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スペインの美味しいスイーツとデザートをご紹介!スイーツ好きに捧げる!

クレマ・カタラーナ(Crema catalana)

スペインのスイーツはとっても甘く、和菓子のような繊細な味のものは少ないです。

スペインでよく食べられるあま〜いスイーツを、スイーツの種類ごとにご紹介します。旅行、留学、就職でスペインに来られるスイーツ好きの皆さんは是非スペインのスイーツを堪能してみてください。

目次

スペイン人は甘いもの好き

スペインのスイーツ

スペイン人は甘いものが好きです。とっても甘いスイーツにさらに砂糖がかかっていることもよくあります。スペインでスイーツが出てくると「甘いんだろうな」とかなり覚悟をして食べるので、たまに甘さ控えめの日本人好みのスイーツがあると少し驚きます。

スペインの「メリエンダ」(おやつ)として食べられるスイーツ、レストランやバルでデザートとして提供されているスイーツ、イベントや特別な日に食べられるのスイーツ、お土産にも人気のスイーツをご紹介します。

おやつに食べるスイーツ

スペインには「メリエンダ」と呼ばれるおやつの時間があり、スイーツやフルーツを食べたり、ボカディージョと呼ばれるサンドイッチのようなものを食べたりします。

メリエンダは朝食と昼食の間と昼食と夕食の間にあります。つまり、スペイン人には1日5回食事の時間があるということです。

スペインは昼食の時間が14時〜16時頃と遅いので、途中でメリエンダを挟まないとお腹が空いてしまうというのもあります。メリエンダとしておやつの時間に食べられるスイーツをご紹介します。

チュロス(Churros)

チュロス(Churros)

スペインのスイーツとして有名なのは「チュロス」ではないでしょうか。地域やお店によってとても太いものから、ギザギザの細いものまで形状は様々です。そのまま食べてもいいですし、ホットチョコレートに浸す食べ方も人気です。

スペインではメリエンダ(おやつ)としてチュロスが食べられる他、朝ごはんにチュロスを食べる人もとても多いです。人気のチュロス屋さんは朝に行列ができていることもよくあります。

また、若者がディスコテカ(クラブ)などに行って飲み明かした後に食べるスイーツでもあります。日本でいう締めのラーメンの感覚で、スペインでは「締めのチュロス」として明け方に食べられています。

メンブリージョ(Membrillo)

「メンブリージョ」はマルメロと呼ばれるかりんのような果物を煮詰めたジャムです。

メリエンダとしてメンブリージョだけで食べる人もいますが、よく合わせて食べられるのはチーズです。ワイン好きの人には、チーズ×メンブリージョ×ワインのマリアージュで楽しむのがおすすめです。

スーパーではパックのメンブリージョが売られていますが、材料を煮詰めるだけで作り方は簡単なので、家庭で自家製メンブリージョを作る人も多いです。

エンサイマーダ(Ensaimada)

「エンサイマーダ」はスペインのマヨルカ島の伝統的なパンスイーツです。ラードが塗られた生地をくるくる巻いて作られます。

砂糖のかかったプレーンのタイプ以外に、ドライフルーツやチョコレートがかかったものもあります。マヨルカ島だけではなく、バルセロナなどのパン屋さんでも売られています。

デザートで食べるスイーツ

スペインのバルやレストランではアイスクリームのような一般的なデザートに加え、スペインのご当地スイーツが提供されています。Menu del diaというランチメニューにスイーツがセットで付いてくる場合もあります。

スペインのレストランやバルでよく見かけるデザートスイーツをご紹介します。

アロスコンレチェ(Arroz con leche)

アロスコンレチェ(Arroz con leche)

スペインのレストランやバルで目にするデザート「アロスコンレチェ」は、日本人には少し抵抗があるスイーツです。

アロス(arroz)はお米のことで、レチェ(leche)は牛乳。つまり牛乳にごはんが入ったスイーツです。牛乳を火にかけてそれにお米を加え、シナモン、レモンの皮、オレンジの皮を加えて風味を出します。最後にたくさんの砂糖を加えて甘く仕上げます。

スペインのレストランやバルのデザートメニューでよく見かけますし、スーパーでもアロスコンレチェのパックが売られていて、スペイン人には人気のあるスイーツです。家庭で作ったものが一番おいしいとスペイン人はよく言います。

日本人からすると高級レストランのものであれ、家庭で作ったものであれ、少し食べるのに勇気がいるスイーツかもしれません。

クレマ・カタラーナ(Crema catalana)

クレマ・カタラーナ(Crema catalana)

「クレマ・カタラーナ」は、バルセロナなどのカタルーニャ地方の名物デザートです。クリームブリュレにとても似ていて、クリームの上はパリパリの焦がしたキャラメルになっています。甘いものが苦手な人でも、クレマ・カタラーナは食べられる人が多そうです。

フラン(Fran)

「フラン」はプリンのスペイン語です。日本のプリンと比べるとやはりとても甘く、どことなく素朴な味がするのが特徴です。スペインのレストランやバルでは自家製のフランを食べることができます。

