近年、移住したい国として名前が挙げるマレーシア。2020年に発表された一般財団法人ロングステイ財団による調査では、長期滞在したい国としてマレーシアが14年連続で1位に輝きました。
そんなマレーシアで仕事を探す時に必須なのが、マレーシア求人を扱う転職エージェントや転職サイトですよね。しかし、検索するとたくさんの転職サービスが出てくるので、どれがいいのか迷うものです。
そこで、マレーシアを目指す方におすすめの転職エージェント・転職サイトをご紹介します。
【海外求人をチェックしたい方はこちら】
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マレーシア求人の特徴とは
移住先として人気のマレーシアには日系企業も数多く進出し、日本語のみでできる仕事が見つかる上、未経験でも就職できる可能性があります。
ただし、日本語だけで仕事を探す場合、待遇や給料などが悪くなってしまうことも多いです。
「英語力」や「業務・社会人経験」があると、マレーシア就職・転職はスムーズになります。選択肢を広げるためにも、スキルを身につけておきましょう。
マレーシアではどのような求人が多いのか
2021年8月現在のマレーシア求人を調査したところ以下のような求人があります。
- カスタマーサポート
- マーケティング
- セールス(営業)
- プロジェクトマネージャー
- 通訳
- 事務
- 品質管理
- ブリッジエンジニア
- コーディネータ
- 会計
- コンテンツライター
- 建築士
「思ったよりいろいろ」あるなと思われた方も多いのではないでしょうか。日本人に人気のマレーシアでは、日本人の募集も積極的に行っています。
*2021年のコロナ禍であっても毎月、マレーシア就職の成功者が出ています。
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- ビズリーチ(職務経歴書まで入力してオファーを待つ)
- リクナビNEXT(あわせて登録しておく)
マレーシア求人を探す方法3選択
マレーシアの求人を探す方法は3つあります。
皆さんはどの方法で求人を探しますか?
- 一つ目はインターネットで「マレーシア 求人」と探し、自分で応募する方法
- 二つ目は現地へ行き、フリーペーパーや現地に住む日本人から求人を教えてもらう方法
- 三つ目は転職エージェントを活用し求人を紹介してもらう方法
僕のおすすめの方法として、二つ目と三つ目の合わせ技です。フリーペーパーなどに掲載されているものは現地採用が多いのですが、そのぶん数も多く、どのような求人があるのか一目瞭然でわかります。
そして、転職エージェントで非公開求人を紹介してもらいつつ、現地の裏事情などを教えてもらいます。
様々な方法を使って情報収集をしながら求人を探すと、失敗する確率がグッと下がります。
転職エージェントを利用しよう
コロナ禍で気軽にマレーシア現地で求人が探せない今、おすすめの方法は日系大手の転職エージェントの利用です。
不安の多いマレーシア転職では、エージェントのサポートが心強いものになります。
- とりあえずおすすめ求人を教えて!
- コロナだけど渡航できる?
- 働き始めた後の会社のサポートってあるの?
