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フランスでの自炊!なにを買っていいかわからないあなたへのアドバイス

自炊

フランスに長期滞在する方は、ホームステイでない限り、自炊される方が多いのではないでしょうか。もしくは短期滞在の方も、キッチン付きのアパートで料理を楽しむ方もいるかもしれませんね。

でも新しい国に着いたばかりのときって、なにをどこで買って、どんな風に調理したらいいのかわからなかったりしませんか。

私自身、ろくに買い物の仕方も料理の仕方もわからず、同じ食材ばかり買っていた時期もありました。でも同じものばかり食べるのって飽きが来ますし、なによりその国のお得なものや美味しいものを知らないのってちょっともったいない気もしませんか?

ここでは、フランスで自炊をする方向けに私のおすすめフランス食材をご紹介します。

目次

フランスではどこで買い物するの?

買い物

まず、フランスで食材を購入するにはどんなお店にいけばよいのでしょうか。 簡単にひととおりご紹介します。

スーパー

いろんな商品を一度に購入するならスーパーが一番便利です。

野菜については、備え付けの量りに載せて値段シールを印刷するシステムのところが多いです。また、レジでは自分で商品をベルトコンベアに載せていきます。

マルシェ

新鮮な野菜や果物を買うならマルシェがおすすめです。お店によって価格が違ったり、ビオ(有機)だったりと特徴があるので、まずひと回りしてみましょう。

また、自分の畑で作ったものを売りにきている場合もあれば、ほかから仕入れた野菜を売っているところもあります。「どこから来た野菜ですか?」と聞いてみるとわかると思います。

自分でカゴに商品を入れる場合もあれば、直接お店の方に頼むシステムのところもあります。

「インゲン豆を300グラムください」とか「小さめの大根を1つください」、「そのカボチャを半分に切ってもらえますか」というように伝えます。

専門店

パン屋、肉屋、魚屋、チーズ屋までたくさんの種類の専門店がフランスにはあります。特定の種類のものを探している場合は、専門店で聞いてみるのがいいですね。

また、スーパーでもしょうゆや海苔は購入可能ですが、アジア食材専門店に行くとよりお得に買い物できたりします。

フランスならではのお得で美味しい食材がたくさん!なにを買う?

パン屋さん

例えば日本で料理するなら豆腐や厚揚げなどの大豆加工製品はとても安くて調理しやすいですが、土地によって新鮮で美味しいものは様変わりします。 節約するためにも現地の食材を知ることはとても大事なことはないでしょうか。

では、フランスではどんな食材がお得に買えて美味しいのでしょうか。私のおすすめの食材をご紹介します。

パン

フランスと言えばパン、と連想される方も多いのではないでしょうか。パン屋さんのパンは高いと思っていたのですが、バゲットは1ユーロ前後(私の家の近所では75セントです)で意外と安く買えます。

お店によって値段が変わるので、近所のパン屋を何件かめぐってリサーチされることをおすすめします。

乳製品

チーズ

フランスの特産品と言えば、チーズ、バターや生クリームなどの乳製品ではないでしょうか。

日本と比べるとだいぶ価格が安め(バターは250グラムで1.5~2ユーロ、生クリームは200ccのパックが3つで2~3ユーロ程度で買えます。)なので、バターを多く使うフランス料理にもどんどん挑戦したくなりますね。

特に、チーズは、かつての大統領がフランスを「365種類ものチーズを誇る国」と形容しましたが、なんと実際はその種類は1200にも上ると言われています。

フランス人がチーズを食べない日はないと言ってもいいくらい、チーズはフランス人にとって身近で大切なもののようです。

チーズにまだ慣れていないという方には定番のカマンベール(camembert)からはじめることをおすすめしますが、羊のミルクから作られたブリ(brie)もカマンベールと似たタイプの食感でクリーミーなものなので食べやすいと思います。

また、コンテ(comté)も軽く食べやすいタイプのチーズだと思います。

野菜

フランスは自給率100%超えの農業大国でもあります。ジャガイモ1キロが3ユーロだったりと、驚きの安さです。

また、種類も豊富で玉ねぎひとつ取っても、小さいサイズのエシャロット、紫玉ねぎや白玉ねぎなどざっと5種類は売り場に置いてあることも珍しくありません。いろいろな種類を試すのも楽しいですね。

