留学準備で一番最初に進めなければならないこと、それは滞在許可証を取得することです。留学を目的とした場合、学生VISAを申請しなければなりません。
学生VISAは交換留学、大学院留学、語学留学など留学の種類によって申請方法が少し異なります。
そこで今回はフランスへの語学留学をする場合の学生VISAの申請及び取得方法についてご紹介します。
在日フランス大使館で申請方法を確認しよう
フランスに3ヶ月以上留学する場合は学生VISAを申請する必要があります。VISA申請方法や必要な書類については在日フランス大使館のHPに記載されています。
まずは大使館のHPをチェックして必要な情報を入手しましょう。2017年2月現在、申請に必要な書類は下記のように記載されています。
申請に必要な書類
- 長期VISA申請書1部(大使館HPよりダウンロードして必要事項を記入)
- 証明写真(35×45㎜)
- パスポート
- 申請料金50ユーロ相当の日本円(支払いは現金のみ)
- 留学する学校の登録証明書もしくは仮登録書
- 経済証明書(私費留学の場合は残高証明書の日本語版・英語版それぞれを用意すると安心です。)→HPには月額最低615€の資金証明が必要とあります。ですので12ヶ月留学するのであれば7,380€相当の日本円の用意があることを証明する必要があるということです。
- 移民局(OFII)提出用フォーム
- 申請後パスポートの郵送を希望する場合、レターパック510もしくは600円分の切手を貼った封筒
在日フランス大使館HP:http://www.ambafrance-jp.org/article3731
CAMPUS FRANCEに登録しよう
フランスに留学する際、フランス政府留学局であるCAMPUS FRANCEに登録する必要があります。
フランス大使館に提出する申請書にもCAMPUS FRANCEのアカウント番号を記入する欄があるので、申請書類の準備と並行してアカウント登録を進めてください。
登録はインターネットでできますが、下記の書類(フランス語または英語)を用意し、データで提出しなければなりません。
必要書類
- 証明写真
- パスポート
- 学歴証明書(在学証明書や卒業証明書)
- 語学学校の仮登録書もしくは受入許可書
- 登録料金¥20,000の振込
CAMPUS FRANCE:http://www.japon.campusfrance.org/ja
CAMPUS FRANCE 登録の流れについて:http://fichiers.institutfrancais.jp/campusfrance/Acceptes2017.pdf
在日フランス大使館とCAMPUS FRANCEに申請手続に行こう
CAMPUS FRANCEの登録、大使館への提出書類の準備ができたら東京にある在日フランス大使館とCAMPUS FRANCEに予約を取って面接と申請手続きに行かなければなりません。
実は両方の機関は同じ敷地内にあります。遠方から東京へ行かなければならない場合は、同じ日に予約することをおすすめします。
必ず本人が行くこと
注意点として、必ず申請をする本人が行かなければなりません。代理人が行っても面接も申請もできません。
またCAMPUS FRANCEの面接を受けてから、大使館でVISA申請をするという決まりがあります。そのように予約の時間を調整する必要があります。どちらの予約もそれぞれのHPからできます。
CAMPUS FRANCEの面接では語学留学の場合、日本語で提出した書類(パスポート、留学先の学校登録書等)の確認をします。
大使館では申請に必要な書類の確認をし、提出したらパスポートを預け、申請が通ると後日VISAシールが貼られた状態で受け取ることになります。通常、審査にかかる期間は1週間程度です。
受取りは郵送も可能
パスポートの受取りは大使館まで行く必要はありません。後日郵送で送ってもらうことができます。郵送を希望する場合は、レターパック510もしくは600円分の切手を貼った封筒も一緒に提出しましょう。
フランス入国後、移民局(OFII)へ登録手続きに行こう
フランス入国後3ヶ月以内に、移民局(OFII)へ登録手続きに行かなければなりません。まずはフランス到着後、在日フランス大使館で申請する時に作成した移民局提出用フォームを移民局に郵送してください。
移民局はフランス国内の地域ごとに管轄があります。留学先の管轄局に送りましょう。どこに郵送すれば良いかは大使館のHPに記載されています。
しばらくすると移民局から呼び出し状が送られてきます。用紙には移民局へ手続きに行く日と時間が記載されていますので、決められた日時にパスポートを持って行きましょう。移民局では以下の手続きを行います。
手続き内容
- 戸籍(フランス語訳されたもの)の提出
- フランスでの住居証明書の提出
- 申請料金58€の支払い
- 健康診断
これらの手続きが完了するとパスポートに滞在許可証が貼られ、フランスへの滞在が正式に認められたことになるのです。
呼び出し状が届き、移民局で手続きを完了するのに要する期間は1〜3ヶ月です。しかし人によっては申請用紙郵送後、6ヶ月後に呼び出し状が届いたりと手続きが完了するのにかなりの時間を要する場合があります。
そういう場合はとにかく気長に待つしかないのがフランスです。
まとめ
留学のためのVISA及び滞在許可書の申請は色々と用意しなければならない書類や手続きが複雑です。しかしきちんと進めなければ長期で滞在する許可をもらえないので、一つ一つ必要なものは丁寧に確認し揃えましょう。
また申請方法や必要書類についてはフランスの国が定めているものですので、急に変わる可能性もあります。
最新情報を入手し、対応して動けるように留学準備を進める際にはフランス大使館のHPを常にチェックすることをおすすめします。
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