フランスのパリを安全に旅行するには?治安に関する5つのポイント

パリ フランス生活・移住

世界中から観光客が集まるフランスのパリですが、旅行される方にとって治安に関する情報はとても気になりますよね。トラブルなく旅行を満喫するためにも、現地の治安情報を知って適切な警戒をしておきましょう。

今回はフランス・パリの治安に関する5つのポイントをご紹介します。

パリの治安は日本より悪い

フランス、パリの治安は一般的に日本より悪いと思っておきましょう。特に旅行者にとって一番気を付けたいのはスリ、ひったくりや恐喝など。観光中どこでも起こり得る小さな犯罪に巻き込まれることのないよう注意をすることです。

携帯電話を手に持たないこと

たとえば携帯電話を手に持ったまま歩いたり、お財布をポケットに入れて歩いたりといったような危険な行為は現地の人は絶対にしません。

日本にいる時と同じ感覚で過ごしているとスリの絶好の標的となってしまいますので、自分でも気づかないうちに危険な行動をとっていないか注意をすることが必要です。

フレンドリーな外国人に注意

街中でも気軽に話しかけてくる人には要注意です。親切な人を装って近づき話しかけ、気を取られているうちに別の共犯が持ち物を盗むといった手口もよく知られています。

観光をしているとどうしてもゆっくりと歩いたり、景色を見ているうちに気が散ったりしがちになりますが、街中のどこでも起きるこういった小さな犯罪には十分な警戒が必要です。

パリのメトロで注意すること

メトロ

メトロ構内は多くの人が行き交うため、ひったくりや強盗などの犯罪の多いところです。

死角の多い場所に注意

メトロにアクセスする地下道は比較的細く曲がりくねった通り道が多いです。そういった死角の多い通路では突然ひったくりが現れたり、強盗に遭ったりといったトラブルが多く起こっています。

人気のないところに注意

メトロ構内でも人通りがない通路があったりするため、そういった人気のないところはなるべく足早に去るようにしましょう。また移動はなるべく複数人で行うなど、トラブルを避けるようにしましょう。

メトロ車内は最も注意すること

メトロ車内はもっともスリが頻発する場所で、特に混んでいる通勤時間帯などは車内が人で溢れるため、人と人との距離が近くなりがちです。

そんな混雑を狙ってスリや盗みを働く集団がメトロに乗り込んでいることがよくありますので、異様に体を近づけてくる人には要注意です。

カバンは前に持つ

カバンは必ずしっかりと閉め、リュックサックなどは背中にかけずに体の前側に持ち、常に目が届くようにしておきましょう。お財布や携帯電話、デジカメなど高価なものをポケットに入れたりぶら下げたりしておくのはもちろん厳禁です。

カバンも薄い布製のものだとナイフで切りつけられて持ち物を持ち去られるといったこともありますので、しっかりとした生地のものだとより安心です。

スリのグループは、いかにも怪しい移民風のグループから子供の集団までさまざまです。

若い女の子グループに注意

特に観光客が気づきにくいのが、盗みを働く若い女の子のグループです。彼女たちは「ロマ」と呼ばれるジプシーのグループで、地元の人にはすぐわかるのですが、一見小奇麗な装いをしているため、観光客にはまさか盗みを働くとは想像できません。

彼女たちは混雑したメトロに集団で乗り込んで、乗客のカバンにそっと近づき気づかれぬうちに物を盗むという、プロともいえる手口で盗みを働きます。

メトロを降りて気づいたら財布がなくなっていた、などといった被害に遭わないように、身の回りの持ち物には十分注意をしてください。

パリの中でも注意すべきは北のエリア

ガル・デ・ノルド「北駅」

観光客の集まるパリ中心街はスリなどの頻発地域で、ショッピングセンター、メトロ、観光スポットなどでももちろん十分注意が必要です。

しかしパリの中でも特にパリ郊外は犯罪の発生率が高いことが知られています。特に9、10、18、19、20区など北側のエリアに足を運ぶ際は特段の警戒をもって行かれることをおすすめします。

Gare du Nord(ガル・デュ・ノル「北駅」)やGare de l’Est(ガル・ドゥ・レスト「東駅」)、Les Halles(レアル)駅などの周辺はとくにトラブルの多い場所で、ドラッグを売るグループや観光客狙いの犯罪グループなどが多く集まっていることで知られています。

必要がない場合は近づかないこと

こういったエリアは必要がない限り夜間に歩き回るのは避け、特に一人で出歩くのは避けましょう。

パリの北エリアは地価が安く手頃なホテルが多いことから、治安の悪さを知らずにこのエリアを宿泊地として選んでしまう旅行者の方も多いです。

ホテルに問題があるとは言いませんが、このエリアに滞在するときはなるべく遅い時間には帰らないようにするなど、十分な警戒をしてください。 

女性のパリ一人旅で注意したいこと

パリ

治安の面からもパリの女性の一人旅はあまりおすすめできませんが、実際には日本人女性一人でパリを旅行されるという方は結構います。女性一人旅の場合どのようなことに気を付けたらよいでしょうか。

夜間はタクシーを利用

まずは移動時の注意ですが、特に夜間の移動はタクシーをためらわずに使いましょう。

パリのタクシーは東京のタクシーより少し高いですが、よく知らない夜道を歩いてトラブルに遭うよりは、出発地から目的地まで直接移動することのできるタクシーは安全面では一番の手段です。

街を歩く時は常に周りに変な人が近づいてこないか注意する、何か問題が起きたら大きな声で叫ぶなど警戒心を持ってください。

地味な格好がいい

服装の面でスカートがタブーということはありませんが、あまりにも短いスカートやハイヒールを履いて歩いていると不必要な興味を引いてしまうこともありますので、こういった服装は避けたほうが無難です。

特に履き慣れないヒールなどはトラブルの時に走って逃げることもできませんので、避けましょう。

もしもの時頼りになるのはホテルやお店です。危ない目に遭いそうになったら助けを求めて近くのお店に入ってください。

パリでは日本のように駐在所があることは珍しく、道を歩く警察官を見ることもあまりありません。一方大きなホテルや大きなショッピングモールには必ず警備員がおり、もしもの時に助けてくれることが多いです。

テロに関する情報

最近ではパリに旅行される方のほとんどが心配しているのがテロリストによる事件です。昨今のこういった事件の増加から、パリでは観光客自体が減っています。

それでもパリを観光するという旅行者の方へのいくつかのアドバイスとしては、まずは大使館の情報を確認すること。大使館はテロに関する情報をまとめていますので、大使館の出す危険情報は出発前に確認しておきましょう。

イベント時を避ける

テロの標的となりやすいのは大きなイベントやお祝い事があるときです。

例えばフランスでは7月14日が革命記念日で、フランスでは最も大きな祝日です。一方でイスラム教の祝日の際にも事件を起こすようテログループは扇動していますので、夏のラマダンなどイスラムの祝日にも注意が必要です。

こういった祝日のイベントや外出はできるだけ避けたほうがよいでしょう。

また多くの人が集まるスポーツ会場、コンサート会場、マーケットなどでも過去に事件が起きています。

最近ではこういったイベント会場でのセキュリティがかなり手厚くなっていますが、そういった場所へ行くことを予定している人は、会場のセキュリティがきちんとしているか確認し、心配な場合はあまり長居せず見たいものだけを見て会場を去るのが無難です。

最後に

以上、パリを旅行する際に知っておきたい治安情報についていくつかまとめてみました。これらを参考に、より安全に旅行を楽しんでいただきたいと思います。

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