イベントや特別な日のスイーツ

スペインで食べられるスイーツの中には、時期によってよく食べられるものや、特別な日に食べられるスイーツがあります。日本で言う端午の節句の柏餅のようなものです。スペインで食べられる特別な日のスイーツをご紹介します。

ブニュエロ(Buñuelo)

ブニュエロ(Buñuelo)

「ブニュエロ」は、セビリアの春祭りやバレンシアの火祭りの際に食べられるスイーツです。大きな鍋に油を熱してその中で揚げたドーナツのようなもので、揚げたてのブニュエロに砂糖をかけてチョコレートに浸して食べます。

ブニュエロもチュロスと同じで、たくさんお酒を飲んだ後に「締めのブニュエロ」として食べられることが多いです。

スペイン人はこれを「胃をいたわるために、たくさんお酒を飲んだ後は温かいもの(ホットチョコレートとブニュエロ)を食べる」と言いますが、揚げドーナツを飲み明けに食べられる強い胃を持っているのかなと思います。

ロスコン・デ・レジェス(Loscon de Reyes)

ロスコン・デ・レジェス(Loscon de Reyes)

スペインでは1月6日の夜に「東方の三賢者」という3人の賢者から、子供たちがクリスマスプレゼントをもらいます。「東方の三賢者」とは、イエス・キリスト誕生の際にお祝いに駆けつけたと言われる3人の人物です。

「ロスコン・デ・レジェス」は、そのスペインのクリスマスに食べられるスイーツです。大きな丸い輪っかの形をしたパンのような生地で、中に生クリームが入っていてパンの上にはグミのような飴やフルーツ、砂糖が散りばめられています。

ロスコン・デ・レジェスの中には人形が入っていて、人形の部分を食べた人にはその年の幸運が訪れると言われています。クリスマスにみんなでワイワイ楽しみながら食べるスイーツです。

トリハス(Torrijas)

「トリハス」はセマナサンタの時期によく食べられるスイーツです。フレンチトーストに似た作り方で、牛乳にワインやシナモンを加えてその中に食パンを浸し、卵をつけてオリーブオイルで揚げ、最後に砂糖やハチミツをかけます。

セマナサンタの時期は、スーパーでトリハス用の食パンが売られていて家庭でトリハスを作っておやつとして食べる人が増えます。バルによってはセマナサンタの時期のみトリハスを提供しているところもあります。

セマナサンタについては「スペインの重要な宗教行事 セマナサンタ(聖週間)について知ろう」をご参照ください。

パナジェッツ(Panellets)

「パナジェッツ」はバルセロナなどのカタルーニャ地方で11月1日の「諸聖人の日」に食べられるスイーツです。

アーモンドプードルやグラニュー糖で作ったマジパンのようなお団子を、松の実でコーティングして作ります。スペイン人のレシピではグラニュー糖が使用されることが多く、かなり甘く仕上がるようになっています。

お土産になるスイーツ

カカオサンパカのチョコレートなどブランドスイーツのお土産があるスペインですが、昔ながらのスイーツもお土産として人気があります。スペイン旅行のお土産になりそうな伝統的なスイーツをご紹介します。

マサパン(Mazapan)

マサパンはアーモンドプードルと砂糖を固めたスイーツで、スペインのトレドの名産です。トレド以外でも購入することができますが、トレドのマサパンが一番おいしいと評判です。

トレドはマドリードから日帰りで行くことができる人気の観光地で、世界遺産の街でもあります。トレドに旅行する機会があったらお土産にトレドのマサパンを是非購入してみてください。

トゥロン(Turron)

トゥロン(Turron)

トゥロンはクリスマスの時期によく食べられるデザートで、スペインのお土産スイーツとしても有名です。

アーモンドやナッツ、卵白、砂糖、蜂蜜からできたスイーツで、固めの食感が特徴です。中身がぎっしり詰まっているので、少ない量でもかなりしっかりと食べた気になるスイーツです。家族で楽しむクリスマスディナーの際は、最後にトゥロンが出てくることも多いです。

トゥロンを専門で販売するお店は一年中営業していますし、クリスマス近くになると大量のトゥロンがスーパーで売られるようになります。伝統的なものはアーモンド味ですが、最近ではチョコレートやフルーツのテイストのトゥロンも販売されています。

ポルボロン(Polvoron)

ポルボロンはアンダルシア地方でクリスマスによく食べられる柔らかいクッキーのようなスイーツです。スーパーで販売されていて手軽なお土産に良いサイズなので、ポルボロンをお土産として買っていく人も多いようです。

崩れやすいスイーツで、口の中で崩さずに「ポルポロン」と3回言うことができたら願いごとが叶うという言い伝えがあります。しかし、これはスペインにはない言い伝えで、どこか他で創作されたもののようです。

手頃なサイズでコーヒーのお供にもぴったりのスイーツです。

スペインのスイーツを食べてみよう

スペインのスイーツで食べてみたいものはありましたでしょうか。スペインに長期で滞在するとスペインのレストランやバルで食べられるものだけでなく、家庭でよく作られるスイーツや、イベントのスイーツを食べられる機会が多くなります。

スペインに長期で滞在する場合は、レストランやバル以外で食べられるスイーツにも注目して、食べてみてください。

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この記事を書いた人

2015年6月よりスペインのセビリア在住。

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