日系大手の転職エージェントなら「福利厚生を含めた求人」「転職サポート」がしっかりしているので安心して利用できます。
今後のキャリアも考えると、就職・転職先は信頼できる企業が望ましいです。日系大手の転職サービスは経験豊富で、ローカルな求人サイトを使う場合に比べて就職トラブルなどのリスクを避けることができるというメリットがあります。
では、その他のメリットやデメリット、そして上手な利用の仕方をご紹介していきます。
転職エージェントを利用する5つのメリット
プロの転職コンサルタントに相談できる
まず何といっても、プロの転職コンサルタントに相談できることがメリットです。
特に、初めてマレーシアの求人を探すならわからないことがたくさんあるでしょう。そんな時、疑問や不安について気軽に相談できる転職エージェントは心強い味方になるはずです。
また、面接対策や就職の傾向なども知ることができます。
一人ではつまずきやすい求職活動も安心して進められ、心細くなりません。
給料の交渉を任せられる
マレーシアの給料相場って正直わからないですよね。
自分自身で給料や年収、待遇の交渉をするのは大変です。特に、仕事開始前に待遇アップを要求し気まずくなるのは避けたいところ。転職エージェントを使えば、面倒な給料交渉も行ってもらえます。
もちろん、思い通りにいかない場合や交渉できないケースもありますが、自分でやるよりもプロのエージェントに任せる方が安心できます。
非公開求人に応募できる
大手企業の求人には、一部の転職エージェントのみに公開し、一般には非公開のものがあることは珍しくありません。
世に出回っていないマレーシアの求人に応募することができるのも、転職サービスを利用するメリットといえるでしょう。
予定の管理が楽になる
転職エージェントを利用すると、応募についての予定管理をしてくれます。特に、仕事をしながらの求職活動はスケジュール管理がなかなか大変です。
しかし、転職エージェントが予定の管理を行ってくれることで心に余裕もでき、求職活動により集中することができます。
無料で利用できる
リクルートエージェントなどの転職エージェントは全てのサービスを無料で利用できます。タダで転職サービスを使えるというのは大きなメリットです。
上手にサービスを活用し、最大限のメリットを享受してください。
転職エージェントを利用する2つのデメリット
必ずしも希望に沿うとは限らない
転職エージェントは一人でも多くの人に採用通知を渡すのが仕事です。
そのため、できるだけ採用してもらえるよう学歴や経験などによって応募できる会社が決められてしまうケースがあります。例えば、語学力や職務経験で線引きされることも多いです。
彼らの目的は採用という結果を出すことです。勧められるままに採用されそうな求人に応募するのではなく、自分にとって何が大切かを考えながら仕事探しを進めていきましょう。
エージェントによって得意分野が異なる
一口に転職エージェントといっても、会社によって得意分野が違います。それぞれの得意分野に合った企業や業種を勧められ、それが求職者の希望とうまく重なれば順調に採用まで決まります。
マレーシアを目指すなら、選択肢を広げて複数の転職サービスに登録するようにしましょう。
マレーシア向け転職エージェントの上手な3つの使い方
マレーシアの求人を探す場合も、転職サービスの利用方法は国内でのそれと変わらないことがほとんどです。日本にいながらでもマレーシアの会社に応募できるのが何よりの強みです。
オンラインで手軽に相談
メールやスカイプ、ラインなどの方法で相談することが可能です。現在、仕事をしているのなら時間を取られるのは困りますが、会社を訪問する必要もないので、時間を有効に使うことができます。
さらに、せっかく担当スタッフがいるので、CV(履歴書)作りなども意見を聞きながら行うのがおすすめです。
スケジュール管理を任せる
自分で行っている面接スケジュール管理なども担当スタッフと情報を共有しましょう。
先のメリットの中でも述べましたが、特に在職中の場合、スケジュールの調整を任せられることは時間の節約につながります。
複数登録し情報収集
どの転職サービスがいいか迷う場合は2つ〜3つほど登録し、気になる求人情報をストックしておくことが大切です。マレーシア転職の基本は求人に関する情報を集めることです。
手間を最小限に抑え、時間を有効に使うためにも、エージェントがやってくれることは任せるのが望ましいです。上手にサービスを利用することで、手間と同時に転職への不安が少なくなります。
