スペインで人気のファッションブランドまとめ

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スペインには安くてかわいいファッションブランドがたくさんあります。

日本でも人気があるZARA、Bershka、MANGOはもちろん、日本にまだ上陸していないブランドにも要注目。スペインで人気のファションブランドをチェックして、スペイン人流の着こなし、おしゃれの楽しみ方を参考にしてみましょう。

スペイン人のファッション観

ファッション

スペイン人は普段はシンプルな格好をしている人が多いです。夏であれば、Tシャツにデニムパンツやショートパンツ。秋冬はチェックのシャツや無地のニットにパンツ、というような感じです。

女子でも1年を通してパンツスタイルが人気ですおしゃれをするのはお友達の家に食事に呼ばれたり、夜に友達とディスコテカ(ナイトクラブ)に行ったり、劇場でのコンサートに行ったりする場合です。そういう時はここぞとばかりに着飾って出かけます。

女性であればディスコテカに行くときにちょっとセクシーでタイトな服を着たり、コンサートに行くときはかしこまったワンピースを着たりしてヒールを履き、男性であればジャケットに革靴を履いたりします。

普段とお出かけで服装に差をつける

なんでもない日にヒールのあるパンプスを履いていたり、ちょっと凝った服を着ていたりすると、「今日どこかに出かけるの?」と聞かれることもあります。

そのくらいこちらの人は、普段の格好とお出かけする時の格好に差をつけているんですね。

逆に、みんながきちんとした格好をしているときにTシャツとデニムで行ったりすると浮いてしまうので気を付けましょう。

スペインで人気のスタイル

女の子のファッション

スペインではシンプルで大人っぽいファッションが人気です。

女性はゆるっとした服よりはタイトな服を好む傾向にあります。ガーリーな服、フェミニンな服はあまり人気がないので、品数もあまりありません。

男性から見ても、子供っぽく見える服は女性らしさが見えないようで、ウケが悪いです。

また、森ガールやエスニック系のファッションの人はほとんどいないので、そういった類のお店を見つけるのは至難の技です。姫系、ゴスロリ系に至っては、コスプレファッションが売られているお店に行かないと見つからないかもしれません。

スペインで展開する主なファッションブランド

ZARA(サラ)

ZARA(サラ)

スペインブランドとしてみなさんが最初に思いつくのはZARAではないでしょうか。

日本にも店舗がたくさんあり、人気のあるブランドです。スペインでもZARAは、10代の若者からミドルまで幅広い世代に人気です。日常的に使える服からビジネスユースまでバリエーションが豊富で、カジュアル、エレガント、スポーティなどのあらゆるスタイルに対応しています。

日本で買うよりも安いですが、スペインの感覚だとプチプラとまではいえない価格帯で、例えばシャツが20ユーロ弱です。

子供向けのZARA KIDSもあります。

Bershka(ベルシュカ)

Bershka(ベルシュカ)

こちらも日本でおなじみのBershka。若者向けのラインナップが主です。

少しセクシーだったり、タイトだったりする服が多いので、夜にディスコテカ(ナイトクラブ)に行くときの服を買いに来る女子が多くいます。ブラック、カーキ、ワインレッドなど少しロックな色調の服も展開しています。

痩せている子が多いからか、Bershkaで売られているスキニーパンツ類はとっても細身です。極細スキニーにTシャツやニットをシンプルに着こなすと、こなれ感が出ますね。

価格帯はシャツが10〜15ユーロくらいです。

stradivarius(ストラディバリウス)

stradivarius(ストラディバリウス)

日本ではまだ店舗が少ないstradivariusですが、スペインではたくさんの店舗があるブランドです。店内はフレグランスの香りでいっぱいで、その香りは通りまで届くほど。

stradivariusの香りがすると思わず店内に入ってしまいたくなります。花柄、水玉のようなガーリー女子が好きそうなフェミニンなラインも取り揃えており、ピンク、ブルー、ホワイトなどのカラフルでかわいらしいカラーの商品が目立ちます。

