最近では、日本でもSIMフリーのスマートフォンを持つ人が増え、海外に行った際は現地のSIMカードを買って使用する人が増えたのではないかと思います。台湾でも、空港や街中で簡単にSIMカードを買うことができます。
台湾はフリーのWi-Fiも比較的よく飛んでいますが、電話番号を使った登録が必要であったり、1日30分までなどと制限があることが多く、やはりSIMカードを買ってどこでもネットに接続できた方が便利です。
台湾・高雄在住の私から、台湾でのSIMカードの購入方法、プランについて紹介いたします。※1元=3.7元(2018年11月現在)
台湾の通信会社
台湾の通信会社について、「台灣大哥大(myphone)」「中華電信」が2トップ、「遠傳電信(FAR EASTONE)」「台灣之星(TSTAR)」がその後に続き、この4社が、日本で言うドコモやソフトバンクのような大手通信会社です。
どの会社も高雄の街中に多くお店があり、プリペイドタイプのSIMカードと、長期利用者向けの契約型のSIMカードの両方を取り扱っています。
高雄の空港には、台灣大哥大、中華電信、遠傳電信が入っており、旅行者向けの短期間プリペイドのSIMカードが売られています。
台湾のプリペイドSIMカード
プリペイドのSIMカードは、台湾では「預付卡(ユーフーカー)」または「預付型(ユーフーシン)」と言います。データ使い放題で日数が決まっている計日型のプランと、データ通信量が決まっている計量型プランがあります。
空港内のショップでは、計日型のSIMカードのみの取り扱いとなっております。街中のショップでは、計量型、計日型の両方取り扱っていますが、計日型は空港でしか取り扱っていないプランもあります。
ここでは、例として台灣大哥大のプラン(2018年9月現在)を紹介します。通信会社により取り扱っているプランの種類が多少異なりますが、同じ容量ならどの会社を選んでも料金は同じです。
各通信会社のプランを比較して自分にあった容量のものを選びましょう。
計日型プラン
- 3日間データ使い放題+通話料100元分 300元(約1,100円)
- 5日間データ使い放題+通話料50元分 300元(約1,100円)
- 5日間データ使い放題+通話料300元分 500元(約1,800円)
- 6日間データ使い放題+通話料50元分 400元(約1,500円)(空港限定)
- 7日間データ使い放題+通話料150元分 500元(約1,800円)(空港限定)
- 7日間データ使い放題+通話料350元分 700元(約2,600円)
- 10日間データ使い放題+通話料100元分 500元(約1,800円)(空港限定)
- 10日間データ使い放題+通話料400元分 800元(約3,000円)
- 15日間データ使い放題+通話料100元分 700元(約2,600円)(空港限定)
- 15日間データ使い放題+通話料400元分 1000元(約3,700円)
- 30日間データ使い放題+通話料430元分 1000元(約3,700円)(空港限定)
計量型プラン
- データ通信量1.2GB+通話料100元分(60日) 300元(約1,100円)
- データ通信量2.2GB+通話料195元分(60日) 500元(約1,800円)
計日型プランは指定の期間を過ぎると、また、計量型プランは通信量・通話料を使いきるか、その有効期限(60日)が過ぎると使用できなくなります。
しかし、SIMカード自体の有効期限は6か月あり、計日型、計量型のどちらも追加でチャージすることで継続使用が可能です。
SIMカードの追加チャージ
データ通信量または通話料を使い切ってしまった場合には、必要な分だけ追加で購入することができます。追加チャージは儲值(チュゥヂー)と言い、街中のショップ、コンビニ、またはネット上、アプリでも手続きをすることができます。
ここでも台灣大哥大の追加チャージプランを紹介いたします。専用アプリをダウンロードすれば、残りのデータ量が確認でき、追加のチャージもアプリ上で支払いまで行うことができます。
計日型
- 1日使い放題 100元(約360円)
- 3日使い放題 300元(約1,100円)
- 5日使い放題 500元(約1,800円)
- 30日使い放題(10GB使用後は速度が5Mbpsに低下) 699元(約2,600円)
- 30日使い放題(15GB使用後は速度が5Mbpsに低下) 899元(約3,300円)
計量型(データ通信量のみ)
- データ通信量1.2GB(60日) 180元(約700円)
- データ通信量2.2GB(60日) 300元(約1,100円)
- データ通信量5GB(90日) 699元(約2,600円)
- データ通信量8GB(185日) 1000元(約3,700円)
- データ通信量20GB(120日) 1399元(約5,200円)
計量型(データ通信量+通話料)
- データ通信量1.2GB+通話料300元(60日) 480元(約1,800円)
通話料については、300元、600元、1,000元ごとにチャージできます。
台湾の月額契約型SIMカード
長期滞在する人には、月額の契約プラン「月租型(ユエズーシン)」がおすすめです。空港では月額契約の手続きはできないため、街中のショップにて申し込むことになります。
しかし、台湾の通信会社も契約期間が1年あるいは2年と決まっており、それより前に解約すると解約料金がかかってしまうため、滞在期間が1年以上であることが前提です。
月額プランは、学割やキャンペーンなど割引の特典が多く、数か月分が無料になるなど、表示価格より安く契約できることが多いです。
また、プリペイド型は各通信会社で似たり寄ったりでしたが、月額型は各会社ごとに差があるので、比較して決めることをおすすめします。業界の中でも低価格な台灣之星は、データ使い放題のプランが月額388元(約1,400円)からあります。
台灣大哥大の月額プラン例
- データ通信量300MG+通話20分 399元(約1,500円)
- データ通信量1GB+通話30分 599元(約2,200円)
- データ通信量2GB+通話40分 799元(約3,000円)
- データ使い放題+通話50分 999元(約3,700円)
台湾でのSIMカードの購入方法
プリペイド型
プリペイド型の場合、空港でも街中のショップでも必要なものは、基本的にパスポートのみです。パスポートを提示して、署名をすれば簡単に購入することができます。
稀にパスポートの他に写真付きの第2証明書を求められることもあるため、免許証や学生証も念のため持って行くと良いです。
月額契約型
契約には、パスポートの他に居留証が必要になります。また、通信会社により、台湾人の保証人が必要な場合もあります。そのためプリペイド型に比べ、契約型は外国人にとってハードルが高くなります。
SIMカードの設定
SIMカードを購入したら、SIMカードの挿入、開通設定については店員さんが行ってくれるので、心配はありません。
空港にあるショップの店員は問題なく英語を話すことができますが、高雄の街中のショップだと外国人が来ることが少ないこともあり、英語を話せる店員がいないこともあります。
中国語に自信がない場合は、台湾人の友人に付き添ってもらうのが良いでしょう。
まとめ
まず、台湾で携帯電話を使うには、SIMフリーのスマートフォンであることが大前提です。日本から持っていく場合はSIMロックが外れていることを確認しましょう。
滞在期間が1年未満であれば、プリペイド型でその都度追加チャージして使用することになります。滞在期間が1年以上であっても、家や学校などにWifiがあり、外であまりインターネットを使用しないなら、プリペイド型の計量型が一番安上がりです。
1年以上滞在する予定で、データ容量を気にせずインターネットを使いたい、居留証を持っていて、保証人になってくれそうな友人がいる場合は、使い放題の月額プランを契約するのがおすすめです。
私はプリペイド型を使用しており、今まで、台灣大哥大、遠傳電信、台灣之星のSIMカードを使用したことがありますが、通信速度についてはどの会社も差はなく、基本的にどこでもサクサク使えました。
プリペイド型は誰でも簡単に買うことができ、種類も多いので、自分に合ったプランをぜひ試してみてください。
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