 電話番号:03-9504646※DIY(150元)とアヒル料理は要予約
- アクセス:台鉄羅東駅から徒歩約12分
まとめ
あまり大きな規模でないアヒルの観光工場で、しかもちょっとマニアックな鴨寮故事館。何といってもおすすめは館内で食べられるアヒル料理!
宜蘭に行く機会があったら、是非途中で寄ってもらいたい観光工場でした。
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