若者向けのブランドで、カジュアルでかわいい着こなしに向いています。価格帯はBershkaと同様です。

PULL&BEAR(プルアンドベア)

PULL&BEAR(プルアンドベア)

stradivariusと並んで若者に大人気なのが、日本未展開のPULL&BEARです。日本では今か今かと上陸が待たれていますよね。

Bershkaやstradivariusと比較するとより普段着にできるラインナップが豊富で、スポーティな印象です。男子向けの商品も豊富にあります。

Bershkaやstradivariusに比べると、ゆるっとしたシルエットの服も揃えており、若者向けカジュアル服の定番ブランドといってよいでしょう。価格帯はBershka、stradivariusと同様です。

Lefties(レフティーズ)

Lefties(レフティーズ)

ZARAのプチプラ姉妹ブランドといわれているのがLeftiesです。

日本のGU(ジーユー)のように、シンプルな定番商品をプチプライスで提供しているのが特徴で、品揃えも豊富です。男子向け商品の取り扱いもあります。

Bershka、stradivarius、PULL&BEARも十分プチプライスではありますが、Leftiesはさらに低い価格帯で商品を提供しており、例えばTシャツは3ユーロ程度です。

MANGO(マンゴ)

MANGO(マンゴ)

働く女性へ訴求したトレンドファッションを提供しているのがMANGOです。洗練されたデザインで、流行に敏感なきれカジ系女子たちの心を掴んでいます。

アクセサリーやバッグを含めて、少し個性的でエレガントなアイテムが多いので、おしゃれな着こなしに見えること間違いなしです。価格帯はZARAと同等で、Bershkaやstradivarius、PULL&BEARと比較すると少し高めの設定です。

Massimo Dutti(マッシモドゥッティ)

Massimo Dutti(マッシモドゥッティ)

Massimo Duttiは男女向けにシックなスタイルを提案しています。

ZARAのお姉さんブランドといわれており、落ち着いたデザインが多いので、30歳以上の大人向けブランドといえるでしょう。

価格帯はZARAやMANGOよりも高いです。子供向け商品も落ち着いたデザインとなっています。

UTERQUE(ウテルケ)

UTERQUE(ウテルケ)

大人の女性向けに展開しているラインで、Massimo Duttiがクラシカルなスタイルだとしたら、少し個性的なスタイルを提案しているのがUTERQUEです。

レザーのバッグや財布、凝ったデザインのアクセサリーが人気です。価格帯はMassimo Duttiよりさらに高く、店内は静かな雰囲気です。

Shana(シャナ)

Shanaはバルセロナ発のプチプラブランドで、普段使いにぴったりな商品が揃うお店です。

重ね着に使えそうなシャツやスウェットを、ナチュラルで飽きのこないデザインで提供しています。価格帯はBershkaなどと同等、またはそれより少し安いくらいです。

SPRING FIELD(スプリングフィールド)

SPRING FIELD(スプリングフィールド)

都会に住む20代〜30代の男女をターゲットとした、カジュアルなブランドです。エスニックやノルディックなデザインを取り入れているものもあり、同価格帯のBershka、stradivarius、PULL&BEARとは違った趣向となっています。

同じ商品を2個同時に買うと割引になる、というユニークな販売をしていることがあります。

PRIMARK(プリマルク)

PRIMARK(プリマルク)

イラン発のPRIMARKはスペインで展開するプチプラブランドの最高峰。

郊外にある大型店舗のケースも多く、メンズ、ウィメンズ、キッズ、ベビーと揃うので家族みんなに大人気。驚くのは店舗の広さと種類の多さ。マドリードのグランビア通りにあるPRIMARKは4階(日本でいう5階)まであり、渋谷にあるFOREVER 21をしのぐ大きさです。

とにかく洋服がたくさんあるので、洋服好きな人は1時間では買い物が終わらないでしょう。

PRIMARK(プリマルク)

カラーバリエーションやサイズ展開も豊富なPRIMARKは、おしゃれさんたちの力強い味方です。

普段の洋服のみならず、部屋着、水着、下着、雑貨、化粧品などあらゆる種類の商品を取り扱っています。

Desigual(デシグアル)

