台湾に限らず、海外の通貨を手に入れる場合、日本で両替して行くよりも、現地で両替または引き出した方が基本的に良いレートで現金を入手することができます。
ATMというと、台湾の口座または海外キャッシュカードを持っている必要があるのではと思う人もいるかもしれませんが、ほとんどのクレジットカードには海外キャッシング機能がついており、キャッシング枠を設定しておけば、簡単に現地で現金を引き出すことができます。
日本円を持って行く必要もなく、手間もかからない、台湾のATMを使った現金調達方法を紹介いたします。1元=3.7円(2018年10月現在)
台湾のATMで使えるカード
・国際キャッシュカード・デビットカード
通常の日本の銀行のキャッシュカードは海外のATMでは使うことができません。国際キャッシュカード・デビットカードであれば、海外のATMで日本の口座から直接現金を引き出すことができます。
・クレジットカード
海外キャッシング枠が設定されているクレジットカードであれば、海外のATMで現金を引き出すことができます。国際ブランドはVISA、MaterCard、JCBであれば、世界どこでも対応しているATMが多いです。
こちらは口座から引き出すのではなくキャッシングという形になりますが、通常の利用分と一緒に翌月に一括返済ができます。
台湾で利用できるATM
空港、銀行、コンビニと、台湾には日本と同様にATMは街中の至るところにあるので探すのに苦労はしません。台湾のATMは基本的に24時間営業、土日祝日も利用可能です。
利用できるATMは、VISAカードであればPLUSマーク、MasterCard、JCBカードであればCirrusマークがあるATMで、台湾ではほぼ全てのATMが対応していると思われます。
台湾のATM操作方法
ここでは台湾を代表する台湾銀行のATMでの操作方法を紹介します。
まず、クレジットカードまたは国際キャッシュカード・デビットカードを挿入します。
続いて言語選択、台湾銀行では台湾語、中国語、客家語、英語が選択できます。
次にクレジットカードまたは国際キャッシュカードのことである、「信用卡 CREDIT/國際卡 INTERNATIONAL CARD」を選択します。
暗証番号4桁を入力します。
次に一番上にある、引き出し「提款 WITHDRAWAL」を選択します。
クレジットカードなら、左の一番下の「信用卡帳戶 CREDIT ACCOUNT」、国際キャッシュカード・デビットカードなら、左の上から2番目「儲蓄存款帳戶 SAVINGS ACCOUNT」を選択します。
引き出したい金額を選択します。「其他金額 OTHER AMOUNT」からその他の金額も選択できます。台湾銀行のATMの1回の引き出し限度額は20,000元(約74,000円)で、その他の銀行も基本同様です。
金額を入力すると、手続き中となり、現金とカード、レシートが出てきます。台湾銀行以外のATMも基本的には操作方法は同じです。
台湾のATM手数料
手数料は各カード会社、また利用した銀行のATMによって異なってきます。国際キャッシュカード・デビットカードの場合、為替レートにカード会社が定めた数%の上乗せ事務手数料と現地ATMの利用手数料がかかります。
クレジットカードの場合、カード会社の事務手数料はかからず、現地ATM利用手数料とキャッシングになるのでカード会社が定めた金利がかかります。
ATMの利用手数料は、金額に関わらず一律で、台湾では台湾銀行も含めほとんどの銀行が216円です。引き出す前に「手数料が~かかりますがよろしいでしょうか」のような案内を表示してくれるATMもありますが、台湾のATMは表示されないです。
台湾のATM使用の注意点
台湾は日本並みに治安も良く、安全な国なので暗証番号入力の際や、カード、現金の取り忘れなど最低限の注意を怠らなければトラブルは少ないとは思います。
トラブルを避けるためにも、路面に面しているATMではなく、空港や銀行の中に設置されているATMを使用した方が安全で、また万が一、カードが吸い込まれてしまったなど機械の故障があった場合もすぐに係員を呼べるので安心です。
台湾で両替するには
ここではATMでの現金の引き出し方を紹介していますが、国際キャッシュカードを持っていない、クレジットカードのキャッシングにはどうしても抵抗があるという人もいると思うので、日本円からの両替についても少し紹介いたします。
替のレートは各銀行によって差がありますが、レートが良いところは基本的に両替手数料を100元(約370円)ほど取るところが多いです。手数料が無料である銀行の中からレートの良いところを探して両替するのが一番良いですが、私が行った2件の銀行ではなぜか両替を断られ、台湾銀行に行くように言われました。
正直、台湾銀行のレートはあまり良くないのですが、手数料は無料です。台湾最大手の銀行だけあって、窓口の人は英語を話せますし、手続きもテキパキしていました。
よく、空港内の両替所のレートは悪いので、市内で両替した方が良いと言われますが、台湾の街中には両替所がほとんどなく、基本的には銀行で両替することになります。台湾銀行に至っては、市内とレートの差はほぼありません。
空港内の台湾銀行だと、日本円の両替は手数料30元(約110円)はかかってしまいますが、市内の台湾銀行を探して移動することも考えると、110円くらいなら空港で両替してしまった方が良いと私は思います。
空港でも市内でも、外貨の両替にはパスポートが必要になるので忘れないようにしましょう。
まとめ
台湾では、多くのお店やレストランでクレジットカードの支払いができるので、短期旅行であれば多くの現金は必要ありません。
ですが、交通機関の切符やICカードは現金のみの支払い、また、屋台や夜市ではもちろんクレジットカードの対応はしていないので、特にローカルなお店で、食事、ショッピングを楽しみたい方は、現金もそれなりに必要になります。
ATMは数も多くてどこでも見つけやすく、小額から好きなだけ引き出すことができて、操作も決して難しくないので、ぜひ利用してみてください。
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