ワーキングホリデーで仕事を見つけるには?おすすめの国や求人の探し方

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海外での生活を体験できるワーキングホリデー。勉強や旅行の他、その名の通り働くことを大きな目的の一つとしている人も多いと思います。

一般に、日本人が海外で仕事を見つけるのは簡単なことではありませんが、国によりその難易度は大きく違います。また、探し方にもコツがあり、それを知っているのといないのとでは結果がまったく違ってきます。

ここでは、ワーキングホリデーでの仕事探しというポイントに焦点を当て、国ごとの違いや就職活動の方法をご紹介します。

英語圏でワーキングホリデー、仕事が見つけやすい国は?

仕事探し

オーストラリア、ニュージーランド、カナダが断トツ

特に国にこだわりのない方や英語に自信のない方にはオーストラリア、ニュージーランド、カナダがおすすめです。この3ヶ国は治安の良さ、過ごしやすさから日本人観光客が多く、日本語でもできる日本人向けの仕事が容易に見つかります。

英語力を伸ばしたいから英語で仕事をしたいという方もいますが、今の英語力に自信はありますか?当たり前ですが、英語が話せない人が英語だけの環境で働くことは難しいです。英語が話せないのに英語で接客することはできません。

まずは語学学校に通いながら日本食レストランや土産屋で働き、英語にも現地生活にも慣れた頃に、英語を中心とした仕事にステップアップするというイメージで臨んだ方が良いでしょう。

お金の面でも心配が少ない

オーストラリア、ニュージーランド、カナダはワーキングホリデー協定国の中では比較的物価が安い方なので、生活面でも安定しやすいと言えます。

ちなみに、オーストラリアの2017年1月現在の最低時給は17.70ドル(約1,500円)。世界でも最も高い額です。オーストラリアにワーキングホリデーで滞在し、50~100万円くらいの貯金をして帰ってくる方もたくさんいます。

※1オーストラリアドル=約87円(2017年1月)

英語圏でワーキングホリデー、仕事を探すのが難しい国は?

一段ハードルが上がるイギリス

歴史と伝統のある国、イギリスに憧れる方も多いと思います。しかし、何となくイギリスかな、と考えている方にはおすすめできません。 イギリスは先の3ヶ国と比較すると、英語力を求められる仕事が多いからです。

イギリスを代表する都市ロンドンは世界的に見ても観光に人気の街ですが、日本人よりもヨーロッパからの観光客が多いため、レストランや土産物店であっても英語を使えないと働けないケースが目立ちます。

その上、物価がものすごく高い割に時給はオーストラリアより低いため、日本である程度貯金をしていくか、しっかりと英語力をつけて食いっぱぐれのないようにする必要があります。

どうしてもイギリスが良いという方は、仕事に支障がないレベルの英語力を身につける覚悟を持って渡航することをおすすめします。

最難関の国はアイルランド

英語圏なら日本人の少ない国に行きたいという声も少なくありません。2017年1月現在、ワーキングホリデーが可能な英語圏の国は、上述したオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリス、そしてアイルランドの5ヶ国です。

この中で圧倒的に日本人が少ないのがアイルランドです。

日本語でできる仕事はない

日本人が少ないということは無理矢理にでも英語を話さないといけない環境であるため、英語の上達には良さそうですが、デメリットもあります。ワーキングホリデー滞在者だけでなく日本人観光客も少ないため、必然的に英語を使う仕事しかありません

「臨むところだ! 英語の仕事、挑戦してやる!」 という勇ましい方もいると思います。

しかし、自分は挑戦したくても、向こう側からするとお呼びでないというケースも想定すべきです。 英語は話せないけど頑張ります、という人を雇用主が雇ってくれるかどうかは別問題です。本人が働きたくても、雇ってもらえなければ働くことはできません。

本気で挑戦する覚悟が必要

実際、アイルランドは失業率も高く、2017年は約10%と日本の3倍以上です。国民でさえ就職先を見つけるのが難しい状況なのに、日本人ならなおさらです。英語力にある程度の自信がなければ仕事は得られないと覚悟した方が良いでしょう。