Desigual(デシグアル)

日本のデパートで見かけることもあるDesigualはあまり低価格なイメージがありませんが、スペインでも同様に「少し高い」という印象を持たれています。

個性的でカラフルな柄はスペインらしいですが、若い人で着ている人はあまり見かけません。学生から見ると手が届きにくい価格設定になっています。

バッグやストールなどの小物をワンポイントとして取り入れている人もいます。

OYSHO(オイショ)

OYSHO(オイショ)

ZARAが属する会社が展開している下着、ナイトウェアのブランドです。

スポーツ用の服も取り扱っています。読み方の「オイショ」は、日本語の感覚で発音するとちょっと面白いですよね。デザイン性があり着心地のいいOYSHOの部屋着は女子たちに人気です。

women’secret(ウーマンセクレト)

women’secret(ウーマンセクレト)

こちらも下着、ナイトウェアを取り扱うブランドで、OYSHOよりも若者向けのラインナップが多いです。

カラフルなデザインは若い女子たちから支持を受けています。スリッパや水着もかわいいものが多いので注目です。

セレクトショップ風のお店が並ぶエリア

上記で紹介したブランドはスペイン全土に展開しているチェーン店ですが、マドリードやバルセロナにはセレクトショップのような店舗が並ぶエリアもあります。

フエンカラル通り(calle Fuencarral)

セレクトショップ

例えば、マドリードの中心地にあるグランビア通り(calle Gran Via)にほど近いフエンカラル通り(calle Fuencarral)には、おしゃれな洋服のショップやスポーツショップ、雑貨屋などが立ち並んでいます。

チェーン展開しているブランドと比較するとプチプライスではありませんが、いろいろなテイストのショップがあって目移りしてしまいます。

セレクトショップ

ゴシック地区

バルセロナでは、ラ・バルセローネタという港の近くのゴシック地区におしゃれなショップが複数あります。閑静なエリアで、おしゃれな子供服やメンズ服も見つかります。

世界的に有名なインディテックスグループ

服

スペインファッションは、インディテックスグループを抜いては語れません

上記の主なファッションブランドのうちZARA、Bershka、stradivarius、PULL&BEAR、Lefties、Massimo Dutii、UTERQUE、OYSHOは全てインディテックスグループのブランドです。

同じグループでテイストとターゲットの異なるブランドをいくつも展開しているということですね。

創業者のアマンシオ・オルテガは一代で今のインディテックスグループを築き上げ、その経営手腕は世界的にも注目されていました。世界長者番付で一時、ビル・ゲイツを抜いて1位になったこともある大富豪です。

スペインのセール時期

バーゲンセール

スペインの大きなセール(Rebajas)は年に2回あります。7月1日にはじまるセールと、年明け(1月7日以降が多いです)にはじまるセールです。どちらのセールも1ヶ月程続きます。

通常日曜と祝日はスペインのお店はお休みですが、セールがはじまった最初の日曜日はどのお店も開いていて人でごった返してます。各ブランド30〜70%OFFの価格になるのでとってもお買い得!

ブラックフライデーのセール

最近では、11月の最終金曜日にBLACK FRIDAYのセールも目立つようになりました。

セールを開始して数日はお店の中が大混雑!服があっちこっちに散乱し、レジや試着室はとても並びます。特にプチプラファッションブランドは大勢の若者が買いに来るので、店内はカオス状態になります。

せっかくだからセール時期に安く購入したいと思いますが、ものすごい混雑なので心して臨んでください。事前にお目当の商品を試着しておいて、当日はレジに並んで購入するだけ、という手もありますね。

まとめ

スペインで人気のあるファッションブランドはなかなか個性豊かです。

プチプラでもデザイン性のある服を見つけることができます。トレンドや人気は日本と異なる部分がありますが、おしゃれしたいという気持ちは世界共通。

珍しいデザインや、個性的なカラーコーディネートのスペイン流ファッションを取り入れて、現地の人と一緒におしゃれを楽しみましょう。

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