マレーシアへの求職活動はまず、日系大手の転職サービスの利用から始めましょう。登録は3分程度、利用は無料です。
次からは、以下のポイントに沿って転職エージェント・転職サイトを紹介していきます。
- 未経験からマレーシアを狙う
- マレーシア駐在員案件を狙う
- 即戦力としてオファーを待つ
- 複数の転職サービスを比較する
未経験からマレーシア求人を探すなら
LHH転職エージェント(アデコ)
- おすすめ度:★★★★☆
- ポイント:世界展開、業界でもトップクラスの求人数
- 組み合わせ:+リクルートエージェント
マレーシアへの転職を狙うならぜひ登録しておきたい転職エージェントです。世界中に拠点があり、その数は5,000以上にも及びます。
外資系の案件も多く、多数の非公開求人を扱っています。
リクルートエージェント
- おすすめ度:★★★★★
- こんな人向け:20代・30代・未経験で、広い選択肢からマレーシアの求人を探したい
- ポイント:業界大手、登録すると全体の80%を占める非公開求人を見られる
- 組み合わせ:+LHH転職エージェント
未経験でマレーシアの仕事を探すなら、まずはリクルートエージェントへの登録がおすすめです。初めてマレーシアで働く人、マレーシアで今とは別のキャリアの道を歩みたい人も安心して利用できます。
海外求人数が一般の転職サイトの数倍あり、選択肢が幅広いです。
また、大手のエージェントのため、数多くの転職コンサルタントが在籍しています。ただし、担当者によって考え方・サポートが異なる部分もあるので、
LHH転職エージェントなどにもあわせて登録しましょう。
その他、リクナビNEXTなどと併用し比較しながら仕事探しをするとよいでしょう。全て無料で利用できます。
マレーシアの駐在員求人を探すなら
JAC Recruitment
- おすすめ度:★★★★★
- こんな人向け:語学力がある、大卒以上、30代以上
- ポイント:海外駐在・外資系企業案件に強い
- 組み合わせ:+ビズリーチ
海外駐在員とは、日本で採用されて海外で勤務する会社員のこと。マレーシア駐在員や、英語・中国語を使う仕事、外資系企業などの仕事を探すならぜひ登録しておきましょう。
日本国内だけでなく、海外にも複数の拠点を持つ転職エージェントです。ハイクラスの求人が多いため「30代以上で語学力がある」方におすすめです。
問い合わせに対してのレスポンスが速いところが大きなメリット。基本的に問い合わせから24時間以内に返信がくるので、効率的に情報収集できます。登録は3分程度、全て無料で利用できます。
【JAC Recruitmentの海外拠点】
韓国、中国、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、イギリスなど
即戦力としてマレーシア求人のオファーを待つなら
ビズリーチ
- おすすめ度:★★★★★
- こんな人向け:語学力がある、大卒以上、30代以上
- ポイント:職務経歴書まで詳しく記入することで大手企業からオファー
- 組み合わせ:+JAC Recruitment
自分で求人を探すハイクラス転職サイト。マレーシア勤務、外資系企業勤務、専門職や管理職など、豊富な求人があります。
マレーシア転職というと「給料アップ」や「高待遇」がかなう案件はなかなかないと考えがちですが、ビズリーチには他の転職サイトと比べると好条件の案件が多数あります。
また、良いオファーを待つなら「職務経歴書を詳細に書く」ことをおすすめします。職務経歴書の記入は5〜10分程度で済み、その時間さえ確保できれば大手企業や優良企業から注目され、年収アップにつながります。
マレーシア転職を通して収入アップやキャリアアップを目指したい方におすすめの求人サイトです。
あわせて登録しておきたい転職エージェント・転職サイト
リクナビNEXT
- サブで登録したい:★★★★★
- ポイント:スカウト登録、グッドポイント診断が非常に便利
転職サイトとしては日本最大級の会員数を誇り、非常に信頼度が高いです。匿名で気軽に転職活動を始められ、自分で求人を選んで申し込めます。他の転職サービスと併用する人も多くいます。
スカウト登録が非常に便利。積極的な転職活動は面倒だけど、スカウトを待っていい条件の案件だけ検討したい場合に利用できます。また、グッドポイント診断などの無料サービスを上手に使いましょう。
海外求人マッチングサイトGuanxi(グアンシー)