ソース

トマトソースやバジルソース(ペスト)も安く手に入ります。これもパスタと和えたり、煮込み料理やグリルのソースに使ったりと簡単に調理できます。

ご参考までに、最近購入したトマトソースは、200ccのカップ3つがセットになったもので、価格は2.3ユーロでした。

ハーブ

トマトソースやグリル料理に少し加えるだけで、料理が香り豊かになります。味の幅がぐっと広がって料理が楽しくなりますよ。いろんな種類のハーブがスーパーでも売られているのでぜひいろいろ試してみましょう。

ラビオリ・ラビオル

私が大好きな食材のひとつがラビオリとラビオルです。だいたい250~300グラム入りのパックでスーパーで売られていて、価格は3ユーロ弱くらいです。

ラビオリは日本でもレストランでときどき見かけますよね。パスタ生地でお肉や野菜を包んだものです。さっと茹でてソースをかければ一品できあがりです。

ラビオルはラビオリと似ていますが、生パスタ生地でチーズを包んだもので、シート状になって売っています。ラザニアのようにラビオルシートと生クリームとチーズを何層かに重ねてオーブンで焼けばラビオルグラタンの完成です。

穀物類

パスタ、お米、クスクス料理に使うサムルなど主食系の食材も種類が豊富で楽しいです。いろんな種類のものをローテーションすれば飽きが来ませんね。

シャルキュトリ

塩漬けや燻製された食肉加工品を示すシャルキュトリ、これもフランスで美味しいもののひとつです。

生ハムも美味しいですし、カジュアルにお酒を飲むときにおつまみとして便利なのが、ソシソン(saucisson)というサラミのようなものです。

うすくスライスして、外側の皮を剥がして食べます。冷蔵庫に入れておけば、保存も長く利くのでこちらもおすすめです。値段が高いほうが味は濃いですが、安いものだと4ユーロくらいからで購入できます。

やっぱり豚肉がお手頃!

豚肉

日本と同様、豚肉が総じて安く、牛肉は高めです。肉の部位の名前は慣れるまでピンと来ないかもしれませんが、日本でも見るような調理しやすい肉の部位をご紹介します。

  • escalope de dinde:七面鳥肉の薄切りです。鶏のむね肉のように脂身が少なく、調理しやすいです。
  • pillons de poulet:鶏の手羽元です。これは日本でもなじみがありますね。
  • côtelette de porc:豚肩ロース(骨付き)です。ステーキにすると簡単ですし、美味しいです。
  • viande hachée:牛ひき肉です。ミートソースやファルシ(野菜の肉詰め)などこれも調理しやすいですね。
  • lardon ベーコンです。すでにカットされているものを買えば便利です。

冷凍食品も活用したい。安く買えて調理しやすい魚

魚介類に関しては、残念ながら日本と比べるとフランスでは価格は割高です。実際のところ、魚の調理は冷凍食品を使うのが一番安くて手っ取り早いくらいです。ここでは比較的安く、また調理しやすい魚を挙げておきます。

調理法としてはグリルやpapillotte(ホイル焼き)なんかが手軽に作りやすいのではないでしょうか。

  • maquereau サバ
  • morue タラ
  • sardine イワシ

まとめ

食材もお手頃価格で手に入るフランスでの自炊、楽しそうじゃありませんか?

ここでご紹介できていない食材もたくさんあるかと思いますが、少しでもお役に立てば幸いです。

ところで、フランスでは「健康のために1日に5種類の野菜か果物を食べましょう」と言われるのをよく耳にします。もともとは、フランス政府が2007年に予防医学を目的としたキャンペーンを行った際のスローガンだったそうです。

野菜と果物を合わせて1日5種類ならできそうな気がしませんか。ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

食べるのと飲むのが大好きな関西人。学生時代に1年留学していた南仏に、縁あって2016年12月より再び在住しています。
フランスで強く(!)楽しく生きるためのヒントになる情報を発信できればと思っています。

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