カンボジアに初めて行く前は、とても治安が悪いというイメージがあり、お金もパスボートも肌身離さず守っていなければならないのだろうと思っていました。しかし、いざ行ってみるとそれほど警戒しなくても治安は悪くないように思います。
なぜならプノンペンの空港を出ても、タクシーやトゥクトゥクの運転手に囲まれて、乗れ乗れとしつこい誘いもなく、ギラギラと日本人観光客を見ているような視線も感じなかったので、思っていたほど治安は悪くないのかなというのが第一印象でした。
とはいえ、油断は禁物。日本人は常に狙われる対象なのです。
今回はカンボジアの治安と注意するべきことについてご紹介します。
大丈夫だろうという気持ちが危険
カンボジアに長期滞在していると、現地の人からの情報がたくさん入ってきます。現地での盗難は日常茶飯事です。被害に遭うのは日本人だけではなく、欧米人はもちろんカンボジア人も盗難に遭ったというのはよく聞きます。
写真を撮ってもらうために、その辺にいるカンボジア人に頼んではいけません。
特にプノンペン中心部で歩きスマホや道端での写真撮影をしていると、一瞬のうちにスマホやタブレットを持ち去られてしまいます。よっぽど信頼のある人と分かっている人でないとだめなのです。
バイクに乗っていてもカバンを引っ張られることも
ショルダーバックの斜め掛けも、肩紐を切られたり、そのまま引っ張って倒され持ち逃げされるという被害はよくあります。
バイクに乗っているときに、引っ張られるとバイクごと倒れ大怪我をした上に、盗難にもあうダブルパンチということもしばし起こります。
バイクやトゥクトゥクに乗ってい時にも注意すべきこと
バイクを運転するときはネットをかけたカゴに入れたり、シートの中に入れたりして見えないようにしましょう。カゴの中のバッグが見えているとカゴからひったくられることもあります。
トゥクトゥクに乗っているときも注意が必要です。かばんを道路側に置いたり、トゥクトゥクに座ってスマホをいじっていると後ろから来たバイクの人にすられることがあります。
スマホには特に注意すること
外国人というだけで目立って狙われやすいのですが、外でiPhoneやiPadを使っている人は特に注意が必要です。
写真を撮っていたら、脇から来たバイクに、機器を盗られたというのは、カンボジア人同士でもよくあることです。
盗まれるのはスマホやタブレットだけではない
最近は、ヘルメットの着用の取締りが厳しくなり罰金を払わなければいけないためか、ヘルメットの盗難も増えています。少しの時間だからとバイクのミラーのところにヘルメットを掛けて、その場を離れると、戻ったときにはもうなくなっているということがあります。
ヘルメットを持っていない人が、盗んでいくのかは分かりませんが、それでも比較的新しいものは盗まれやすいので、ヘルメットにも鍵をかけておくことをおすすめします。よくエアコンの室外機にも柵がしてあり、南京錠がかけられています。なんとエアコンの室外機まで盗まれるのです。
どんなときでも警戒しておくのが安全のため
ちょっと忘れ物を取りに入るだけだからと、家の前に荷物を置いたままのバイクをそのままにし、数分家の中に入っていた間に、もうバックからタブレットが盗まれていたり、斜め掛けかばんを後ろに回し、腰掛けて人と話している隙にかばんからタブレットが抜き取られていたりします。
かばんはちゃんとファスナーを閉めておくことと、ひざの上に置くなりして、しっかり持っていなければいけません。
隣人はいつでもあなたをチェックしています
バイクも用心していなければすぐに盗まれるアイテムのひとつです。
少し高いバイクに乗っていても、バイク泥棒に遭いやすいので、購入の際はできれば中古かあまり大型のものを選ばない方が良いでしょう。
少しでもバイクから離れるときでも鍵をかけましょう。鍵をかけていても盗まれるときは盗まれますし、家の中に入れておいても南京錠が切られて、侵入されバイクを盗まれるということはあります。
鍵を壊してまで持っていく人に対しては、防ぎようがないことですが、万全の対策をしておきましょう。
近所の人はよく見ているので、“あの人はあまり警戒していない ”という人として観察されてしまうと、留守のときやちょっとした隙に物を盗まれたりするので、普段から貴重品を置いたままにしないことや鍵をかけることを習慣にすることを心がけておきましょう。
カンボジアで自分の身を守るために大切なこと
夜遅く出歩かない
最近では、おしゃれなバーやレストランも増えて、帰る時間が遅くなりがちですが、夜遅く出歩くと引ったくりの被害に遭うことも多いです。
夜、家に帰るのなら、バイクやバイクタクシー、トゥクトゥクなどは利用せずに、タクシーで帰るのをおすすめします。
また、支払いが終わってからも、自分が家に入るまでは見ていてほしいと運転手さんにお願いをすることで、被害に遭う可能性はぐっと減ります。
どうしてもタクシーが捕まらないときのために、普段よく利用するバイクタクシーやトゥクトゥクの運転手に電話番号を聞いていて、いつでも呼べるようにするのもいいでしょう。
セキュリティーが万全なところに住む
家探しをするときに一番大切なのがセキュリティーです。
少し高級な家やアパートでは、入り口に警備員がいることが多いですが、そうでない場合は、
- 窓の外に鉄格子のような枠がついているか
- 鍵は壊れていないか(できれば玄関などには2つ以上鍵があったほうがいいです)
- 2階以上でも外から侵入してくることもあるので、足場になるものがないか
- 家の周りは夜も人通りがあるか
などをチェックするようにしてくださいね。
参考:プノンペンで理想の部屋を探そう!カンボジアでの部屋の探し(家賃・注意点)
盗られにくいところに物を保存する
家の中であれば、スーツケースの中やベッドの下など、泥棒から目につきにくいところに貴重品を隠すようにしましょう。机の上に置きっぱなしにしていると、窓から手が伸びてきて盗られたというような場合もあります。
外であれば、自転車のかごに物を入れたり、紐の切れやすそうなかばんに貴重品を入れたりするのもNGです。
バイクで後ろから来た2人組にかばんを盗られたというケースはとても多いです。また、人が多いところではカバンを前に持つなど、貴重品は手から離さないようにしましょう。
もし強盗・ひったくりに遭ったら
それでも出先などで強盗に遭ったら、絶対に抵抗はしないで、持っているお金を出してください。相手が銃を持っているなんてこともあります。
過去にも、強盗に抵抗をして、撃たれたという外国人もいるので、何よりも大切なのは命と考えて、お金を守ろうなどとは考えない方がいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今回はカンボジアの盗難についてご紹介しました。カンボジアのお正月(チョールチュナム)とお盆(プチュムバン)の前は盗難がさらに増えます。
みんな故郷に帰るためのお金を得るために盗難に走るのです。その時期はいつもより厳重な警戒態勢が必要です。
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