海外求人のみに特化したGuanxiは充実したスカウト機能が大きな特徴。プロフィールをしっかり記入すると、興味を持った企業からオファーがきます。
登録も1分程度なので、登録だけしておき海外の企業からオファーを待つという使い方がおすすめです。
マレーシア向け転職サービスのよくある質問
[voice icon=”https://wakuwork.jp/wp-content/uploads/2017/09/rogo_wakuwork.png” name=”ガンコちゃん” type=”l icon_red”]求人サイトと転職エージェントの違いは何ですか?[/voice]
[voice icon=”https://wakuwork.jp/wp-content/uploads/2018/02/cropped-rogo-waku.png” name=”ガンバくん” type=”l icon_blue”]求人サイトは求人情報の掲載を行い、細かい転職サポート(履歴書の添削や求人の紹介)はないんだ。
一方、転職エージェントは、キャリアアドバイザーが担当者としてサポートを行う。無料で相談できるし、求人の紹介、履歴書の添削、スケジュール管理、面接対策などのサポートもしてくれる。サイト上には掲載されていない非公開求人の情報を教えてもらうこともできるよ。
初めてのマレーシア転職ならエージェントにサポートしてもらえるとスムーズだよ。
[/voice]
[voice icon=”https://wakuwork.jp/wp-content/uploads/2017/09/rogo_wakuwork.png” name=”ガンコちゃん” type=”l icon_red”]転職時期がはっきりと決まっていないけれど利用してもいいですか?[/voice]
[voice icon=”https://wakuwork.jp/wp-content/uploads/2018/02/cropped-rogo-waku.png” name=”ガンバくん” type=”l icon_blue”]もちろん問題ないよ。将来的な転職も含め、少しでも気になったら登録して担当者に転職に関する相談をしたらいいよ。話をしながら自分のキャリアプラン・ライフプランを考えられるし、いい機会になると思う。
少し転職に関するハードルを下げて、気軽に相談から初めてみよう。
[/voice]
[voice icon=”https://wakuwork.jp/wp-content/uploads/2017/09/rogo_wakuwork.png” name=”ガンコちゃん” type=”l icon_red”]複数のエージェントに登録してもいいですか?[/voice]
[voice icon=”https://wakuwork.jp/wp-content/uploads/2018/02/cropped-rogo-waku.png” name=”ガンバくん” type=”l icon_blue”]もちろん!エージェントは複数利用しよう。多すぎても登録が面倒なので、2つか3つ程度が良いかな。
エージェントにも特徴があるし、ひとまず登録。そして、しっくりくるエージェントをメインに使えば効率よく転職活動が進められるよ。合う・合わないがあるから比較しながら使うのが上手な使い方だね。[/voice]
[voice icon=”https://wakuwork.jp/wp-content/uploads/2017/09/rogo_wakuwork.png” name=”ガンコちゃん” type=”l icon_red”]転職が決まるまでどれぐらいかかりますか?[/voice]
[voice icon=”https://wakuwork.jp/wp-content/uploads/2018/02/cropped-rogo-waku.png” name=”ガンバくん” type=”l icon_blue”]早い人で2週間程度、長いと3ヶ月程度の期間が目安かな。実際に応募し始める前に転職エージェントから情報収集しておくと、転職期間も短くできるよ。[/voice]
エージェントを利用してマレーシア求人を探す前に
転職エージェントや転職サイトに登録すればそれだけでうまくいくかといえば、そうではありません。転職サービスを使う目的は、理想の求人(理想に近い求人)を見つけてもらうことです。
そのために、まずは譲れない条件、希望の条件を箇条書きでもいいので書き出してみて「なぜマレーシアで働きたいのか」を明確にしましょう。