もしくは十分な資金があり、だめなら帰国しても良いと考えられる人でない限り、アイルランドは向いていません。軽い気持ちでは選ばない方が賢明です。

しかし、国民性は明るく本当に日本人も少ないので、そのような環境を本気で求めるのであれば、日本で資金を貯め英語力をしっかりつけた上で渡航することをおすすめします。

英語圏以外の国・地域でワーキングホリデー

英語圏以外にも韓国、台湾、フランス、ドイツなどがワーキングホリデー先として人気があります。

ただし、現地で使われている言葉は日本人にとってこれまで学んだことがない言語である場合が多く、言葉の面では苦戦を強いられます。日本で学んで行くか、資金を貯めて現地の語学学校に通うことをおすすめします。

仕事につながるコネを作る

語学学校では言葉を学べるのはもちろんのこと、仕事につながるコネクションができることも多いです。

日本人が少ない国では日本人コミュニティーも少なく、コネクションが見つかりづらい傾向にあります。仕事探しには人脈、口コミが非常に大切なので、語学学校以外でも趣味のサークルやイベントに参加するなど何かしら行動して、人とつながりを持つことがカギになります。

英語もできれば理想的

また、意外に英語力が必要な場面も多いです。

ワーキングホリデーでの仕事は日本人に限らず観光客が対象になることが多く、外国人観光客の多くは英語をしゃべります。その国の言語に加えて英語ができれば理想的と言えるでしょう。

ワーキングホリデー中の仕事はどうやって探すのか

検索

行きたい国が決まり、現地での生活が始まれば、次はいよいよ仕事探し。でも、海外で仕事を見つけるにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、具体的な方法をいくつかご紹介します。

インターネットを使う

現地での仕事探しのメインになるのはインターネットです。日本にいるときには分からないのですが、現地に行くと、求人を含む様々な情報をインターネットで見つけることができることに気づきます。

仕事探しに使える各国サイト

ヨーロッパ方面の日本人向け求人情報ならMixBというサイトが主流です。

日本人にとっては日本語のサイトの方が見やすいのですが、情報量や英語を使う求人が多いのは英語サイトになります。

コネクションを作る

現地の就職の7割がコネクションと言われています。知り合いが誰もいない海外でコネクションを作るには、自分からどんどん行動を起こす必要があります。

語学学校のイベント、地域のコミュニティー、ボランティア、趣味のサークル、友達に誘われる飲み会、ありとあらゆる場所で知り合いを増やしていき、仕事を探していることをアピールしましょう。

意外と紹介で決まったという話は多いです。とにかくアクティブに何でも参加してみてください!

飛び込みで頼んでみる

求人募集がかかっていなくても、人手が足りないタイミングであれば、自分から売り込んでみると即採用という可能性があります。日本では一般的ではありませんが、海外では珍しくない方法です。

実際、会社側としても、求人広告を出すためにはお金も時間も必要なので、タイミングと希望の人材条件にマッチすれば願ったり叶ったりです。

この方法だと、ライバルが少ないため採用基準も甘くなります。もしそのときにタイミングが合わなくても、後日「あ、そういえば」と思い出してもらって面接に呼ばれることもあります。

すべては運次第の方法ではありますが、当たる確率は意外に高いです。そして、宝くじはたくさん買った方が当たります。履歴書をたくさん抱えて、めげずにアタックしてみましょう!

町の掲示板を見る

以前は主流だったのですが、現在はインターネットの普及で少なくなっています。

とは言え、インターネットに載せるのが面倒くさい、求人広告はお金がかかるからという理由で町の掲示板を利用する雇用主もいるので、こちらもチェックは欠かせません。

紙媒体を見る

地元の新聞や日本人向けのフリー冊子には、必ずと言っていいほど求人情報が掲載されています。雇用主は広告代をかけてでも人を欲しがっているので、即働ける人を募集しているケースが多いです。

情報量が多い分、競争率が高いのも紙媒体なので、良さそうな求人募集があれば積極的に応募しましょう!

まとめ~情報収集と行動力が大切

ワーキングホリデーで滞在できる期間は、多くの国が1年間限定です。限られた短い期間を無駄にしないためにも、まずは国選びから慎重に始めましょう。

チャンスはすべて生かすつもりでアンテナを広く張っておくと、きっと縁のある仕事に出会えます。どこの国であっても、自分を信じて本気で行動することが一番大切なのは同じです。出発前は、とにかく語学力アップに磨きをかけましょう。

ぜひ、実りあるワーキングホリデーにしてくださいね。

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