マレーシアのペナン州の州都であるジョージタウンの一角は、文化遺産として世界遺産に登録されています。
イギリス統治時代のコロニアルな建物、中華色の強いお寺やイスラム教のモスク、カラフルなショップハウスに描かれたウォールアートなど、見所がぎゅっと凝縮されたコンパクトなジョージタウンの歴史地区。
古めかしいトライショー(人力車)で周遊するのがおすすめです。
今回はジョージタウンで乗るトライショーについてご紹介します。
ジョージタウンでトライショーに乗るには
乗れる場所
トライショーが多く待機しているのは、シティテル前(Penang Road)かコムター周辺。乗り場は特に決まっていないので、流しのトライショーがいればその場で交渉して乗車することも可能です。
料金
料金は1台あたりRM40/時間が相場。2人で乗っても値段は変わりませんが、中には「2人だから2倍」などと後から言い出すドライバーもいますので、1台あたりの値段なのか1人あたりの値段なのか、必ず乗る前に確認しましょうね!
その他、ホテルのコンシェルジュやツアー会社から紹介してもらうことも可能です。マレーシアに来たばかりで慣れていない…といった場合には、相場より少し高くついたとしても、しっかりした紹介元のドライバーのほうが安心かもしれませんね。
ドライバーの選び方
トライショーの待機場所付近では、暇を持て余しているドライバーが客引きをしてきます。どのトライショーも料金や装飾はほとんど同じですが、なるべくベテランのおじいちゃんドライバーにお願いしてみましょう。
この道ウン十年のベテランは、まだまだ若いドライバーには負けません!パワフルにジョージタウンの街へとペダルを踏み出していきます。
世界遺産に指定される前からトライショーを漕いでいたおじいちゃんたちなので、ジョージタウンの町のことをとても良く知っています。
行きたいスポットを数箇所指定したら、あとはお任せ!ベテランのドライバーなら、ツアーガイドさながら建物の説明などもしてくれますよ。
ジョージタウンのトライショーの楽しみ方
世界遺産エリアをゆったりと周る
ペナンのトライショーは、自転車の前に座席をくくりつけたスタイル。座席はけっこう狭いので、2人で乗ればぎゅうぎゅうのサイズです。体の大きい欧米からの観光客は、1人1台借り切っているのを良く見かけます。
トライショーは歩くのと同じぐらいのスピードでゆっくり進みます。視点が低いので、普段と違った角度から街の様子を見られるのが面白いです。
ゆったりと流れていく景色を眺めながら、気になるスポットがあれば何回でも写真ストップ!主要なスポットだけなら、1時間~1時間半で周ることが出来ます。
ジョージタウンのトライショーでの注意点
日よけ対策は万全に
日中はコンクリートの照り返しでとても暑いジョージタウンの街。トライショーの上部にはパラソルがついていますが、パラソルで隠れない脚の部分にはストールなどを持参して掛けておくのがおすすめ。
筆者は日よけ対策をせずトライショーに乗り、下車後、ふくらはぎから足の甲部分が真っ赤でヒリヒリに…!熱中症予防のために飲料水も持参し、こまめに水分補給を心がけましょう。
ジョージタウンのトライショー以外の交通手段
ジョージタウンの世界遺産指定地域は、トライショーのほかにも、レンタサイクルやタクシー、徒歩でも周ることが出来ます。ただし、道が悪く交通量も多いエリアなので、レンタサイクルや徒歩の場合は充分に気をつけて観光して下さいね。
レンタサイクル
レンタサイクル屋さんはChulia Street周辺およびArmenian Street周辺で借りられます。値段はRM20(=500円)/半日~。普通の二輪自転車から数人で乗れる三輪タイプまで選べます。
タクシー
流しのタクシーを拾えます。メーターを使わないタクシーがほとんどのため、都度、値段交渉が必要。貸切ならRM60(=1500円)/時間~。
まとめ
トライショーの乗車は、もっともペナンらしい体験のひとつだと思います。歴史ある街並をトライショーで周ればタイムスリップしたような気分になり、ノスタルジーに浸れること請合いですよ!
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