- 日系企業
- 英語を使って働きたい
- 労働環境の良い会社に現地採用されたい
- 就労ビザ取得サポート付き
- 年収は700万円以上
- 社宅付き
エージェントもあなたの希望がわからないことには求人の紹介ができません。まずはどんな希望であっても正直に伝えることが大切になります。
転職にあたっては、なぜ仕事を替えたいのか、なぜ今の仕事を辞めるのかなども重要になってきます。
マレーシアを目指す人の多くが転職エージェントに登録しています。そして「本当に転職したいと考えている人」がサポートを受けて転職していきます。
ライバルたちの一歩先を行くためにも、ビジョンをしっかり持つことが大事です。転職サービスへの登録前に「マレーシアでどんなことがしたいのか」をあらためて考えてみましょう。
マレーシアの仕事と生活の基本情報
マレーシアで就職してみて「こんなはずじゃなかった」ということがないようにするためには、事前の情報収集が肝心です。実際にマレーシアでの仕事経験を持つ人の記事を読み、働き方や生活についてイメージしましょう。
それぞれの項目の下にある記事リンクが本編です。気になるものがあればクリックして読んでみてくださいね。
※内容は各記事の公開当時のものです。
マレーシアに移住する魅力とは
冒頭にも述べた通り、マレーシアは日本人に人気の移住先として上位に位置します。その理由は何なのでしょうか。
実際に移住者が感じた7つの魅力をご紹介します。
1. 近隣国へのアクセスがいい
東南アジアだけでなく、オーストラリアや中東などへも格安で行くことが可能です。
2. 日本食に困らない
日本食レストランや日本のスーパーを簡単に見つけることができます。
3. 生活が英語の勉強になる
特にクアラルンプール市内ではほとんどの人が英語を話し、英語の語学学校もあります。
4. 新しい文化に触れられる
人種も宗教も様々な人々が暮らす多民族国家なので、異文化に対して寛容です。
5. ビザが取りやすい
他国に比べてビザの取得が容易なため、就職にもチャレンジしやすくなっています。
6. 日本との時差が小さい
日本より1時間遅いだけ。家族や友人との連絡も取りやすいです。
7. 銀行の利子がいい
日本の銀行と比べると普通預金でも利子が高く、定期預金ならさらに高利子になります。
マレーシアに住む魅力はたくさんありますね。日本人にとっても暮らしやすい国なのかもしれません。
詳しくは以下の記事をお読みください。
日系企業現地採用社員の1ヶ月の生活費
マレーシアで生活するとなると、費用はどれぐらいかかるのか気になるところ。かつては物価の安いイメージがあったマレーシアですが、本当のところはどうなのでしょうか。
現地で採用された日系企業の社員の例を見てみましょう。
- 家賃:3,000MYR〈リンギット〉(約77,000円)
- 食費:2,000 MYR(約51,900円)
- 外食費:200 MYR(約5,180円)
- 交通費(ガソリン代):300 MYR(約7,700円)
- インターネット、携帯電話:100 MYR(約2,600円)
- 光熱費:150 MYR(約3,800円)
- 水道代:40 MYR(約1,000円)
合計:5,790 MYR(約149,180円)
これは、クアラルンプールに近い首都圏のコンドミニアム(マンション)での一人暮らしの例です。
マレーシアでは日用品や野菜、外食費が安く、インターネット・携帯電話、光熱費や水道代などライフラインの料金もそれほどかかりません。
輸入車を購入する場合は高くつきますが、普段の出費は総じて日本よりも抑えることができると言えそうです。
※日本円換算額は以下記事より抜粋。
マレーシアでの勤務時間と休暇事情
仕事を決める前に知っておきたいのが、現地での働き方。マレーシアの外資系部品メーカーに勤務する日本人従業員の例をご紹介します。
勤務時間
企業によって当然異なりますが、外資系部品メーカーの場合、8~18時の間で9~9.5時間拘束といった勤務が一般的です。
休暇・休日
この従業員の勤務先では、日本と同様に勤務年数に応じて有給休暇が与えられ、申請が却下されることはほぼありません。
それに加えて病欠休暇や、全国共通または州ごとの祝日があります。また、特別な事情があるときには緊急休暇が申請できるため、子供の送り迎えや学校行事などに合わせてある程度柔軟に働くことが可能です。
イスラム教の断食明けと旧正月(中国正月)が二大長期休暇期間となり、この期間は帰省して家族と過ごす人が多いとのこと。日本のように休みが取りにくくないため、ここに有休をプラスして連続休暇にする人もいるそうですよ。
外資系部品メーカー勤務者のタイムスケジュール
マレーシアで働く人は、どのような一日を過ごしているのでしょうか。外資系部品メーカーで日本マーケットを担当する社員の例を見てみましょう。
午前
7時半に起床し、車で出勤。9時に就業すると、まずはメールチェック、そして日本語から英語への翻訳などを行います。
昼
12時から1時間のランチタイムになり、同僚と一緒にお弁当を食べたり、外に食べに行ったりします。
午後
午後からは会議。普段は控えめなスタッフたちがこのときばかりは自己主張し合い、長引くこともあります。
会議が終わるとその内容を日本支社にフィードバックし、その後は電話での営業や視察に訪れる顧客のための手配などを行います。
夜
残業はあまりなく、定時の18時で退社するとあとは自由時間。夕食をとり、ジムで運動したりネットサーフィンをしたりと思うままに過ごし、午前1時に就寝します。
平日でも趣味を楽しむ余裕があるため、日本で働いていたときよりも生活の質が向上したそうですよ。
マレーシアの税金
生きていく上で必ず支払わなければならないのが税金。マレーシアの税金はどうなっているのでしょうか。
個人所得税
マレーシアで働き年間収入が5,000リンギット(約13万円)以上ある人に課せられます。税率は所得に応じて1~28%です。
道路税
Road Tax(ロードタックス)と呼ばれ、車の排気量や車種、登録地域などによって金額が異なります。
消費税
6%ですが、日常生活に必要な食料品や公共料金はゼロ税率、公共交通機関や教育、医療は課税対象外です。
物品税
アルコールやたばこ類、トランプや麻雀牌、自動車など特定のものに課せられます。
固定資産税
土地自体に課せられるクイット・レントと、建物に課せられるアセスメント・タックスがあります。
印紙税
特定の契約書などを交わす際に発生。例えば物件の賃貸契約をする場合にも徴収されます。
マレーシアでは年金所得が課税対象にならず、住民税や健康保険税がないなど日本の税金システムとは違う部分が多々あります。また、免税特区と租税回避地があるのも特徴的です。
マレーシアのビザの種類
就労ビザ以外にもたくさんあって分かりにくいマレーシアのビザ。どんなビザがあり、どんな場合に必要または申請可能となるのでしょうか。
学生ビザ
3ヶ月以上留学する場合。
配偶者ビザ
マレーシア国籍を持つマレーシア人と結婚した場合。
一時就労ビザ
出張など給与が日本で発生する場合。
MM2H(マレーシア・マイ・セカンドホーム)ビザ
経済力があり長期滞在したい場合。最長10年の滞在が可能。
雇用ビザ(就労ビザ)
現地で就労する場合。
マレーシア雇用ビザ保有者の家族の滞在ビザ
雇用ビザを持つ家族がいる場合。
プロフェッショナル・ビジット・ビザ(就労ビザ)
技術指導などのために1年未満滞在する場合。
短期訪問ビザ(観光ビザ)
観光で90日以上滞在する場合。
レジデンス・パス
すでに現地で就労している場合。優秀な人材を引き留めるためのビザで、最長10年の就労が可能。
永住権
合法的に5年間滞在し一定額以上の税金を納めている場合。
ビザの内容は予告なく変更になる場合があります。必ず最新情報を確認しましょう。
まとめ~夢への一歩を踏み出そう!
多くの人を魅了するマレーシア。実際に働いている人の感想を聞いてみると、仕事も生活もしやすそうな印象です。
マレーシアで働くまでには、ビザの取得や文化・習慣の違いなどハードルや苦労もたくさんありますが、先輩たちの声を参考にしっかり準備すればマレーシアで新しい人生を始めることができますよ。
今回おすすめした転職エージェント・転職サイトは以下の通りです。上手に利用し、マレーシアへの第一歩を踏み出しましょう!
【おすすめの転職サイト・エージェント】
- リクルートエージェント(未経験から幅広い求人を探す)
- JAC Recruitment(海外勤務・外資系を狙う年収600万円以上の方)
- LHH転職エージェント(外資系企業を狙う)
- ビズリーチ(職務経歴書まで入力してオファーを待つ)
- リクナビNEXT(あわせて登録しておく)
海外求人
あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)
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